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お正月SS 

むら様と一澄

こんばんは。
しばらく、むら・さんと一澄のお話になります。 彼らは『プリズム』のなかにちょっと出ていた、京都在住の二人です。
そしてR(R-15?)。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。 大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。






















「ぁ・・っ、も・う、許して、ください・・」
畳の部屋、ひと目で上質な物と分かる寝具の上に横たわる体は、寝間着にしている浴衣を大きくはだけ手も足も広げている。
「何故だい? おまえが言ったんだよ? 『自分は、若いですから』 と。だからまだ大丈夫だろう? 」
横には、背筋を伸ばして端座(正座)した彼がいて、からかうような口ぶりで許しを乞う男を見おろす。
「言・・言いません。もう、二度と言いませんからっ。お願い、です、許して・・ッ」
涙で潤んだ目を必死で彼に合わせ訴えたが、言葉が途切れびくん、と身を竦ませる。
既に二度、精を吐き出した雄に彼の指が触れたのだ。
ああっと喘ぎながら声をあげ、男は首を横に振る。鍛えているのか引き締まった腹が波打ち、萎えた雄が再び力を取り戻しはじめ。

「ほら。元気になってきた」
笑いを含んだ声で言われ、にちゃ・・、と粘つく音が自分の呼吸の合間に耳に届き、男はぎゅっと目を閉じた。
「・・むら・さま・・。お願いです」
「うん? 」
「くだ、さい・・。むらさまの・・、んぅっ」
先端を摘ままれ、その刺激に腰が浮く。
「待てないのかい? 行儀の悪いことだ」
はっ、はあっ、と喘ぐ呼吸は色づき、薄く汗をかいた皮膚はしっとりして枕もとの灯りに映える。





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お正月SS 

むら様と一澄**2

事の発端は、むらが‘影’だけを連れて墓参りに行った帰り道だった。


「むら様、足元にお気を付けください」
「ああ、分かっている。だが、急がないとやらなければいけない事が目白押・・・っ」
「むら様っ! 」
雨の中、傘をさして石段を下っているむらがずるっと足を滑らせ倒れかかるのを、’影‘が咄嗟に背後から抱き支える。 が、どちらも不安定な姿勢になり、’影‘はむらを抱き込んだまま、したたかに石段にぶつかった。

「・・・くぅ」
「’一澄(かずみ)‘っ!? 」
咄嗟に、外では口にする事の無い‘影’の名前を呼び、むらは体を起して下敷きにした男を見おろす。
「だい、丈夫か? 」
「・・は、い。・・むら様の方こそ、お怪我は? 」
「無い。おまえのお陰だ、‘影’。」
「そうです、か。・・・よかった」
自身の体より主人を気遣う男に、むらは、目を細め優しい笑顔を作る。
(茜川も見る目があった、ということだな)
今、自分に仕える’影‘に、以前の、女を喰いものにしながら生きていたジゴロの姿はどこにもない。

溺愛していた姪の繭子をその毒牙に掛け、二度も流産させた男は、むらの屋敷の中で生まれ変わったようだった。

「むら様? 」
「・・今度は、皮靴ではなく、滑らない靴を履く事にしよう。おまえは? 歩けるか? 」
「はい、これくらいは。 若いですから」
実際は打撲などで歩くのも痛むだろうに、強がってみせる’影’。
その強がりに、ふと悪戯心が湧いた。


一澄の、斜めに角度をとる雄から指を離し、むらの体が動く。
浴衣をしっかり守っているしごきの結び目をほどき、しゅっと小気味いい音を立てて抜いた。
押し広げ、全身を晒す。そして。
「自分から誘ってごらん」
一澄の顔を上から覗きこんで言う。
「むら様・・」
「浴衣を脱いで、私を誘ってごらん。 出来ないならこれで終わりだ」
ゆっくり頬を撫でながら、むらは繰り返した。





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お正月SS 

むら様と一澄**3

急に始めてしまったSS。説明不足がたくさんあるみたいです。。 なのでちょっと状況を。
そしてR? っぽくなってきたので少し下げます。大丈夫な方のみどうぞ。












布団の上、袖を通しただけの浴衣の上に寝ている一澄の唇が戦慄く。

主人であるむらが足を滑らせた墓参りは一昨日。体には痣がいくつか残っているが、その時自分が言った言葉などとうに忘れていたのに。

むらの指が一澄の唇に触れ、問いかける。
「この唇は誰のモノ? 」
「むら様の、もの・・です」
指を乗せたまま言葉を作り出すそれに、むらが満足げに頷きそのままつい、と中へ滑り込ませた。
素直に受け入れ、舌を絡ませる一澄。出し入れされる指は時おり動き回り、口の中を擽るように愛撫して快感を引き出す。
「あ・ぅ・・。はっぁ、ん・・っ。ふぁ、んんっ」
体のあちこちをびくびくと跳ねさせ応えるのへ笑みを作って、
「私はまだ何も聞いていないよ? ほら、口を開けなさい」
唾液でたっぷり濡れた指を抜く。
「・・おまえの雄とおんなじだね」
じっと眺めたあと濡れ濡れとした指を見えるようにかざし、ぺろりと舐め上げた。
「あ・・」
一澄の顔が赤く染まる。くくっと笑ってその指で胸の小さな粒を両方撫で回し、むらは座りなおす。
「さあ」


室内は、近付けば表情が判る程度の明るさ。そのなかで荒い呼吸が聞こえる。
ごく、と喉が鳴る音も。 もちろんむらでは無い。
もぞりと体を動かし、ようやく両手をついて起き上がった一澄は、一度唇を噛んでから決心したようにうつ伏せて四つ這いになり、尻を突き出すようにして足を広げた。

「むら様・・。俺を、俺の中を、貫いてください・・・」
恥ずかしさに声が震える。だが、
「もう少し高く上げなさい」
むらの言葉に息を呑んだ。





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お正月SS 

むら様と一澄**4

今日はしっかりRです(R-18)。 なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。 大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























促しに躊躇ったのは僅かの間。肘をつき、胸を布団に押しつける形になれば、硬く張り詰めた屹立から溢れた雫が糸を引いて落ちていく。

「いやらしい」
むらにも見えたのだろう、そんなつぶやきが聞こえ、一澄は知らず腰を揺らす。
(見られている・・。むら様に、俺の)
視線に灼かれ秘菊が収縮する。はあ、と熱い息が顔を埋めている布団にこぼれた。

「・・いい形だ」
むらの声に欲情が滲む。衣擦れがして脚の内側にむらの着物が触れるのが判り、双丘に手が置かれ二つの親指がひたりと押し当てられた。
.「・・ぁ」
中心から外へ、伸ばし広げるように滑らかに動く指。
「あ・あっ。むらさ・・、陽彦(はるひこ)様っ・・」
床入りの時だけ許された下の名前を呼べば、拒むようにきつく閉じる菊座。
「嫌か」
「違います・・っ」
拒む理由など無い。急いで息を吐いて体の力みを逃がす。こんな時のむらは気が変わりやすい。置き去りにされた事も何度もあった。
「やめないで、ください・・」
縋るような声になる。
だが返事は無く指が、体が離れていく気配。
「は・陽彦さま・・っ」
「じっとしていなさい」
「っ。・・はぃ」
顔をあげて振り向くことも許されず、一澄はその姿勢のまま、待つ。
興奮に熱くなっていた全身も雄も、続けてもらえないのかと不安になって冷えていく。

「・・! 」
不意に、温かな物が尻に垂らされた。ビクッと撥ねた背中に伝わるトロリとした感触。仄かに香りが広がる。
「オイルだよ。少々贅沢だけれど」
むらの楽しげな声がした。
戻って来てくれたのだ、と歓びが満ちてくる。 と。
「んあ・・っ」
綻んだ窄まりにオイルを纏った指が侵入した。
ぐるっと襞のすぐ内側を回った指にすぐ二本目が添えられ押し入ってくる。小さなしこりのある場所まで届かない長さは、親指。残りの指は張りのある肉を弱く強く掴みあげる。
たちまち一澄は翻弄された。
「あっ、あぁっ。陽彦、さま・・っ、そ・・あぅっ」
背を丸め、撓らせ、内壁から伝わる動きに反応する。『それは嫌だ』とは言えなかった。
本当に止めてしまわれそうで。
くちゅくちゅと音を立てていた場所から指が抜かれ、別の指が入り込む。
「ぃああっ」
待ち望んでいた小さなしこりへ強い力が加えられ、顎が上がる。
「・・ぁあ、あっ、はる・・陽彦さまっ。・・っ、あ、あ・・っ」
引っかくようにされ、二本の指で挟まれ、ばらばらと掻き回され続けざまに声を放つ。
一気に射精感がこみ上げてきた、その時。

「達ったら、駄目だ。私が欲しいのだろう? 」

絶妙のタイミングで陽彦が言葉の枷をかけた。
一澄が四肢を震わせ息を詰めて堪える。 しかし、
「あ・あ・あ・・ッ。も、もぅ・・、るひこ、さま・・ぁ」
指の動きで追い詰められ、もう止めようがない。ああ、と切なく啼いて白濁を飛ばそうとして。
「い・・く、ふぁあ! 」
どこから取り出したのか、細い紐で棒のように硬い雄の根元を戒めたむら。
寸前で堰きとめられ、一澄は身悶えた。
行き場の無い快楽に全力疾走したかのごとく荒い呼吸を繰り返す。だから、気付かなかった。
むらが狩る者の目で腰を押さえ、猛った怒張を打ち込もうとしているのを。






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お正月SS 

むら様と一澄**5

さあ、今日で終われるでしょうか・・。R(R-18)なのは間違いないので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。























ようやく気を散らし、息を吐いた瞬間を狙って、ぐん、と楔が挿れられた。
「ひぅッ」
一澄の手が今まで下敷きにしていた浴衣を鷲掴む。
前触れも無く押し入ってきたそれは、迷うことなく一点を擦りあげる。
「ん・は・・っ、あ!ぁあ、あ、・・っは、陽ひ、・・こ、さ・・、んぅっ」
奥まで拓かれ、すぐに退かれ、またしこりを擦られる。その急激な律動に目眩した。
「はぁう、・・っふ、んっく、・・るひ、こさ・ま・・。い・・」
ぱた、と動きが止まる。
ぜいぜい喉を鳴らして空気を取り込む一澄。ただ受け入れてる場所だけが飢えて、足りない、と吸いついている。
「・・は、陽彦さ・・」
どうか続きを、と願う前に手が回され、むらの掌にふぐり*が双つ包まれた。やわやわと揉みしだかれ、声が高くなる。
腰が揺れてねだるしぐさになるのを見たむらが、
「なかなかの誘いだね」
上体を傾け、耳に息を吹き込みながら囁く。一澄の頬が染まり、呼応してきゅう、と後孔が窄まる。
「陽彦さま・・。動いて、ください、どうか・・」
くすくすと笑う声。
「素直だね。いいだろう」
ぐっと腰を入れ短く刻み、腰を回す。
「あ・・・あ」
引き、抉るように打ち込んだ。さらにカリが引っかかるまで退いてまた深く入れる。
「うあ、あっ。・・くぅ・・、っん、ぁあ、はる、彦さま・・っ!」
がくがく揺さぶられ、声も掠れる。だが、まだ達ききれない。
(陽彦さま・・っ。もっと・・、もっと奥へ、くださいっ)

「ひ・あっ!」
雄の根元の紐が引かれたのだ。ほどけた紐の代わりに指が絡む。輪を作る指とサオを撫でる指。
前後の快感に息つく間もなく責め立てられ首を振るだけの一澄。
「・・っ、・・、ふ、ぁああっ」
項に歯が立てられた。
それが止めとなって一澄の雄が弾ける。
「・・・・ずみ・・っ」
絞るような収縮に、肌と下ばえが密着する根元まで着きいれられたむらの雄も、一澄の中を熱く濡らし、果てた。



「・・起きなさい、一澄」
翌朝、軽く頬を叩かれ’影‘は重い瞼を押しあける。
「ん・・」
「もう九時になる。朝食をココで食べるかい? 」

え?

がばっと半身を起して見回せば、
「は・・、むら様?! 」
「遅い目覚めだ。若いくせに」
くく、と笑ってむらが立ち上がる。
寝室の窓は大きく、その前には朝食の支度が整えられたテーブルがある。
「むら様・・。それはもう言いません」
片膝をついて立ち上がりながら、痛みが走って、止まる。
「うん? どうした? 」
「・・・なんでも、ありません」
体の痛みは甘さを伴って、一澄を苦笑いさせる。


これからも、付いていきます。 むら様。
心に呟いて主人と同じテーブルに着くために踏み出した。







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