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『耳から始まる恋愛』 * お揃い・彼シャツ

本編はちょーっとお休みしまして。

昨日の「お知らせ」 でもお伝えしました、ひかるさんのブログ、BLR-18+の感謝祭ー「彼シャツ」-に参加させていただいたお話です。
最初の部分は紹介していただいたので、読んだ方もいるかもしれません。

和弘さんと智くん、どんな「彼シャツ」だったんでしょうね?



「ただいまっ」
ドアを開けるのももどかしい、そんな声で智が帰ってきた。そのままバタバタと寝室へ駆け込む。
「どうした? 」
驚いてかけた声も聞こえないらしい。
クローゼットを開ける音がしたから覗けば、僕のクローゼットを開けて探し物の最中。
「智? 」
「和叔父さんっ、シャツ、貸して! 」
「いい、けど。どれ? 」
「薄い紫の・・・、あ」
やっと僕の方を見たと思ったら、大声で指さす。
「そのシャツ、今借りようと思ってたのに! 何で着てるの? 」
苦笑がこぼれる。

「やれやれ」
着替えさせられ、別のシャツに袖を通しながら思い出し、笑う。
「『この色のシャツ着て行ったら、大概のことが上手くいくんだ。だからさ、それ、脱いで』。 って。
いくら同じ色で揃えたと言っても」
しかも洗濯さえしてないシャツを着て、行ってしまった。
「大丈夫かな? 」
どこへ、誰と、を聞いてない。

まあ、どうにかなるだろう。それに、
「急いでいたり、焦ったり。・・甘える時も『和叔父さん』と呼ぶ」
恋人になってからより叔父・甥でいた時間の方が長い。二人で一緒に暮らし始めたのは、ついこの間から。
「ゆっくり追い越せばいい」
この先は長い。いつか叔父甥だった時間を追い越せるだろう。
襟を直しながらクローゼットの鏡にウインクした。

「ただーいまぁ」
夜、電話で連絡があった通り、機嫌よく帰ってきた。
「お帰り」
「ん~、いい匂い。和叔父さ・・、あ」
「また言った。今日は二回目だよ」
「し、しょーがないじゃん! 和叔父さんはずっと和叔父さんだったんだから! 」
「今も? 」
悲しそうな顔を作って智を見る。途端にオロオロして、
「違うよ。今は俺の大事な人。そんな顔しないで。ね」
ギュッと抱きついてくる。 ふわりと香りがした。僕がつけてるフレグランス。
(ああ、シャツに残っていたのか)
「和弘・さん、怒ってない・・? 」
「怒ってないよ。ほら、着替えておいで。汗臭くなかったかい? 」
「全っ然。
あ、このシャツ着て行って正解だった! 仕事先で上手くいったんだ」
「それは良かった」
頬に、ちゅ、と音を立ててキスすると、わ、と慌てて体を放す。いつまでも慣れないのも、可愛い。
「あ、ご飯、食べよ? 」
「はいはい」
赤みのさした顔で話題を逸らし、手を洗いに行った。


具だくさんの焼きそばは、仕上げにスクランブルエッグを乗せるのが智のお気に入りだ。
「でさ、このシャツも褒められたんだ。『センスいいですね』って。
それにさ、これ、和弘、さんの匂いがして安心できたんだよ」
まだ着替えてないシャツに鼻を近づけ、くん、と匂いをかぐ。
「それって、僕が着ていたのを剥ぎ取って、着て行くくらい? 」
「ごめんってばー。あの時は本気で焦ってたんだから」
「じゃあ、お詫びの代わりに片づけを頼もうかな」
「わ、分かったよ」

食事を終え、エプロンをつけて台所に立つ智。スラックスを部屋用のスエットに履き替えたけどシャツは着たまま。
『どうせ風呂に入るし、何度も着替えるの、面倒くさ』いのだそうだ。
食器をかごに入れるたび動く後ろ姿にぞくぞくしてくるのを感じる。もう終わりそうだと席を立つ。
「和弘さん? 」
近づく気配に振り向こうとするが、その前に手を回し耳に顔を寄せ、
「ご苦労さま。ご褒美を上げようね」
囁き、ペロッと襞になってる部分を舐める。
「っ」
ビクッと体が跳ね、泡を流していた皿が流しに落ちて鈍い音を立てた。
「割れてない? 」
「・・て、無、っ。そこで、喋っちゃ」
「ん? 何? 」
耳に口を付けたまま聞き返す。
「・・、ゃ」
意識がそちらに集中してる間にシャツの釦を下から外していく。手を滑らせると布の感触。
「肌着、着てるのか」
「っぁ、だ・・って、汗かいた、ら、貼りつく、し、ぃっ! 」
指先で探し当てたわずかな突起を押し回す。ビクビクっと反応して流しのふちを握りしめた。
「和、弘さ・・」
「硬くなってきたよ」
「やぁ」
「ここは嫌? 」
こっちがいいのかな、と手を下に持っていくと、キュッと下肢に力を入れて防御しようとする。だけど、
「さ と る」
一文字ずつ区切りながら息と声を吹き込み、さらに舌で音をたてて耳たぶをねぶると、あ、と甘い声を上げて膝が抜けた。
「おっと」
「や、んっ」
ちょうど僕の手で智の股間を支える形になり、顔を赤くしたのが目の端に映る。
「かわいいね。このまま食べてしまいたくなる」
「・・ここじゃ、やだ」
「そう? 刺激的だよ? 」
手の中で形を変え始めたのがお互いに分かって、声まで恥ずかしそうだ。もっと恥ずかしがらせたいとやわやわと揉み大きくさせてしまう。
「やめ・・、て。かず」
そこで止めてしまうのは、約束があるから。
「『叔父さん』をつけたらダメだよ? もう四回言った」
「意地悪・・っ」
智が喋ると、すでに形を成してるソレが布越しに、もぞ、と動く。その感触が腰に来て、グイッと押し付けた。
「ぁ、止・めて。お願、・・はぁっ」
蜜が押し出されたのかじんわりと広がる湿り気が伝わってくる。
「ココは、もっとしてほしい、って涎がこぼれたみたいだ」
「ゃだ、よォ・・。か・ず叔父さっ」
ハッと口を噤んだ智へ、和弘はにっこり笑みを浮かべた。
「五回目。お仕置きだ」




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我ながら長め記事になりました。 次回、大丈夫かなあ・・・。汗 
早くも’彼シャツ’してる智くん。 この後どうなるのでしょう・・、って分かってますけど♥


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コメント

No title

『勝負パンツ』ならぬ『勝負シャツ』かぁ
それも香りつき♪ルンo(^▽^o)(o^▽^o)(o^▽^)oルン♪
(これに勝負パンツ(和弘さんの)香りつきだったら敵なし?ww)

大好きな人のものを身に着けるって安心しますものね。
サイズも和弘さんと変わらないんだ!
チョットサイズが大きかったらダボっとシャツだけ羽織って
和弘さんももっと後姿にゾクゾク! 速攻手を伸ばす!! 
私ならピッタリでもその格好だったらオソウ ナーンテ\(≧∇≦*)/キャー!


「和叔父さん」が、『和弘さん』だと
こんな風だったんだと、智君もなかなかついて行くのがまだ大変そうwww
名前とエチの流れに慣れるまでまだまだ時間がかかるかな?(* ̄ー ̄*)


私の甥は、祖父(私の父)の墓参りをするといい事があるそうですwww
残念ながら←?   今年10月に女性と結婚しますww

Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。


> 『勝負パンツ』ならぬ『勝負シャツ』かぁ
>
> (これに勝負パンツ(和弘さんの)香りつきだったら敵なし?ww)

「そっ、それ・・、やってみたい(ごくっ)」
「だめ。僕の方が想像してトイレから出られなくなる」
「和お・・(しまった!)」
「智? 今何か言った? (ニヤリ)」
こ・ここでお仕置き・・・?!


> 大好きな人のものを身に着けるって安心しますものね。
>
> 私ならピッタリでもその格好だったらオソウ ナーンテ\(≧∇≦*)/キャー!

「もちろんです、うさメリさん。恋人が自分の服を着てるなんて、それだけで・・、です」


> 名前とエチの流れに慣れるまでまだまだ時間がかかるかな?(* ̄ー ̄*)

時間がかかった方が、和弘さんは楽しいでしょう。私たちもその方が・・、ハッ、聞こえたら大変


> 私の甥は、祖父(私の父)の墓参りをするといい事があるそうですwww
> 残念ながら←?   今年10月に女性と結婚しますww

お墓、今頃お礼でピッカピカかな? 嬉しい知らせをもらって、お墓の中で喜んでるわね。。 甥っ子さんの子供に期待しましょう! (違ウ



ありがとうございました。

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Re: 悶絶です(≧∇≦)

鍵コメブルーさま。 ようこそ。


腐腐、盛り上がってますでしょ?
ピカピカの社会人の智くんは、ジンクスでもゲン担ぎでもいいんです。和弘さん絡みなら、それが良いことに繋がるなら、何でも。
「匂いに包まれて安心」 なーんて言われたら、和弘さんじゃなくてもワオーン! 状態(←意味不明

焼きそば、実家のものも具だくさん。
鶏肉・キャベツ・人参・ピーマン・エノキ茸など6・7種類。食べ切ったら満腹ー。 和弘さんはもうちょっと凝るかしら?
そうそう、残ったらざくざく切って、(焼き)そばめしもおいしいです♪


パンツ・・。シェアして嬉しい? もみもみされてるみたいで恥ずかしい??(笑)  あぁ、私も脳内お花畑・・・。

「水沢さんと言う方と面識はありませんが、負けるのは好きじゃないので(ニッ)」
「和弘さん、頑張って! ・・って、はぁ、んんっ」
智くん~~。。



ありがとうございました。

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Re: ワオーン!

鍵コメブルーさま。 ようこそ。


はい、自分もガムバラないといけない、って事は頭にないです、智くん。
ナニされてるか? それは秘密です~🎶

ブルーさま、おパンツですから包み込まれてる状態。どちらでも可能と思われます。手で考えると・・、2本じゃ足りない?


「鍵コメブルーさん、和弘です。
隠し味は2つ。♂・・、いえ、お酢を少しと、愛情をたっぷり、です。(^_-)-☆」
か、和弘さん、酔ってます?



ありがとうございました。
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