『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出して-65


大学の近くのファストフードは、どうしたって大学生が多い。
バーガーセットを頼んで座ったのは偶然四年生らしきグループの隣。なんで分かったかって言うと、
「なあ、サマーインターン申し込んだ? 」
「まだ。広報漁ってる最中」
「俺なんか姉貴にハッパかけられてんだぜ? 『あんたの話し方じゃ面接で落ちるわよ』
なんて言われてさー」
「俺、先輩に『お祈りされてもクサルなよ』って、励まされた・・・」
て会話が聞こえてきたから。

「何だろ、『お祈り』って」
「わかんない」
俺と和泉の声は、自然小さくなる。
「待てよ、調べてみる」
すぐタブレットを取り出した内海も声が小さくなってる。
「・・・あった。 うわ、俺も挫けるな、これ」
「なになに? 」
覗き込む涼二に、タブレットをテーブルに置く内海。俺たちも画面を見た。


就活における『お祈り』とは。
採用面接を受けた会社から就活生に送られる不採用通知。その文末に、
‘貴殿の今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます’
などと書かれていることからこう呼ばれている。

「・・。俺、一通もらっただけでも心が折れそう」
眉の下がった涼二の呟きに、黙って頷く。他にも色々書いてあったけど、俺も読んでて胸が痛くなる。
「涼二も智も。
今からそんな顔するんじゃない。時代は変わるんだ、俺たちの時は違ってる、はずだ」
「内海。。
おまえ、ポジティブだなー」
「うん、俺ちょっと感動した」
「わかったよ。ここ、奢ってやるから。・・・俺だってやる時はやるんだって」
珍しく赤くなりながら言ってくれたけど、もう代金払ってあるよ、内海。




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その192

サボテン
日本には無い植物群です。
何せ彼らは日本のような高温多湿・・とは縁のない、乾燥地帯で生まれ育っているから。
南北アメリカ大陸の乾燥地帯やその周辺、ガラパゴス諸島・西インド諸島に自生してる、葉っぱが無く、茎が丸かったり棒状だったりする彼ら。
ウエスタン映画などで見かける背の高い(?)サボテンもいますね。

世界最大のサボテンはサワロサボテンと言って、大きいものだと20m(ビル7階くらい(!)にもなるそうです。きつつきが穴を開けて巣を作ることも出来ちゃうんだとか。
日本で見ることの出来る最大のサボテンは、金鯱という円形のサボテンだと伊豆のシャボテン公園に直径80cmもある150年ものがあるそうです。いつか行って見てみたいなあ。

多肉植物との違いは。。 サボテンは刺の根本が刺座と呼ばれる綿毛で覆われていますが、多肉のそれにはありません。ということです。


最近流行っている多肉植物。
多肉植物・・とは"葉や茎や根の中に水分を蓄えた植物"という風に定義されています。 サボテンもまさにここに入るわけ。
サボテンだけでも種類が5000~7000種類ほどもある為、 サボテンとそれ以外の多肉植物とで分けて考えることも多いよう。
でも、多肉植物って、種類にして、 3万種類以上あるのだそうで、そのなかの7000種類くらいは、やはり分けないと色々ややこしくなったりするんでしょうね。(個人的感想


ではなぜ今夜はサボテンなのか? の理由は、コレです。


ブログ村の、ランキングの間にコマーシャルが挟まっていますよね? その小さな一コマの中に、上のイラストみたいなサボテンがあったんです。
再書見た時は 「ナニコレ? 」 でした。ハロウインが近いせいもあって、それ用のお菓子に見えたんです。
興味を惹かれてポチッとしてみれば、器に入った(盛られた?)小っちゃいサボテン!ホント、可愛らしかったです!
*お店の名前は、フルール・バザール となっていました。
今はうさぎの耳みたいな(モニラリア、という名前でした)多肉植物が出てましたよ。 あれも可愛いかった!





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『プリズム』

『プリズム』32*指輪ー49

ここは、成木くんの家じゃない。我慢も遠慮もしなくていい。それに、

「ひろさんも、顔が・・、エロいよ」
「・・(う)る・さいっ」
「わっ」
ボスッという音とともに仰向けに転がされる。ソファから頭が半分飛び出してふわふわするけど、目の前にひろさんの顔があって、昨夜の続きみたいで思わず腕を回して引き寄せても一度、本気のキスをした。
俺の口の中に、ひろさんの舌が侵入してくる。絡ませようとしたのに、逃げるように頬の内側やあごの裏側を強く押し撫でてまわり捕まえさせてくれない。そして、その動きは、
「ん・・っ、ふ。ぅんん、っ」
知らない感覚で、声が漏れる。
「・・ぁ、っろさ」
「な・んでも、喋るく・・ちはっ、塞いで、おかないと」
息継ぎにできた隙間で、ひろさんが意地悪を言う。
でも、体重で俺を動かないように押さえつけてる足の間のモノは、硬くなってひろさんの気持ちを伝えていた。

俺のこと、欲しがってくれてる。

それが分かって、俺の雄もグッと角度をつける。




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『プリズム』

『プリズム』32*指輪ー48


それでも悔しそうなひろさん、今度は綺麗に撮れるように練習してみよう、なんて呟いてる。
「そしたらさ、またどこかの花火大会、見に行く? 浴衣着て」
「それもいいな」
やった! 今度はしっかりひろさんの浴衣姿が見られる。
昨夜、襟の合わせ目から見えた首筋とか、袖口から見えた手首の肌の白さは、今思い出してもドキッとする。

今なら。

「ひろさん」
「うん? 昼飯か? 」
「飯もいいけど、その前に欲しい」
え? と怪訝そうな声でスマホから俺に視線を移し・・、
「たか・・、んンッ」
手を回し、頭ごとこっちに向けてキスして。喋りかけで開いてる口に舌を入れる。逃げるひろさんのを追いかけ絡ませたら、あっという間にエッチモードに突入した。
「・・っは、ひろさん・・っ、欲しい、から」
「ま、だ昼間・・、んぁ、っつ」
「無理。。どんだ、け、触ってな・・」
スマホを持った手で俺を押すようにして抵抗するけど、強い力じゃない。






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『プリズム』

『プリズム』32*指輪ー47

「ほら、着いたから」
鍵を開け、俺を押し込む。
「ただーいまー。お帰り~」
大きめの声で言いながら、なんとかぶつからずたどり着いたソファにダイブする。
「おまえ、酔っぱらってるのか? 」
途中から変だと思っていたんだ、と呆れるひろさんに、
「(お酒は)飲んでないよ。た、っだ、梅はもらったけどー」
「梅? ・・・梅酒の梅か? 」
「当りー。おいしかったんだ」
「ほう。いくつ、食べた」
「・・っと、五個か六個か、八個? 」
「そんなに食べたら飲んだのと一緒じゃないか! 」
怒るひろさんを見上げながら、そうなのか、じゃあ、市橋さんも食べてたけど、酔っぱらったのかな? 
ひろさんの怒った顔も、好きだなー。 なんて呑気にしてたら、
「・・風邪をひいたんじゃないなら、いい」
ぼそっと言って背中を向ける。

あ。
心配してくれたんだ。

「ひろさん」
「水、持ってくる」

水を飲んで少しスッキリした俺は、ひろさんがスマホで撮った画像を一緒に見る。
冷凍マンゴーをチンして、シャーベットみたいになったのを齧りながら、
「花火、すごかったね」
「ああ。だけどなかなか上手く撮れないもんだな」
「初めてだもん、しょうがないよ」




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