『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出して-58

日曜、約束の日時にドアの前に立ってドキドキする。だって・・、そこは和叔父さんの部屋。
よく考えたら初めてなんだよな、ここに来たの。和叔父さんが俺の部屋に泊ってったことはあるけど、俺が来る用事は無いもんな。
(なんかお土産持ってくれば良かった? )
チャイムを押してから思ったけど、
「智? 開いてるよ」
「はーい」
ドアホンから聞こえる声に促されて、中へ。

「・・・すっご」
メールで読んでたけど、実際に見るのとはやっぱり違う。
「和叔父さんの本好きは知ってたけど」
「だから少し整理したんだって」
整理、って言っても、床の上の段ボール箱のほかに壁の本棚にはまだ本が一杯!
「和叔父さん、床が抜けない? 」
「たまたま用事で来た大家さんにも、言われたよ。それもあって不要になった本を分けたんだ」
よいしょ、と箱を持ち上げ玄関に持っていく。
「これ、どうするの? 」
「売ってしまうのと知り合いに引き取ってもらうのを分けた。これは売るもの。業者が来る前に玄関に出しておきたいから、手伝って」
「りょーかい」

玄関に積んだのは段ボール箱・・八箱! しかも、重い。

「ありがとう。智が来てくれて本当に助かった」
「そんなことないよ」
俺、二箱しか運べなかった。
ヨロヨロしてる俺に比べ、和叔父さんはすたすた運んでく。

「一人で運ぶのは大変だし、もったいない、って思ったりするから。智がいると段ボールを開ける気になれないから、ね」
ポン、と俺の頭を軽くたたきながらちょっぴり恥ずかしそうな和叔父さんは、なんか可愛い。



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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その184

「こんなトマトの食べ方もあるのよ~」
と教わって来たのが、 トマトの酢蜜漬け。

準備するもの
① ミニトマト 適量。  器と食べたい量によるので本当に適当です。
② お酢と蜂蜜 こちらも適量。 お酢・蜂蜜ともに、どんな種類でもOK・・らしいですが、ラッキョウ酢・すし酢など、調味料てきなお    酢の方がいいらしいです(私はまだ試してません・・)

作り方
トマトを湯剥きし、ヘタ(芯?)を取る。
器に開ける。
お酢:1 に対し 蜂蜜:2の割合で、トマトがひたひたになるまで入れる。     以上
様子見ながら(味見しながら)美味しく食べます。 ( ´艸`)

全て適当、目分量。 簡単ですが、これが お い し い !!!  冷蔵庫には30個くらいミニトマトが漬かってます。 わーい!

トマト、凄すぎ。。🍅
原産地は南アメリカのアンデス山脈高原地帯で、日本では「赤茄子」という和名が有名です。
スペインがヨーロッパに持ち込み、最初は毒がある、と言われてたよう。 でも、今ではイタリアなんかどれ位消費してるの?! と言うくらい馴染んでますよねー。
某料理サイトでも20000種類以上のレシピがあるトマト。
昔は種類も少なく、独特の匂いがあったんですけど、今じゃフルーツみたいな甘~いものも。
大きさだって、私の知ってる限り一番小さいのは、イクラ並みの大きさ! (小ささ?)
大きいと野球ボールくらいあります。

万能食品みたいに、心身に効果があるトマト。 リンゴや柿のように、「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われて。
ちなみに日本での旬は、春。 夏ならば北海道産がGOODだとか。 ・・知らんかった。


家庭菜園でも結構収穫できるトマトは、野生味の強い野菜だと思ってます。
我が家には庭があるので台所の残り水を撒くことがあるのですけど、たまーに、芽が出て大きくなって、実がなります・・!
味はそれなり。 でも、放っておいても育つ!  赤くなってきたら、鳥と競争でご飯のお共に。

明日もまた買いに行きます。 🍅 待ってろよ。









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『プリズム』

『プリズム』32*指輪ー17

印刷所からの帰りがけ、市島さんに会う。
「新井くん、印刷所から(の帰り)? 」
「そうです」
「聞いてもいいかな? 」
「あ、はい」


「お中元の礼状のことなんだ」
「『中元の礼状』? ・・市島さんの(仕事の)、ですか? 」
回転すしに誘われ聞いたのは、印刷の話。

「うん。個人的な方。
今までは全部手書きで済んでたけど、今年はさすがに数が多くなって印刷を頼もうと思ってる。どうせなら自分のところでしてもらおうかと」
「良いんじゃないですか? 吉田さん、喜んでしてくれるはずです」
軍艦巻きを頬張りながら言う俺に、
「うん、それは私も分かる。ただ、この頃印刷所はぎくしゃくしてるから・・・」
「あ、市じ・・・っっ」
わさびがツーンときて顔中皺だらけになり、ジタバタ。お茶を飲んで、
「はーー・・っ。効いた~。
市島さんも、そう思います? 」
「新しく入った成木くん、今どきの人だから周囲とは上手くいってないようなんだ。最新の機械には強いけど、人間関係はちょっと、ね」
「俺も、目撃・・、耳撃? しちゃって」
「『耳撃』? ああ、聞こえちゃったのか」
「です。でも、まだ吉田さんが居るし、大丈夫なんじゃないですか? 」
「・・・そうだね」

・・・俺の安請け合いが、とんでもない結果になるなんて、この時は予想もしなかった。






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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出して-57

役者くんのことが、頭から離れない。どうしてだろ、って考えて考えて、思い当たったことが。いつだったか、ココで劇団員の、俺と年が近そうな人と会った。
それできっと、勝手に親近感を覚えちゃったんだ。

知ってる人が、仲間を助けるために自分から酷い目に遭いに行った。
そんな風に受け止めてるのかもしれない。


講義とか、内海たちと居る時は無いけど、一人で、気が抜けた時とか、フッと思い出して・・、中芯がズキズキ。
マズイ、振り切らなきゃ、と思って今まで記録したのを適当に引っ張り出して聞いたりしたけど、効果なし。
こんなの、和叔父さんのを聞いた時以外に・・、無い。
「和叔父さんの、は・・、思い出さないようにしてたから」

和叔父さんと、あの子の記録は、別にして、ロックをかけてある。 聞きたくないから。
だけど、意識すればすぐに記憶が蘇ってくる。
「あーーっ、止めやめ! 思い出したくないんだからっ」
もう寝よう!


和叔父さんから電話があったのは、モヤモヤしながら過ごして半月くらい経った頃。

― 智、次の日曜、空いてるかい? 」
「う。ちょっと待って」
記憶がうろ覚え。急いでスケジュールを確かめ、
「時間によっては無理そう。何時? 」
― 智の都合は? 」
「え、と、・・午前中なら」
― じゃあ、午前中。手伝って欲しいんだ。いいかい? 」
「うんっ。どこで、何するの? 」
― メールするよ。おやすみ」
「おやすみなさい」

わー、久しぶりに和叔父さんに会える!
嬉しくて、役者くんのこと、忘れた。



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その他

おまけ

しばらくお休みになるので、以前書き散らしたものを少し。 Rはないですが、言葉が少し・・なので、下げます。

















監禁されていた地下室の隅に隠れていた孝昭を見つけ出す潤也。


「孝昭・・・・、そんなとこで」
何してるんだ、と声をかけ、肩に触れようとした時、
「触るな・・・」
震える声で拒否された。手が止まる。
「まだ、怒ってんのか・・・?」
自分の胸の痛みをこらえて聞くと、首を横に振った。
「触らないで・・・。俺、汚い」
え?と見返す潤也に、
「俺、あいつらに・・・。だ・・から、潤也さんに・・、触ってもらえない」
自分の体を自分で抱くように支え、泣きながら言って離れようとする。
「孝昭・・、」
「きっと、ばちが当たったんだ・・・・。おれ、潤也さんの、こと、・・・『遊んだ』から」
「それは」
「組にも・・・・、潤也さんにも迷惑かけて。俺、潤也さんのこと、守るって言ったのに・・・・、」
涙をためた目で潤也を見てしゃくりあげる。たまらなくなって抱き寄せた。
「だっ・だめだよ。・・・潤也さん、汚れる」
体をよじって離れようとするのに、
「馬鹿言うな。おまえは傷ついただけだ。汚くなんかない。」
耳元に囁く。
「でも」
「探したんだぞ。美耶子さんに五日も帰らないって聞かされて。久竜の孝司さんもおまえのこと聞いてくれて、この辺(あた)りしらみ潰しに。」

会えないかと思った。あんな別れ方でおしまいになってたら、一生後悔してた。

「潤也さん・・・」
言葉にしない想いが伝わったのか、孝昭が潤也に縋って、
「怖かった・・・・、怖かったんだ。目隠しされて、縛られて。あいつら・・・・・・、何度も俺を」
思い出したのだろう、体を震わせる。潤也が、ギリッと歯を鳴らした。
「もう大丈夫だ。とにかく、病院、行こう。・・・・階段、上がれるか?」
労わりながら歩き出した。






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お知らせ

お休みのお知らせ。

・・うっかりしておりました。

我が家は祝日も仕事、な職業。 なので、ブログする予定だったんです。 それに、お盆休みのこともあるので。
祝日だったなんて、頭からスッポリ抜け落ちてましたー!

気付いたのは、近くの家の玄関に日の丸が飾ってあったから。見た瞬間、 ウソ・・(;゜0゜)


遅ればせながら 💦
13日の日曜 ~ 16日の水曜まで、お盆休みをいただきます。主腐から主婦になり、冠婚、は無いでしょうが、葬祭、の色々をやってきます。  

お墓参りの前に、掃除しとかないとな・・・。

『プリズム』

『プリズム』32*指輪ー16

テンプレートを参考に、見本を二つ作って持っていく。結果、薄く絵柄を入れた礼状が採用になり、もう一度印刷所へ。

「すみません、これ、印刷お願いしたいんですけど」
「分かりました。ああ、その用紙に記入して、見本、その箱に置いてってください」
受付に声をかけると、男性がタブレットらしきものを弄りながら目もあげずに言う。
「あの、見なくて大丈夫で・・・」
「置いといてくれればやっときますよ」
強い口調が返って来て、その口調にはっとする。
(吉田さんと言い合いしてたひと、だ)
強気な、押し付けるような言い方に腹が立ったけど、これ以上言うのも大人げないかと思って、
「じゃあ、お願いします」
箱に見本を入れ背を向けた。そしたら、
「なんだよ。分かったって言ってんのに」
受付に人を置いとくなんて効率悪ィ。と、また、聞こえるように・・、ひとり言。

あいつ、受付の仕事、何だと思ってるんだ。

吉田さんがやってる時は、
「この色はそろそろ廃番になるから、次があるなら別の色にした方がいいよ」
「この字、かっこいいフォントだな。チェック入れとくよ」
とか、見本を見ながら色々喋ってくれてた。こっちも参考になるし、教えてもらって助かってたんだよな。
「ちゃんとやってくれるかな」
あのままにしてきてよかったのか、心配になってきた。






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