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バレンタインSS

バレンタインSSーー和叔父さん(和弘さん)と智くんの場合

「和弘さん」
「うん? 」
「これ・・。ごめんね、遅くなって」
パソコンに向かって仕事している僕に声をかけた智。椅子を回し、体ごと振り向くとそっと差し出した。
ハートマークのラッピングは言わずと知れたバレンタインのもの。
「買ってきたの? 」
今日はバレンタインから・・・五日は経っている。
「だって・・・。
和弘さんがくれたチョコ、ネットで買ったやつでしょ? 俺、もらうまで気付かなくて、貰ったの当日だったしあの後こっそり出掛けてお店行ったけどもう閉まってたし。
翌日行ったら片付けられてて・・。

探して、けどやっぱりバレンタインだから、それっぽいのにしてほしくて、さ。
隅っこにあったの見つけて・・・作ってもらった」
恥ずかしそうな顔で、口ごもりながら言うから、可愛くて。
「ありがとう」
両手で包むように受け取り、そのまま引き寄せ抱きしめた。
「かっ、和弘さ・・」
「大事に、食べるよ」
(あとで、きみもね)


「あ・・っ、やだ」
「駄目だよ。言っただろう? 動かさない、って」
「でも・・っ」
ベッドの上にもう処分するシーツを広げ、僕は智を寝かせていた。


「和叔父さん、寝る前にチョコなんか食べるの? 」
「ん? まあね」
思いついた悪戯を気付かれないよう、
「また言った」
「あ・・、ごめん。なかなか抜けなくて」
「‘叔父さん’は付けないで呼ぶ。約束したよ? 」
つん、と指で唇をつついて智の気を逸らす。
「あんまり言うと、お仕置きだから」
「え・・? それはっ」
前にされた事を思い出したようでばっと向こうを向き、おやすみと逃げるように部屋へ入ってしまった。
では、こちらも準備にかかろう。

ベッドサイドの明かりが智の体に影を作る。
「いつ見てもエッチな体だね」
「それは、和っひろさんが・・っ、やぁ」
「どうして? 甘くておいしいよ、智」
チョコをひとつ取り出して齧る。すぐに溢れてくるのはブランデーだ。
「ほら、味見」
「ん・・っ、ぁ、そこ、違っ」
少し含み、智に口移しで飲ませたあと残りをたらりと肌にこぼす。
「違わない。ココは僕が味見する」
「あァんっ――・・」
舐め取り、吸い上げたのは胸の小さな粒。そのまま舌全体で撫で回し先を尖らせて押し潰したりしてると、体が間を置いて震える。
「いつもより感じてる? 」
「は・・っ、そこで、喋んない・・でっ」
普段なら頭や肩を掴んでくるのが、今日は無い。
そう、’お仕置き‘。

「いい子だ。ちゃんと守ってるね」
鼻を摘まみ開いた口に、齧りかけのチョコを咥えてキスをする。
「・・っ、ふ・・っ、んぅっ」
甘みと、ピリッとしたアルコールの混じった口腔を遠慮なくかき回し刺激してやると全身で反応した。
やっぱりかわいい。
「おいしかった。・・智は? 」
「・・・」
「どうしたの? もう酔っぱらった? 」
「・・・もっと」
「『もっと』・・? 」
「・・和弘さん、意地悪だ。俺だけ、脱がせて・・、触ったら駄目・・って」
泣きそうな顔で言ってくる。
「約束をなかなか守れない智が悪い。同居したら名前で呼ぶって決めたの、忘れてないよね? 」
忘れたらお仕置き。それも約束だ。

「今度はどこを味見しようか」
二つ目のチョコを取り見せながら包みを開け、また齧って中身を出す。
ちらりと怯えの色を見せながらも目を逸らせず見ている智は、仰向けで膝を立て足を開き、両手はシーツを握っている。


僕が良いというまで、終わりにするまで何をしても動かないこと。
それが’お仕置き‘の時の約束。


前は、目隠しをして全身をくまなく愛撫した。 こっそり録った声を聞かせながら抱いたこともあった。
僕との約束を守り、焦らされて達する智はなんてそそられるのだろう。
箍が外れてしまい、翌日は歩くのも辛そうな事までしてしまうけど止められない。

「和弘さ・・、も、いや・・。して・・、ちゃんと、シて・・・・ッ」
「してるよ? ほら、ココだって」
「ぁあっ。 あ・あ・・、あ、ぅ・・っ」
臍から中芯まで液体をこぼし、チョコでなぞる。
体温で少し溶け、柔らかくなったチョコでもう濡れている屹立もなぞっていくと、忙しない息をする。
「出したら駄目だよ。チョコが台無しだ」
てっぺんのまるい部分にぎゅっと押し付けながら言い、眉を寄せて耐える顔に見入った。
「・・お願い、和弘さん・・。だめ。出ちゃ・・」
「・・・分かった」
唇を震わせて言う智。僕もそろそろ身動きするのが辛くなっている。
「・・ああ! 」
チョコごと口に含み、離した手で脈打つ硬いサオの部分を握る。全身が跳ねた。
「やぁっ、あっ、あぅんっ。かずっ・・・かずひろさ・・っ」
声が一段高くなる。深く含み、舌を這わせると味わう間もなく智の雄は弾けた。
口の中に溢れた青い味の体液を手にあけ、
「智、自分で膝を抱えて」
双丘をこちらへ向けさせる。恥ずかしいのだろう、全身も蕾も淡く染まっている。
わざとゆっくりそこへ手を当て塗りつけ指で窄まったそこを撫で回し、つついてみた。
「はうぅっ」
「待ってたんだね、ここ。嬉しそうに咥えてくれるよ」
「言わないで・・・」
ほとんど抵抗なく根元まで入った指を動かす。すぐに探り当てた場所を・・、
「そこ・・めぇっ。あ、やだ・・ぁっ」
「これをしないと、ちゃんとシてあげられないんだよ? 」
しこりを押したり、指先をずらしたりして出し入れし、息継ぎに会わせて二本めを潜り込ませる。
「あァっん、ん、ふぅ・・っ」
「そんなに締めつけない。動かせないじゃないか」
ばらばらと刺激すると、中がうねるような動きをする。 よさそうだ。
音を立ててファスナーを降ろし、硬く張り切ったモノを下着から解放する。
「ぁ・・和ひろ・・さ・・。お願・・」
「うん、入れてあげる。よく我慢したね」
にこりと笑って指を抜き、ぬらぬらしている自分の雄を持つと、待ちうけ、綻んでいる蕾にゆっくり沈めていく。
「は・・ぁ・ぅっ、・・ん、くう」
「力・・抜いて」
智の手に手を重ねて膝からはずし、両足を抱える。その動きに合わせて張り出している部分を埋め込んだ。
「・・和弘、さん・・っ」
「全部、入ったよ。智の中が吸いついて喜んでる。分かる? 」
腰を揺らすと顔を真っ赤にして手で覆う。
「そんなの・・、言わなくったって」
「じゃあ、もっと違うことを言わせてあげよう」
「んあっ」
馴染んで動かしやすくなったから、引いて、突く。顔を隠したまま声を出すから、
「手をどけなさい、智。顔を見せて」
でないと・・、と言いながら長めの感覚で引き、突く。
「ああっ、やあ・・っ、やめて・・、んああっ」
背中を撓らせて反応するのに手はそのまま。だから、
「あっやだ・・っ。や、ンッ、んんっ。そこは・・っ、あう」
亀頭とカリでポイントだけを責める。
「ほらっ・・、手を、どけないとっ・・、ここだけ、・・ずっと、するよ? 」
「あああっ、やあ・・っっ、和ひ・・、嫌ッ」
頭を振って身悶える。その拍子に手が外れた。
「いい子だ。・・いくよっ」
体を倒し、智の肩を押さえ、肌を打つ音をさせて打ちつける。
「あ・あ・あ・・っ、和っひろさ・・っ、もぅ・・っ、ぁ、いク・・ッ!」
「・・・智・・・っ」

また、やり過ぎてしまった。
イくと同時に意識を飛ばし、くたりと力の抜けた体を清めながら自嘲する。
何度抱いても羞恥を見せる智。それが嬉しくて可愛らしくてつい・・。

チョコを付けた体の向きを変えさせたのと、汗や体液で汚れたシーツを外し、ベッドに寝かし直すと、小さく呻く。
「智・・、水を持ってくる? 」
耳元で囁けば、
「・・・うん・・」
まだ意識が戻りきっていないながらも答える。
親指で頬を撫で、立ち上がった。


戻ってきたら、智が完全に目を覚ましていて、こちらを見ていた。
「水を持ってきた。起きられる? 」
「られない・・。和お・・和弘さんの、せいだ」
掠れた声。
「そうだね。ごめん」
水のコップとドリンクを両手で持ち、どっちがいい、と差し出せば目がドリンクを見る。
では、とキャップを開け、口に含み。

唇を重ね、口移しする。
「・・・もっと」
「はいはい」

ひと息入れて、強請られベッドに入る。
肌を合わせて抱き合いながら休日をのんびりすごした。



・・・・小さい頃からの癖はなかなか直らない。 次は、いつになるだろう。
智から見えない方の顔で笑みを刻んだ。







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バレンタインSS

バレンタインSSーー新井くんと苑田の場合

「ひろさん・・・これ」
崇がおずおずと包みを出してこたつテーブルの上に置く。
「・・・どうしたんだ? これ」
「あのさ、要らなかったら言って。俺、持って帰るし、味だって保証できない・・」
「崇? 」
「やっぱいい。ごめんねひろさん」
「ちょっと待て」
引っ込めようとしたのを手で押さえ、
「最初から俺に解るように話せ」
目を会わせずにいる崇へ強く言う。
「ごめん」
「・・開けるぞ」
しゅんとしたのを訝しく思いつつ中身を出すと、

「チョコレート・・。手作りか」
ますます小さくなる崇。
「誰からもらったんだ? 」
つい、声が尖った。
「ち・違うよ!貰ったんじゃなくて・・・」
一度俺を見たあと俯き、
「・・・んだ」
「? 」
聞きとれない。 黙っていると、
「作ったんだ・・俺が」
「つくった??」
「母さんが急に電話かけてきて手伝わされて、『持って行って二人で食べなさい』って。俺、初めてだったから不格好だし味も分かんないから嫌だって言ったんだけど『去年もらっただけでしょ? 今年はあげなさい』とか言ってそれで・・・」
「ああ、分かった。分かったから、崇」
早口で、まくしたてるように言う崇の頬が赤くなっていって、それが可愛い。

「コーヒー、持ってこい」
「は? 」
「コーヒー。おまえも食べるだろ? 」
「・・・だ・だめ!俺が作ったんだから」
「おまえが、作ったんだろ? 食べる」
「いい。あげられないよ!」
奪いあうようになってとうとう、

「・・・あ! 」
パクっと一口。
「・・・・うん、悪くない」
「ひ・ひろさんっ! 」
「ん? コーヒーは? 」
「も・・持ってくるっ! 」
普通にもぐもぐやってるひろさんに、慌ててコーヒーを淹れて持って行く。
「はい、これ! 」
「うん、ありがと」

「・・大丈夫だった? 」
「おまえも食べればいいじゃないか」
「うん・・・」
恐るおそるひとつ。。
「・・おいしい」
「な? 」
「よかったー・・」
本当にほっとした。
「母さんのレシピ、合ってたんだ」
「こら」
聞こえたら怒られるぞ、と言いながらひろさんはまた一つ口に入れ不意に顔を寄せて・・・、
「ん・・・」
キスは、蕩けたチョコレートが甘くて。
体の奥に、火が付いた。


はあっ、と熱い息をこぼしながら赤い痣をつけた体が揺れる。
「ひろさん、まだだよ」
「・・ぅ、あァっ。崇っ、や・・だっ、お・・きくしな・・っ」
「だって、ひろさん・・・エロ過ぎ」
横寝にしたひろさんの膝裏を持って片足を曲げさせ、上半身はこっちを向かせてキスをする。
「ん・・。っふ、あ・・っく」
一度吐き出したから抜き差しすると音が立つ。
「やらしい音」
「それっ、は・・っ、たかしがっ」
深く挿し込んだ楔にああっと喉を反らす。
「もっと、いっぱい聞きたい」

聞かせて、俺だけに。

言葉にはしないで体を起こし、ひろさんをイかせるために動きを速める。
「あ・・、だ・メだ、そ・・っ、や、もゥ」
片手でシーツを、片手で俺の腕を痛いほど握って精を解放した。
「・・・っくぅ・・っ、あ」
達したひろさんの中が、‘おまえも’とばかりに強く締めつける。
我慢できずに白濁を迸らせた。


「あれ? 」
洗濯物を広げながら首を傾げる。
「どうした? 」
「うん・・、何か汚れが残ってる」
「どれ? ・・・あ! 」
シーツの一部分に茶色いものが残って、落ちてない。それを見てひろさんが慌てる。
「寄こせ、それ、処分するから」
「えー、もったいないよ、これだけで」
「いいから、渡せ」
「まだ使えるって」
何で拘るんだ? と思ったら・・、そうか!

 思い出した。
昨夜、ローションが残り少なくてチョコを口の中で溶かして注ぎ足したんだ。
そのせいかどうか疑問だけど、ひろさんとの結合部から聞こえる音がいつもより粘りのある音で、甘い匂いがしてた。
その音を恥ずかしがり敏感になった中が、何度も俺の肉棒に絡み、締めつけて我慢できなくなって。


「とにかくだーめ。ひろさんが嫌なら二人の時は使わないから。それならいいだろ? 」
「・・・・」
ひろさん、赤くなってプイッとむこうを向いて。
「(洗濯)終わったら今度はどこの山へ行くか、いつがいいか決めよう? 」
かわいい、と口の中で呟き気を逸らすためにこう言った。





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バレンタインSS

バレンタインSSーーホワイトデー。香川と苑田の場合

外回りが終わり、社へ戻る途中自分のスマホの着信音。宛名は、
「・・・香川さん」
しばらくぶりの連絡。

『元気にしてるか? あの部屋に生物(なまもの)を置いてきた。取りに行ってくれ』

「生物・・って、なにを」
メールを読みながら少し呆れて呟く。
「俺が出張とかだったら、どうするつもりでいたんだか」
それでも何があるのか、と楽しみにしてしまう。



香川の部屋だったマンションの一室は空気の入れ替えや一人で考えたい時、訪ねていた。ここは、新井にも知らせていない。

「な・・・」
灯りをつけたリビングの真ん中にあったのは、煌びやかな。
「花・・じゃない。これは・・飴? 」
テーブルの上には豪華な花籠。近付いてよく見れば、それは全て飴細工で出来ている。
「確かに生物だけど、食べられるのか? 」
目立つ場所には触れられない。葉の一枚をそおっと折り取り、口にする。
「・・・抹茶味」
口の中で転がしながら味わう。香りが鼻に抜け、甘みがゆっくり溶けていく。
紅い花、黄色・白・オレンジなど、それぞれが何かの素材を使っているのだろう。
それにしても豪華だ。

「どうしよう・・。(自分の)部屋には置けないし、第一持って歩けない」
この形を崩さす移動させるのは無理だ。

「それなら宅配に手配させる。どこへ送りたい? 」
「 ! 」
背後から声が聞こえ、同時に抱きこまれる。
ビクリと身を竦ませたのは、耳の後ろに口付けられたせいだ。
「香川さん」
「うん? 」
「いきなり出てこないでください」
「ヒトを幽霊みたいに言うな」
くつくつと笑いが鼓膜を擽り、苑田は体の力を抜き、凭れかかる。

「相変わらず人を驚かせるのが好きなんですね。・・どうしたんですか、これ? 」
「高松から押し付けられた。あいつの付き合いのあるオヤジ(組長)からもらったんだと」
「『もらった』? 」
「ああ。どんなところにも甘党ってのはいて、その甘党オヤジには可愛がってるパティシエがいるんだそうだ。
ああ、囲ってるんじゃないぞ。
でな、そのパティシエがコンテストに出るとかで、腕試しも兼ねて作らせたらしい」
「でしたらここへ持って来なくても」
「そんなやつが二十近く在ってみろ、口の中が甘ったるくなってしょうがない」
「二十・・・」
確かにそれは苦手な人には大変だ。

「あいつ、断り切れなくて半分も持って帰って来やがった。俺も得意じゃないがこれは綺麗だったんでおまえに見せたくなったのさ」
「・・ありがとうございます」
「礼ならこっちを向いて言ってくれ」
促され、体を反転させて向き直る。目が合い・・、
「・・ん・・っ」
気付いたら唇が重ねられていた。
啄むように軽く、角度を変えて深く。舌が苑田の口の中に差し入れられ、新井のとは違う感触と愛撫に酔わされていく。
「っふ・・んっ、ぅ、んん・・」
「・・・は、っ。その、顔・・。ノリ」
苑田の膝が崩れ、少し離れた隙間を香川の熱い声が埋める。
「今知ってるのは、あの坊やだけか」
「・・妬いてるんですか? 」
「まさか」
少々きつめに見返され、ふっと笑う。
「そこまで言う余裕があるなら、もう少し味わわせてもらおうか」
「あ・・」
逃げる間もなく開いた唇が香川のそれで塞がれ、舌が、明確な目的を持って動き回る。
「んっ、・・んぅ。・・っ、む、は・・ッぁ! 」
香川の手が苑田のジャケットの背中を撫でおろす。腰に止まり、ぐい、と引いた。
その刺激に苑田の手が香川のスーツを握りしめる。
そこは新井が見つけた弱点だ。香川には知られていないがビクリと大きく反応してしまう。


・・・なぜ、この腕を振り払わないのだろう。
強制された訳ではない。
香川だって無理やりした事は無い。 拒めばそれ以上は続けない。


「どうした? 考えごとか? 」
「・・・っちが、あ! 」
唇の隙間で言葉を発した香川がするりとスラックスの前立てを掌で撫で、全身が跳ね、
「感度が良いな」
「・・っ」
舌でぺろりと耳たぶを舐められ甘噛みされて、ブルッと震えが走り抜けた。
口腔に片耳を含まれ襞を上から辿っていく舌先が、官能を揺さぶる。
「ぃ・・、ぁ・は・・っん、かが・・」
「今は、ゆういちろう、だ」
「や・・、そこ・・っ」
耳に息を吹き込みながら囁く香川に煽られ、腰の奥に熱が溜まっていく。
後頭部を押さえられたまま。ぴちゃ。くちゅっ。・・と音が耳の中に直に落とされ、追い上げられて限界に近付く。
「んあっ・・!」
耳の中に舌が潜り込んできた。 ドクンと腰に響く。

(だめだ。服が・・、汚れて)

だが、腰が揺れてしまうのを止められない。
「ぁ・・っ、も、っ、ういち・・さ」
ふっ、と笑い声が聞こえ、顎の先を指先で動かされ、反対の耳に音を立てて口付けされ。
「はうっ。や・・、だ、め・・ぇ、ん・んっーー・・」
ビク、ビク、と躰が強ばり下着が濡れるのが分かる。目の裏に白い火花が散って、
絶頂感がこみ上げた。
じぶんの喘ぐ息がすすり泣いているように聞こえ、羞恥の入り混じった快感に抗えなくなる。
「あ、止め、てく・・」
ファスナーを下ろす音と直に手が触れる感触。
「・・出してしまえ、ノリ」
嫌だ、と首を横に振ろうとするが、また深く口付けされ舌を絡め取られてしまう。
「んん・・っ、ん、ふっ、――・・ッッ! 」


ひんやりとした肌触りが気持ち良い。
「気がついたか? 」
ああ、香川さんの声がする。
「水は? 飲むか? 」
欲しい、と口を動かした気がする。
体が起こされ、唇にガラスの感触。こく、とひとくち。喉に、全身に沁み渡る。
もっと、と思ったのが伝わったのか、また水が与えられる。

ほう、と息をついて、やっと自分のことに意識が向く。
目を開ければベッドの上。香川に上半身を支えられていた。
「・・着換えさせたんですか? 」
「ああ。役得だ」
しゃあしゃあと言うのに腹は立ったが、怒る気持ちは無い。
「・・・送ってくれるんですね? 」
「飴細工か? 今送り先が分かるなら手配する」
「では、私の実家に」
「分かった。おまえはどうする?タクシー、呼ぶか? 」
「ええ」



翌日の昼休み、和美から電話が入った。
― 範裕さん?! 凄いのが届いたんだけど! 」
― ええ、貰ったんです。俺一人ではどうしようもないんで、和美さん、お願いします」
― ・・いいの? 」
― はい」
― ・・・分かったわ。適当に分けていいのね? 」
― 和美さん」
― なに? 」
― 食べ過ぎて、虫歯にならないでくださいね」
― 大丈夫よ! 」
笑い声と、誰に分けようかしら、と言ううきうきした声んで電話が切られた。
突然届いた品物に、驚きはしても勘ぐらないところが伯母の懐の深さだと事あるごとに思う。感謝しつつ電話を切り、自分の部屋の冷蔵庫にある飴の花を思い出した苑田だった。













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バレンタインSS

チョコレート。 ちょこっと。

最近は、バレンタインチョコ売り場にも男性がカゴを持って買い物する姿がありますね。微笑ましい思いで見る私は、母の気持ちなのでしょうか(苦笑)。
では、彼らは・・?


男性の衣類を売っている店の隅にガラスケースがある。
普段は小物が並べられているが。2月に入って、そのケースの中身がチョコレートになった。

カカオ70%越えの苦みのあるものや、外国産の見慣れないパッケージのものなど少々拘った品物が並んでいる。


ドアを開けて入って来たのはリーマンの二人組。

「苑田さん、チョコがある」
「・・買うのか? 」
目ざとく見つけた年下らしい方が相手に話しかけるのを見て、店主が声をかけた。

「いらっしゃいませ。お気に召したものがありましたか? 」
「・・いえ、まだ」
「では、決まりましたら声をおかけください」


「すみません」
「はい、ただいま」
レジの前で男性が店主を呼ぶ。
「失礼します」

「これ、お願いします」
「かしこまりました。包みは、どうされますか? 」
通常のものと、期間限定のもの。そう言って差し出す包装紙。その男性は期間限定の4色のうちの一つを選ぶ。
「ありがとうございました」

バレンタイン当日が過ぎても、その店にはチョコが置かれている。
「まだ置いてあるのかい? 」
そう聞く客に、店主はそのたび、
「ええ、どうせなら旧暦のバレンタインまでと思いまして」
と穏やかな笑みで答えていた。  (今年だと、3/22.。ホワイトデーも過ぎちゃいます)




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バレンタインSS

チョコレート。 ちょこっと。Ⅱ

すみません~、バレンタインの続きが思ったより長くなったので、『プリズム』は明日からにさせていただきます

今回は、それぞれのカプの周囲にいる人たちが出ています。 エチは無しです。 そして、それぞれのカプの時間より先(未来)のバレンタインです。
パラレ・、と言った方が早かったですね・・・。




「なぁ内海、ちょっと試食してくれないか? 」
「おまえの手作りか? だったら胃薬買ってくる」
「違うよ。チョコレート」
「へー、外国の? ・・・って、固いな」
俺が出したチャック付きビニール袋の中身を、内海はひと欠けらづつ食べていく。
「うん、昔ながらの作り方らしいんだ。ど? 」
「あんまり甘くないけど。俺はこれが良い」
「そっか、サンキュ。じゃあこれ、おまえにやる」
「はあ? 」
「姉貴、買い過ぎたんだって。荷物持ちした俺に残ったの全部くれたから」
「あ・・っそ」
じゃ、遠慮なく。と差し出されたチョコを取ってデイバッグに入れ、今日はもう講義の無い内海は帰っていった。

たとえ智が買ったものじゃないにしろ、バレンタインデーにもらった、チョコだ。
内海は胸の内で呟き、駅の階段を駆け上がる。 いつか智と・・、と続けた先は、アナウの音にかき消された。


「あ、ちょうど良かった。新井さん、これ」
エレベータを降りたところで、俺は声をかけられた。相手は、
「絹里さん」
にこにこと差し出されたのは、市販のチョコレート。
「疲れた時にどうぞ」
「あ、りがと」
前もらった時は手作りだった、よな。 ま、いいか。中畝さんと婚約もしたんだし。

「おまえももらったのか」
「あ、苑田さん」
外回りに出るらしい苑田さんが、手に持ったままのチョコを見つける。
「俺もだ」
そう言って見せてくれたのは俺と同じメーカー。
「どうした? 」
「・・去年は手作りもらった」
呟き、アッと思ったけどもう遅い。苑田さんはしっかり聞いたようだった。
「ふーん。手作りが欲しかったのか」
「そ、そんなんじゃないよ」
「(去年渡した)俺のは市販のものだったしな。 そうか、手作りが良かったのか」
「違うって! 」
必死になったけど、ひろさんはそのままエレベータに乗って行ってしまった。。

どうしよう・・。


「翔一。舞斗。 今晩、暇? 」
学校からの帰り道、隣の家の公義(きみよし)がいきなり聞いてきた。
「俺は塾がある」
「俺、ちょっと見たいDVDがあるんだ」
「夜だよ」
「夜? 」
「そ。母さんがチョコレートケーキ作ったんだ」
「なんだー、おまえ、女子から貰えなかったのか? 」
翔一が突っ込む。
「ちがーう! 遥妃(はるひ)が彼氏にあげるのに、母さんと一緒に作ったんだ。2個出来たから俺たちにくれるんだって」
「ああ、遥妃ちゃん」
公義の妹は、ライバルに差をつけようと頑張ったらしい。
「それならもらいに行こうかな」
「ついでに、俺ん家でゲームの続きやろうぜ」
「ん。家に帰ったら母さんにそう言っておく」
公義からの誘いに、二人は頷いた。


「どうぞ」
「・・酒も出さず、つまみを先に出すのか? 」
怪訝そうに聞き返す香川に、子湖塚はほんのり笑う。
「今日はバレンタインなので、ウイスキーボンボンやお酒を詰めたチョコをお出ししてるんです」
「ほう」
ガラスの器に盛られたのは、さまざまな形のチョコレート。
試しに一つ取り、口に入れれば、
「・・ワインだな」
「はい。日本酒もあります。飲み比べるのも面白いですよ」
「食べ比べ、じゃないのか? 」
「それはご自由に」
飽きたら仰ってください。マスター然とした顔なのに蟲惑な頬笑みをする子湖塚。
(相変わらずだ。あの時の、負けたような顔も良かったんだがな)
「何か? 」
「いや」
怖いこわいと肩を竦め、もう一つ、口に放り込んだ。


「この店? 」
「うん、一回入ってみたかったんだ」
智実(トモミ)が店の入り口を開けようとすると、相手は一歩足を引く。
「映児(えいじ)? 」
「俺は興味ない。おまえ、一人で行ってこいよ」
瞬きしたあと、智実は眉を下げたが、
「・・うん」
待っててね、と言って店に入った。

「で? どんなの買ったんだ? 」
食後に、映児が聞いた。
「持ってくる」
どうせ服かベルトだろうと思っていたが、智実が向かったのは冷蔵庫。
「はい」
開けてみて、と言われ、疑問に思いつつ開ければ。
「・・・これ、チョコレート? 」
「オーガニックのハーブとか花びらが入ってるんだって」
ひっくり返せば花の形になっている。凝ったつくりだと思い、店から出てくるまで
時間がかかったのはこんな物を選んでいたからかと納得する。
「映児? 」
「みんな違う種類なんだ。半分ずつ食べようぜ」




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バレンタインSS

バレンタインのチョコは?

今年もやって来たチョコレートのお祭り。
コンビニからデパートまで茶色のグラデーション。 さて、今年の彼らは?

俺は・・、お袋に付き合って(付き合わされて?)再びチョコ売り場へ。
「母さん、まだ買うの? 」
「『まだ』、じゃないの。この店とさっきの店、商品が違うの。解ってる? 」

わかんないよ、そんなの。

「あ、これ。欲しかったんだけど・・、やっぱり高いなあ」
俺の心の呟きをスルーして前を歩いてた足が止まる。どれが? と覗いたら、チョコレートにしては派手な色。
「太陽系をイメージしたチョコレートなのよ」
「1個・・・、450円!? 弁当が買えるっ」
夢が無いわね、とぼやかれたけど、周囲にいた女性の視線が痛かったけど、当然の反応だと思う。
と。
後ろから、手が伸びてきて、9個並んだ箱と、その隣の重箱みたいな箱を無造作に取り上げる。
「あ」
「え? 」
男性の腕だったから思わず声をあげてしまい、取った人が怪訝そうに俺を見た。
「あなたも買うんですか? 」
「いいえっ」
買いません! ブルブル首を横に振ると、ニコッと笑って会釈して、レジへ向かう。
「頼まれたのかしら? 迷わず買ったわ」
「母さん、感心するの、そっち? 」
「当たり前でしょ。普通ならそう思うわ。 ま、崇みたいに人たちもいると思うけど? 」
「母さん! 」
ニヤッと笑われた。うう、藪蛇になってしまった~。


チョコレート売り場を出た彼は、スマホを取り出す。
「あ、智? 夜、食事できるかい?   うん、・・・21時半? 僕は大丈夫。じゃ、この前の店・・・、そう。そこで」
和弘は電話を切るとチョコの包みをみて、にこりと笑った。





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バレンタインSS

バレンタインのチョコは?-2

本編を押しのけ、・・乗ってしまいました! バレンタインのイベントに。 明日まで続きそうです。
 すべてはチョコレートのせいです。。  新井くん、ごめんね。(;_;)



「範裕さん、どう? 」
「う・・ん。。何とかなったと思う、けど」
「まあまあね。じゃ、焼いてしまいましょ」
和美さんが俺の手元を見て、次の手順を教えてくれる。

「女の人たち、よくたくさん作るよね」
仕事より疲れた、と愚痴る俺に、
「そりゃあ、『あげたい! 』気持ちがたっくさんあるから」
男の人とは使うエネルギーの場所が違うの。とコーヒーを飲みながら笑う。
「でも、範裕さんだって崇さんにあげたくて作ったんでしょ? 」
聞かれて頷く自分が恥ずかしい。
・・顔を赤くするなんて私より乙女だわ。の呟きは流すに限る。

半分以上手を借りて、やっと作り上げたのは夕方。
「ありがとう和美さん」
「私も作りたかったから、気にしないで。そうだ、これ」
早いけど私から、と渡されたのはトリュフチョコ。いつ作ってたんだろう・・・。


帰りがけ、やはり紙袋を持った女性が目に付く。どの人も楽しそうな表情。そして、その紙袋が人にぶつからないよう注意してる。
俺もあんな風に歩いてるのかと思ったら、それだけで脈が速くなる。
「絶対食べてもらうからな、崇」
小さく呟いた。

改札を抜けたところで、前を歩いていた男性がポケットからスマホを取り出す。
「どうしたの和さん。 14日の事? あ、でも遅くなって・・。9時過ぎると思う。  ああ、あの店なら一人でも行けるから。うん」
嬉しそうな声で会話していた。 彼も紙袋を持っている。彼女とデートなんだろうな。


俺たちは、部屋で過ごす。
崇が、「ひろさんの部屋に行きたい」 と言ってたから、少しは掃除しておこう。





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バレンタインSS

バレンタインのチョコは?-3

「・・・だから、あんな格好してたの? 」
「うるさ・・っ、こんな、時に言う・・、んぁっ」
だって思い出しちゃったんだ。

浮き浮きとひろさんの部屋に帰って来たのは、バレンタインデーがあと2時間ほどで終わる頃。
「ただいま」
「お、帰り」
いつもより低い場所から声が聞こえたようで、不思議に思いながら靴を脱ぐ。
「ひろさん? 」
部屋へ入ると、うつ伏せになった姿が。
「ひ・・ひろさんっ! どうしたの? 転んだ? 」
慌てて側に膝をつくと、
「違う。マメ球が、奥に転がって・・」
まめきゅう?
「小さい、茶色の」
「ナツメ球、って言わないの? 」
「どっちでも、いいだろっ」
あとちょっとなのに、と手を伸ばす。
「なにか棒みたいなの無い? 」

やっと取れた電球はもう使えない危険物。
新しいのと交換して捨てようとしたら転がったんだ、と言うひろさんがかわいく見えて、つい。
「・・ッ、たか、・・ん、ぅ」
キスしてた。


ベッドの中、灯りは懐中電灯。 いつもと違うその光がうつ伏せのひろさんの腰を照らしてる。
キスが本格的になる前に後頭部の髪を引っ張られ、お預けにされた気分は生ゴロシ。
軽い夜食とひろさんが‘初めて作った(!)’チョコケーキ(ガトーショコラだ、と教えてくれた)を 食べても火種がくすぶってる。
「まだ片付けが終わってない」
「俺がするよ。もう待てないっ」
食器を、水を張ったタライに入れ、ひろさんを引っ張ってベッドに押し倒し。
「チョコもひろさんも欲しい! 」
唇を重ねた。





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バレンタインSS

『耳から始まる恋愛』**バレンタインのチョコは?ー4

バレンタイン、今回は和弘さんと智くん。 本文はちょっとお休みして、恋人同士になった二人をお楽しみください。


「う・わぁ!」
智は、和弘からもらったチョコレートを見て歓声を上げた。
「すっごいキレイ! 本当に食べてもいいの? 」
「ああ。好きなのから」
「えー、迷う。 どれにしよう・・」

BOXになったものは三段重ねで、上から、太陽系をイメージしたカラフルなチョコ、スティックタイプのボンボンショコラ、葡萄をイメージしたショコラとなっている。

和弘に説明されて期待度がさらに上がり、指がチョコの上をウロウロした。
「コーヒーでも淹れるから、ゆっくり選ぶといいよ」
「うん・・」
上の空の返事に笑みを浮かべながら、キッチンに向かう。

「どう? 」
「美味しい~。あ、和弘さん、撮って」
コーヒーを持っていけば、スマホを差し出される。自撮りしたようだが、上手くいかなかったらしい。
「はいはい」

惑星を模(かたど)ったもの、葡萄の、ボンボンショコラ、とポーズまでつけて食べる智が可愛くて、口元が弛む。
「はい、今度は和弘さんの番」
満足したのか、一粒摘まんで僕の口元へ持ってくるから、その指先ごと口に含んだ。

「あ」

チョコと、驚いて動きを止めた智の指を、舌で転がしながら味わう。
「・・・・ん。ご馳走さま」
きれいに舐めてから放すと、何故かその指を自分でも咥えて、それから、
「か、和弘さんのえっち」
赤くなりながら言ってきた。
「どうして? 智の指だって美味しいよ? 」



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バレンタインのチョコは?-5

今日はしっかりR17です。(R-18までいったかも?)。なので、年齢に達しない方、苦手な方、はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。





























シャワーを浴びてない、と言う前に服を脱がせ胸の粒を含めば、チョコの味がする。
「ひろさん。ここにも、チョコ、塗った? 」
「する訳な・・、あ。・・っ、こで喋る、やっ」
うん、知ってる。でも俺、こうしてると口の中で尖っていくのが分かるから、止められないんだ。
何度体を重ねても、ひろさんに飢えて。消えてしまう行為の痕を胸に腹に、また付けていく。そして腰を揺らして擦り合わせれば、そこだけ芯があるように、でもしなやかなひろさんの雄が俺の雄を弾き返す。
「んぁっ」
「俺のと、おんなじくらい硬くなって、・・痛った」
「いちいち、言うなっ」

だってさ、言うとひろさん、色っぽくなるんだ。その怒った顔も、目が潤んでるから逆効果なの、知らないんだろ?
きっと恥ずかしいんだろうと思う。けど、踵で蹴りつけなくても。

「言わないでシても、いいの? 」
「それは」
ちょっぴり意地悪言うと、見おろす顔の、眉が下がって頬から目元まで赤くなる。 う・わ、ナニコレ。
身震いするほど可愛い!

「あ・・っ、崇っ」
一気にボルテージが上がった俺は、すぐさま片手で二本包んで上から下へ。粘りのある水分が動きを滑らかにして、扱くとかすかに音が立つ。
M字に開かされていたひろさんの足が、間にいる俺をぎゅっと挟んだ。
「気持ちいぃ、よね? 」
「んっ、は・・ぁんっ。そ・んなした、ら」
急な刺激に声が一段上がる。ひろさんが蕩けだした、合図。
「出そう? 一緒に、イク? 」
「ゃあ、アタマ、ぐりぐりし・・、ッ」
びくり、と体が跳ねた。
先端から溢れる蜜の色が白くなる。顎が上がり、喘ぐ声と息が途切れない。
「ひろさん・・・っ」
「だ・・、も、キそ・ぅっ」
フェロモンが声になって俺を直撃し、背中に回された手の指がぐっ、と立てられる。
「イイ? 俺、も」
「ん、ん・・い、ィイ、――ぁ、だ・め、もぅ、、くぅ・・っ」
「ひろ・さ・・んッ」

二人分の白濁が熱く腹の間に撒き散らされた。






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バレンタインのチョコは?-6

今日もベッドなのでR-18です。なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロ-ルしてどうぞ。






















「ひろさん、うつ伏せになって」
ポットとタオルを持ってきて体を拭いた後、頼んでみる。
寝たままのひろさん、くっと顎を引いてきつい目をした、けど、
「どうせ嫌だと言っても、おまえがさせるんだろ」
悔しそうに答えて向きを変えてくれた。
間違ってはいないけど、ひろさんが自分からしてくれるのは俺を受け入れてくれてるからだ、と顔がデレてしまう。見られたら・・頬を抓られるかも。
「膝、、立てて」
声が掠れる。
次の瞬間、息を呑んだ。
フェロモンだだ漏れの背中ときゅっと締まった尻が、さっきの余韻で薄く色づいてて。
「んあっっ、・・バカッ」
つい、剥いた桃のような丸い部分に歯を立ててしまった。痛みに背中がのけ反り怒られる。歯形がついた場所を舐めて
「ごめん、痕ついちゃった・・」
「何でそんなとこ、齧るんだ」
「ごめんなさい」
ちょっとは薄くなるかと思って、また舐める。
「も、いいか、ら」
「けど、痛いだろ? 」
丁寧に舐めてると、ん・・、となまめかしい声がして震えが伝わってくる。
(感じてる・・?)
反応を確かめたくて舌先でなぞったりペロペロすると、
「・・こばっか、する、ぁあっ」
「ここも、感じるの? 」
「しつこ、・・っ、は・んっ」
体が揺れた?
また一つひろさんの感じる場所を見つけ、嬉しくなって背中に覆いかぶさる。
「俺だけの場所、また増えた」
耳元で言って胸に手を回し、手のひらで円を描いた。
「ぁ、やめ」
「もっと感じて」
俺だけに。
「・・っく、指で、擦る、っん」
びく、びく、と小さく跳ねる。片手を、下へ移動させて触ると、そこはしっかり復活してた。





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バレンタインのチョコは?-7


合体があります。R-18です。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。





























「ひろさん、元気だね」
「おまえが、触る、から・・っ」
「それ、すっごく嬉しい」
「たか・し・・っ、揉んだりす、ぁあっ」
「じゃ、中にする」
屹立のすぐ下にある柔らかな双球を包んで指を動かしてたら急かされたので、硬い幹竿を濡らしてた滑りを後孔に塗り付け、緩んだ中心に指を挿し入れる。
「・・吸い付いてくる」
ゆるりと回し、二本目を潜らせると、ああっと背中が撓った。
「動かすよ? 」
「・・ちいち、教えなくて、も、あ! 」
指でポイントを押され、内側が締まって指の根元がぎゅっと縮んだ。
少し痛いけど、この反応も知ってるのは俺だけだ。
「なか、かき回す・・っ」
いやいやと頭を横に振り、感じてるのを見て、指を揃えて出し入れしたり、ばらばら動かしたりする。次第に滑らかになり、さっきと違う水音がする。
「あぁ・・っ、崇っ、そ、ゃあっ」
強い刺激に体をくねらせ、腰が泳ぐ。それを見て、堪えきれなくなった。
「ひあぁっ・・! 」
指を曲げて回し、抜く。
間をおかず、ぎちぎちに硬くなった雄芯を突き入れた。
「ぁくぅ・・っ、は・・っ、あ」
声と息が不規則に吐き出されるのは、俺が侵入してるせい。
でも、それも煽りにしかならない。

腰を掴み、肌を打ち合う音を立てて、ひろさんの奥へ何度も俺自身を打ち込ませる。

「ん、はあっ・・、強・・いっ。たか、あっ、こす・・、ぃ」
「イイ、・・って、ね、ひろ・さ・・んっ」
汗を散らしながらストロークする。揺さぶられて、ひろさんの雄も揺れてる。
「ぁ、もぅ・・」
自分で手を伸ばし、握った。
「エロ・・ッ。ひろさ・・っ、俺が」
その手に手を重ねる。びくん、と強張った。
「やっ、ダメだ・ッ、・・した、ら・・ァ、い・・ちゃ」
「も、ちょっと・・、一緒、に」
強く、奥へ。
「ああっ・・、く、もっう・・、い・・ぃイ・・ッ! 」
「ぅあ、っ、ひ・ろさ・・んっ! 」






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バレンタインのチョコは?-8

「はい、どれにする? 」
「どれ、・・って? 」
「エネルギー補給の、チョコ。三個しかないけど」
二人して達して、息が落ち着いた頃、俺は飲み物と、ひろさんへのチョコレートを持ってきた。
気怠い顔で中身を見て、目を見張る。

「きれいだな」
「俺もそう思った」
あの惑星チョコ、結局買ったんだ。 
「高かったんじゃないのか? 」
ひろさんの笑った顔が見られたから、値段は忘れる。
「これなら、恥ずかしくなかったから」
「そうだな」
ふふっと想像笑いをして、一粒取り、口に入れる。
「・・・、ん、おいしい」
「それ、カカオ味なんだって」
あとの二つはナッツとオレンジ、ラムレーズン。味で選んだから信号みたいな組み合わせになったけど、それが良かったらしい。
「おまえは味見しなかったのか? 」
「ランチの方が腹が膨れ・・」
慌てて、手で口を塞ぐ。
「・・おまえらしいよ」
クスクス笑って手招きして、・・口移し。
「おいひい」
「よかったな」
うん、これにして正解。 ただ、体の一部がよくない。
まだ服も着てないからバレる前に腰を引く。 もう一回シちゃったし。

「風呂、支度してくる」



崇くんとひろさんは、 おしまい。




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『耳から始まる恋愛』**バレンタインのチョコは?ー9


「そんな事するなら、俺からのチョコ、あげないからねっ」
せっかく買ってきたのに。 とさらに顔を赤くして言うものだから。
「買ってくれたの? 僕に? 」
思わず聞き返してしまう。
「そ・・だよ。恥ずかしかったんだから」
言って、体ごと向こうをむいてしまう。背中を抱きしめ、淡く染まった耳朶へ
「智・・。ありがとう」
と囁いた。
うん、と小さな声がして、僕の腕をほどこうとする。
「持ってくるから」

テーブルに並べられた智のチョコは、シャンパン風味のスティックチョコ、産地限定のチョコが何種類か。
「こういう時じゃないと買わないし」
確かに、普段ならあまり手を出さない値段だ。
「それでね・・」
「うん? 」
「これ、やって・みたかったんだ・・・」
口ごもりながら視線を外し、スティックチョコを取り出すと、口に咥えてこちらを向く。
コクリと喉が鳴った。
智の口から伸びる棒状のチョコがかすかに上下し誘惑している。
ゆっくり傍へ行き、腰に手を回してから、こちら側を咥えた。一口齧ってみると、
「・・・ほんとうだ。シャンパンの、味がする」
「うん・・」
嚙み砕きながら顔を近付けていく。
「智は? 食べないの? 」
一度口を離し聞けば、
「待っくぇ(て)るの」
ふふっと楽しそうに笑って。

ほんとうに、僕を振り回すのが好きだ。

それなら、と、鼻が付きそうなくらいまで食べ進め、
「ちょっと休憩。水を飲んでくる」
「なんで? 」
期待一杯だった目が途端に曇る。
「口の中がお菓子だらけだ。キスしたら移っちゃうからね」
片目をつぶって、智の分も取りに行った。

「飲む? 」
「うん、ちょうだい」
頬を膨らませながら、飲む。
「(口の中)きれいになった。続き」
よっぽどやりたかったらしい。

改めて向き合い、智が先に咥える。さっきより短くなってる・・?
気にしたのか、と笑みを浮かべながら僕も口に入れ、それを確認した智が目を閉じた。

「ん・・」
触れ合った唇が、甘い。
そのまま何度か、角度を変えて触れ合わせるだけのキスをして。
「口の中の、食べちゃった? 」
「ぅん、食べた」
「確かめよう」
半開きの唇から舌を入れ、ゆっくり智の舌を絡めとる。
すぐに応えてくるのを、さらに吸い上げる。
「ん、・・っふ、ァ、和・・」
隙間ができると声がこぼれる。智の官能に火が点いた。




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