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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その93

5月になりました♪

歩いても自転車でも車でも、気持ちのいい季節ですね。
こちらは田んぼに水が入り始め、そろそろ田植え。 水をたたえた風景は何ともいえず懐かしくなります。

朝日・・が映った水田は見たことが無いのですが(早起きできないので~・・・たっはっは)、夕陽はちょくちょく。
車で移動中だと、オレンジ、茜色、赤・・。刻々と変化する色の帯が一緒に動いてくれます。 嬉し ♡

風が無い時は空や風景が鏡のように映って、鏡のよう。
ナルシス(ナルキッソス)が’鏡’を知らず、自分に見惚れてしまったくらいの滑らかさ。

そういえば、月も水も鏡も、「映す」という点では同じなんだそうです。 ・・・そうか月って太陽の光を反射するんだった。


そして、音。
鶯、キジバト、雲雀(ひばり)、蛙。 小学生の声。
賑やかですねっ。





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あ・・、追記にG・Wのお知らせがあります。
 
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『プリズム』

『プリズム』25*小休止ー8

休日の朝はパン食。いつからかこんな決まり事ができて、それも俺とひろさんが一緒にいる時間が増えたからだと思い、嬉しくなる。

外はいい天気なんだけど、ひろさんが出掛けられないから家の中。ただ、これはちょっとした苦痛。すぐ横にいるのにくっ付けないんだ。

リンゴジュースを飲むひろさんの喉元が動くたび、つい目がいってしまう。
「そんな目で見たって駄目だからな。少しは反省しろ」
そんなこと言ったって誘ったのはひろさんだよ。 ・・・とは言えない。喋ったら本当に「お預け」されそう。

何か、気を逸らす事あったっけ・・・?
「あ」
「どうした? 」
「思い出したことがあるんだ。食べてから話す」


食後、お盆を片付け、コーヒーのお代わりを持ってひろさんの所へ戻る。ベッドの端に腰を下ろし、
「話さなきゃいけないと思ってたんだけど、プレゼンとかあって。 これは落ち着いて、ちゃんと顔を見て話したかったから」
どう続ければいいのか分からず、言葉が止まってしまう。
ひろさんは何も言わず、俺の言葉を静かに待っててくれる。それが俺への信頼だと感じて、勇気が出た。

「真希さ、・・・絹里さんと、別れてきた。
今は苑田さんと付き合ってるから。きっと一生離れないで生きていくから、って。
絹里さん、泣かせちゃったけど、俺はそれよりひろさんをもう悲しませなくて済むのにホッとしてた。
告白までしてもらったのに、何も返せないまま終わったのは悪いと思ってる。でも、ひろさん以外欲しい人はいないんだ。だから・・・、ひろさん? 」
つい、と視線を外され、唇を噛んで俯くから慌てて覗きこむ。
伏せた睫毛が震えて泣きだしそうだった。
「馬鹿だな、崇・・。俺たちは男同士で、結婚も子供もできないのに」
今まで一度も聞いた事の無い、範裕さんの悲観的な言葉。
「・・・俺で、いいのか・? 」
声が、震えてる。
「当たり前じゃないか。
ひろさんは、俺の一番なんだから」
『俺でいいのか』 何て言わないでくれよ。ひろさんが、いいんだ。
コーヒーカップを持ってなかったら、抱きしめて、キスしてるのに。

言葉にしなかった分、心で叫んで手を伸ばし、
「泣かないでね、ひろさん。押し倒したくなるから」
そっと頬を撫でた。
「・・・ああ」
手に、頬を押しあてながら涙を散らすように瞬きしてくっと息を呑み、答えるひろさん。
そんなひろさんにまた、クラリとした。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その94

マンゴーが苦手です。 
美味しいんですよ。食べるのは苦手じゃないんですが、食べたあとの、舌に残る何とも言えない粉っぽさや苦みが・・、ダメなんです。

ところでその。   筋肉でもあり、感覚器でもあるんです。
道理でよく動きます。丸めて口笛、上手く使ってサクランボの軸(茎)を結ぶ、歯や口の内側を舐める。ちょっとした傷も舐める。。

他の動物では、他機能もあるようですね。
例えば猫の舌。 あのざらざらした突起は、ブラシにもなり、スプーンにもなるとか。
イヌの舌は、体温調節にも使われる。
キリンは、50cm物長さがあり、その舌で高い木の枝の先の葉っぱまで取ってしまう(私の肩から手首くらいまでの長さがあるってこと?!)。
蛙やカメレオンだと、捕食装置(?)。
蛇の舌は、匂いを嗅ぎ取るセンサーにまでなってる。

そして、コウモリの仲間である、 アノウラ・フィスチュラタ という動物は、6cmほどの体から、その1.5倍にあたる8.5センチもの長い舌を持っていて、体長に対する舌の長さの割合は哺乳(ほにゅう)類で最大、 脊椎動物の中ではカメレオンに次いで2番目、、なんです・・って!

キリンより長いんだ。。
いや、カメレオンは文字通り 「舌が巻いてる」んですけどね。


人間が他の動物に勝てるのは、 「体温より熱いものでも大丈夫!」 という機能くらい?
あ、もうひとつ、味が分かる、てことも入るのかなー。

甘い、辛い、酸っぱい、苦い、しょっぱい(塩味)、と、旨い が分かることも、かな?


人間って贅沢。

『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*カラコンと名前-14

ここから先は私の想像がたくさん入っています。実際に見学に行ったことは無いので、実際の施設や事業所とは異なっている点がありますが、どうぞご了承ください。





「私は、仕事中機械で指を切断してしまったんです。復帰はしましたが前の職場に居づ
らくなって。
でも仕事をしないといけない。色々探してるうちに縁があってここに来たんです」

指を・・?
つい見てしまう俺たちに、
「これです」
その人は左手を見せてくれた。中指と薬指が第二関節当たりで、その先が無い。

「私の場合は目に見えますが、耳や声が不自由な人たちは見た目では分からないので、
その分苦労することも多いようです。
ここではそんな苦労もあまり無いせいか、みんな明るいですよ」
例えば、座っている椅子の色でどんな障がいがあるかすぐ分かるようになっていたり。
と、教えてくれる。

そうか。確かに杖をついてる人とか、盲導犬を連れている人とかだとすぐ分かってこっ
ちも気を付けたりするけど、そうじゃないと分からないよな。

と、パッと灯りが点いた。目を引いたのでそちらを見ると、
「あ、博之(ひろゆき)さん、終わったのね」
女性の声がする。
「あれ、なんですか? 」
内海が首を伸ばしてそっちを見ながら聞いた。
「彼は聴覚障害があって、音を聞くことができないんです。だから、仕事が終わった報
告をするのにああやって光で合図する」
女性とひろゆきさんは、素早く手を動かしながら書類とパソコンを見比べていた。
「・・あれ、手話だ」
「和泉、知ってるのか? 」
「うん。少しだけ習ったことがある」




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『プリズム』

『プリズム』25*小休止ー9

最初に少し、苑田視点が入ります。 ~~ から ~~ の間です。


~~ 崇が、俺を選んでくれた。
嬉しいのにまだ心が揺れる。 本当にそれでいいのかと。
自分から手は離してやれない。思い知ってるのに。 崇の気持ちも分かっているのに。

臆病な俺に、崇は真っ直ぐ目を合わせて言ってくれた。
『ひろさんは、俺の一番』 と ―――。 ~~


温かな部屋の中。特に暖房をつけなくてもいいくらいでベッドで寛ぐひろさんとのんびり過ごす。
こんな休日は久しぶりだ。

ふと気が付くと、ひろさんは転寝をしている。
静かで、穏やかな寝顔。
いつだったか、俺を置いてどこかへ行ってしまいそうな気がして、無理やり起こしてしまったことがあった。
今は違う。

そっと頬に手の平を触れさせる。じんわり伝わってくる温かさに口元が緩む。
「ひろさん。・・もう、誰かと付き合えなんて言わないでね。俺が手を握るのは、ひろさんだけだ。
いつか必ず追いつくから。そしたら、並んで歩こう」
これからずっと同じ物を見て、笑って。苦労があっても、一緒なら大丈夫だと思いながらじっとしていた。


◇  ◇  ◇

さて。  昨日は母の日でしたね。
珍しい方の手紙が見つかりましたので、こっそり読ませてもらいました。


【 お久しぶりです。
あれからもう十年、経ちました。 お元気でお過ごしでしょうか。

私も、子宝に恵まれ、三児の母となりました。今こうしてお便りを書いている横で、子供たちは元気に遊んでいます。
夫との間に波風もなく幸せに居られるもの、全て貴方さまのお陰と感謝しない時はありません。
私の我が儘をお聞きいただき、本当にありがとうございました。


結婚後しばらくしてから、噂で伴侶を見つけられたと聞き、余所ながら拝見したいと東京へ出かけたのは春の終わり。
貴方さまはその方と肩を並べ、歩いていらっしゃいました。
愛(いとお)しむ笑顔と気を許した間柄が感じられる雰囲気に、私まで心が温かくなりました。

いつまでもその方と共に生涯をお過ごしできますよう、心からお祈り申します。

最後になりましたが、風邪などひかぬようどうぞご自愛くださいませ。


苑田さま
                       りん 】



京都の、旧家のご主人と結婚されたりんさんの、未来からの手紙です(今の時点でまだ1年も経ってません)。
でも、この手紙も、今まで書いた手紙も、切手を貼って出す事は無く封をしたら燃やしているそう。

その気持ち、分かるような気もします。。
りんさんも末長くお幸せに。




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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会

四月、新年度になるとまた忙しくなる。
最近はペーパーレス、何て言われてるけど、やっぱり紙媒体じゃないと伝わらないものがあるから、紙はどこでも必要で。
チョークは減ったけどホワイトボード用のペンはたくさん注文が来る。
毎日コピー用紙やホチキス(正しくは、ステープラ―・・、と言うのだと知った時はカルチャーショックだった)を運んで歩き、時には、
「新井、持ち運び用スクリーンの脚が壊れたそうだ。部品持って行ってこい」
とか、
「会議用テーブルに使うカバーを止める両面テープが欲しい、と連絡があったよ、新井くん」
とかの仕事が入る。
そんな中、

「久しぶりだね、新井くん」
「はい、お元気そうですね。あずま商店さん」
来週はG・W(ゴールデン・ウィーク)が始まるという頃、珍しい注文が来た。
「・・はい、それじゃあ色紙をお持ちします。でも、こんなにたくさん、何に使うんですか? 」
「なんでも、子供会で使うんだと」
「子供会? 」
「そう。折り紙の先生が来るらしい」
それでこの量なのか、と納得する。
「あいつ(息子)、伝手(つて)を頼ってそんな先生探して来たんだ。地域活性化、とか言ってるが子供を早く馴染ませてぇんだろ」
「子供って、息子さんの? ・・ え? 結婚されたの最近でしたよね? 」
一瞬デキ婚なのかと思ったら、
「相手が再婚なんだよ。子供連れて、ね」
「そ・・・」
何て言っていいか、困った。
「そんな顔しないでいいから、新井さん。
わしも最初は驚いたんだけどさ、母親も子供もいい子で、息子が惚れ込んじまってて。
そんでわしにも懐いてくれて、『おじいちゃん』とか言うんだ」
本当に嬉しそうだったから、
「良かったですね。ご結婚、おめでとうございました!」
声に出して言えた。

(あんな嬉しそうな顔をするんだ・・・)

あずま商店さんからの帰り、電車に座って揺られながらぼんやりと思っていた。
血のつながりはないけど、孫はかわいいと目を細めていたご主人。


(母さんも父さんも、俺が結婚して子供ができたらあんな顔するのかな)
つい、考えてしまう。




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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー2

(ひろさんも考えてたんだ・・)
絹里さんと付き合え、と言った、いつかの会話を思い出す。そしてあの時には分からなかった事が、事実として胸に落ちてきた。

俺と両親が、家族という繋がりを壊してしまうかもしれない、ことを、恐れていたひろさん。
でも俺は、ひろさんが離れていってしもう方が怖い。ひろさん抜きの明日もあさっても、想像できないから。

俺には絶対、ひろさんが必要なんだ。

母さんは、分かってくれると思う。 「とことんやりなさい」 みたいな言い方で応援してくれたから。問題なのは・・・、
「父さんかなぁ・・」


◇  ◇  ◇


「おいっ、新井っ! 」

帰社してフロアに入ったところを北森が飛んできて、課長に報告する間も無く引っ張って行かれる。
「何だよ、俺まだ・・・」
「こっちが先だ、ちょっと来い」
引き摺られるように非常階段へ。

「どうなってんだよ、おまえ達」
いきなり詰問された。
「お・・おまえ達? 」
「おまえと、絹里さんだよっ」
「・・なんか、怒ってる? 北森」
「当然だ!それともおまえ、全然知らないのか? 」
心当たりが無いからしっと北森を見返す。ムッとしていた北森が、はあぁ、とため息をついて、
「中畝さんだよ。。あの人、絹里さんにものすごーくアピってるんだ。絹里さんだって、おまえが居るのに優しいから断れなくているみたいだし、早くなんとかしろ」
「中畝さんが? 」
「そうだよ。しょっちゅう総務に顔を出してるみたいだぞ」
「・・・そっか。 うん、分かった。教えてくれてサンキュ」
「さっさと婚約でも発表してくれ」
でないと心臓に悪いんだ、と、最後は訳の分からない愚痴まで出る。
婚約は、もう無い・・、とは言えず、
「なんとか、してみる」
だけ答える。
頼むよー、俺だって諦めたんだからさあ。 は、聞き流すしかないから、北森を残して部屋へ戻った。




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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー3

今日は、絹里さん視点があります。 ** から ** の間です。




「小野山課長、戻りました」
「うん。北森くんの話は終わったの? 」
「は、はいっ」
大声で呼ばれたら気付かれるよな、普通。あいつ、もうちょっと静かに呼んで欲しかったな―、と内心北森へ突っ込み、席へ戻る。

(絹里さんとは、しばらく会ってないから・・・)


**
『真希、また来てるわよ、カレ氏』
所用で総務の部屋を出ていた絹里が戻って来た時、麻倉 知子(あさくら ともこ)が部屋を出るところですれ違いざまそう囁いた。
友人の知子は正月の告白からずっと、新井との仲を応援している。それだけに‘カレ氏’の出現は複雑なようだ。

(みんなには言ってないものね)
真希は、ため息をつく。 新井との事は、苑田ともそれぞれ話し合いがあり、三人の中では解決した。が・・、公表は無理だろう。
(私は納得出来たけど・・・)
二人に、別々にだったが告白され、その目で見ればすぐ分かることだが、世間の目は厳しい。下手な事をすれば社会的に処断されてしまう可能性もある。
(新井さん・・。崇さんは、『自分が悪者になるから』 って言ったけど)
真希としては、それも微妙なところだ。


「絹里さん、どうかした? 」
「っ、な、何でもないです」
考えているうちに自分の席へ来ていた。そこにいたカレ氏―― 中畝 ――に心配そうに聞かれ、ドキッとする。

(なぜ、ドキッとしたの? 
・・そ、そう、中畝さんには、泣いていたのを見られてるから、そのせいよ)
「中畝さんのほうこそ、どうかしたんですか? 」
「いや、名刺がもう残り少なくて」
「え? もうですか? 」
純粋に驚く。最初に渡した名刺は一箱分で、百枚はあるはずだ。それが、半年ほどでもう無くなったのだろうか。
「うん。・・配りすぎたのかもしれないけど、一之瀬課長は、笑って、『机の引き出しに置きっぱなしにして埃を被らせるよりよっぽどいい。それだけ頑張ったんだよ』と言ってくれて、それが嬉しかったんだ。
あの、なんだったら自分で作るし、見本があれば・・」
「いいえ、名刺はちゃんと経費で出来るものですから、それは申請してください。いつ頃の仕上がりになるのか、今印刷所に聞いてみます」
「ありがとう。早目にもらえると嬉しいな」
爽やかな笑顔で話す中畝に、真希は、心がふわりと温かくなるのを感じていた。
**
 




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その95

私の情報源の一つ、TV。 この、TVでほーっと思うのは。

そんな職業があったんだ!です。

警察関係だって鑑識とか1課・2課って受け持ち(?)がある・・とか、警察犬とか。医療だって歯科医師は医師とは別なんだ・・、とか。

自分で名乗って「私は○○のプロです」、な人がいたり、え? それ国家資格が要るの? だったり。
また、世界では知られているのに日本ではほとんど知らない・・、なお仕事もあり。
例えばサッカーの試合でもよく耳にする笛・・ホイッスル。これ、東京は亀有の会社なんだそうですが、、NATO軍やフランス国家警察など様々な分野での実績があるんだそうです。。  知らなかったーー!

この間は、ハワイにある日本の天体望遠鏡の話を聞き、これにもビックリ!
なんでも、
ハワイ・マウナケア山にある日本国立天文台のすばる望遠鏡。この、光を集める鏡は有効口径8.2mであり、単一鏡としては世界最高レベルの大きさで。
大きいだけでなく、表面の凹凸の誤差は12ナノメートル、人間の髪の毛の1/5000程度で、世界一の滑らかさともいわれるとおか。・・いえ、とか。  ビックリしてなまってしまいました(汗)。

厚さがわずか20cm。鏡の歪みをおさえるために、アクチュエーターと呼ばれるロボットの指261本で鏡を支えている。
261本というアクチュエーターの多さは世界でも類を見ないすばるの特徴である。

・・・。
日本人、とことんやりたがりますもんね。


そうそう、面白い所では「テラダモケイ」という会社の 「添景セット」 ・・!
これ、建物の模型に’らしさ’を演出する人や車、動物なんかのことなんですって。 いわゆる添え物。刺身のツマ、的なものかな?
でも、作るの大変なんですって!

で、思い付いたのがプラモデルみたいに量産すること。  あー、YRLとか上手く出来なくなってますが、

www.assiston.co.jp/2097  や、
www.assiston.co.jp/2097  へ行ってみてください~。  欲しくなるかも(笑)。



『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*カラコンと名前-15

今回も続けて会社見学の話です。が、実際に見学に行ったことは無いので、実際の施設や事業所とは異なっている点がありますが、どうぞご了承ください。





泉には、耳がよく聞こえない(難聴)お祖父ちゃんと目がよく見えないお祖母ちゃんが
居る。もちろん息子さんたちが一緒に暮らしてるけど、会話とか、苦労してるらしい。

「祖父ちゃんの耳はどうにもならないらしいんだけど、祖母ちゃんの目は白内障で、手
術すれば見えるようになるのにずっと嫌がってたんだ。
最近ようやく(手術)する気になった、って、伯母さん、喜んでた」
「そうなんだ」
俺も、内海や涼二も核家族だから年寄りの家族はいない。
泉の家はお父さんが次男で、家が近くにあるから、よく遊びに行ってたと言う。
「だから手話とかも習ったけどさ、肝心の祖父ちゃんが手話をやる気も覚える気も
無くてさー。 結局中途半端で、それっきり」
「それでも、やってみようという気持ちになっただけ偉いと思うよ」
お茶を出してくれた人が笑顔を見せる。和泉は、照れくさそうにえへへ、と笑い返した。

お茶を飲み終わったあたりでそろそろ行こうか、となり、
「あの、ご馳走さまでした。今日はお邪魔させていただいてありがとうございます。
そろそろ・・・」
「そう? じゃ、よかったらパンフレット持って行ってください」
「はい、いただきます」

俺たちの相手をしてくれた男の人は、任田 信樹(とうだ のぶき)さんと言うんだそ
う。ちょっと変わった名前だ。

「小苗代さん、パンフレットまだありますか? 」
「ええ、あるわよ。待って・・、ああ、新しいのもあるからこっちの方が良いかも知れ
ないわ。ちょうど持って来てもらったの」
ねえ、能見さん。
そう呼びかけた小苗代さん、の声にどきっとした。

和叔父さん、まだ居るんだ・・。



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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー4

倉庫で色紙のチェックを終え事務処理に戻る。
ホワイトボードを眺めればぽつぽつ行事が書かれていて、それなりに休日出勤や、動員がある。
「G・Wって言っても仕事があるなー・・」
俺とひろさんはそう出ること無いけど、それでも休みの始めには出社予定が入っていた。
「出掛けるのに支障が無いようにして予定組んだし、あとは天気だけか」
その前に仕事しごと。
「頑張ろうっと」


G・Wに突入寸前の木曜日。
あずま商店さんに色紙を届け戻ってくると、
「あっ、新井さん」
受付の安田さんに呼び止められる。
「はい? なんですか安田さん」
「・・ごめんね、新井さん。ほんとは断りたかったんだけど」
済まなそうな顔で謝られたけど、状況が掴めない。
「あの・・・」

「・・っ、居た・・っ! 新井・さん・・! 」
呼ばれて振り向くと、どこか見覚えのある人が走ってくる。
「麻倉さん、これっきりにしてね。私はここにいるのが仕事で呼び出しとかはしちゃいけないんだから」
「うんっ、分かって、る。・・これっきり、にする、から・・。でも、ありがとっ。
新井さんっ、ちょっと・・、来てくださいっ」
制服を着てる’麻倉さん‘は、受付の安田さんに両手をパン! と合わせておがむようにし、俺の腕を取るとぐいぐい引っ張って歩き出す。
その横顔は確かに絹里さんと一緒にいた女子の一人で、記憶を探って思い出した下の名前は、
「え・・と、知子さん、だっけ? 俺、まだ仕事が・・・」
「そんなのどうでもいいですっ! ・・あ、良くないですけど、こっちの方が大事です!」
訳が分からない事を言って‘麻倉 知子’さんは、エスカレータの横、自販機前まで来てやっと止まった。

「新井さん、真希のことどうするんですか?!」
「ど、どうって・・。それは」
単刀直入にこられて、焦る。
「ゴールデン・ウィークの休み、十日もあるんですよ! それなのに・・。真希に聞いたら『何も無い』って言うから! 」
怒りだした麻倉さんにどう言えばいいんだろう。

俺と絹里さんはそんな仲じゃなくなったんだと。そもそも初めから違っていたんだと。

(言えないよな・・)





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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー5

「新井さんっ、真希を放っておくと取られちゃいます! 」
「『取られる』? 」
「そうです! 中畝さん、ちょこちょこ総務に来て真希と話していくんです、楽しそうに。
新井さんがちゃんと来ないから割り込まれてるんですよ」
「だ、だけどチーム営業も終わったし、総務に行く用事なんて」
「無くても作って来てください! 真希が・・、真希がかわいそうです」
「そんな事は無い。俺も、絹里さんだって分かってる」
絹里さんは可哀そうじゃない。それだけは言ってあげないと。

「だったら。・・早くなんとかしてください。きっと新井さんのこと待ってるはずです、真希」
興奮が収まってきた麻倉さん。声も小さくなり俺もほっとする。
「分かった。早めに何とかするよ」
「そうしてください」
俺の言葉に大きく頷く。その様子に、
「麻倉さんって、友だち思いなんだね。羨ましいなあ」
思わず口から出ていた。
「と・・当然です。真希は大事な友達なんですから」
言いながらなぜか赤くなると、麻倉さんはササッと背中を向け、エレベータのボタンを押す。
「だから、真希のこと、頼みますからねっ」
ドアが開くなり飛び込み、すぐ閉めながらそう言い残す。俺には真似できない素早さで、ポカンと見送ってしまった。


「・・でもなぁ、どうやってすればいいんだ」
机の上に鞄を置き、PCを立ち上げながらぼやいて・・、あれ? 
(こんなアイコン、作ったっけ? )
見慣れない、箱の形。最後の方にあるから最近作ったものだろうけど覚えが無い。
「先に仕事しよ」

報告も済ませて、
「さあてっと。何が入っているのかな」
箱のアイコンをクリック。
「・・っ、これ」
慌てて閉じる。
(びっくりしたーー)
北森が、チーム営業の打ち上げの時に話していた’内緒で婚活‘ のメモ・・だ。
そうか、使えるかも、って思ってあの時スマホからこのPCに送ったんだっけ。
(ここじゃ、見られない。自分のノートPCに転送しておかないと)
でも、せっかくだしちょっとだけ。

周囲を見回し、一応の用心に他のファイルも開き、画面上に重ねておいて、
「婚活サイト」を検索。






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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー6

「う・わー」
たくさんヒットして困るくらい、ある。
悩んでる人が大勢いるんだ。俺にはもう関係ないけど。
{あれ? }
調子に乗ってあちこち見ていたら、‘オタク婚’とか、‘ねコン活(猫好きの人たちの婚活)’なんて独特な括りがあって、‘LGBT*’ と言う文字が見えた。
「何だろ? 」
軽い気持ちでクリックして、固まった。
「・・っはー・・」
ついでに息も止めていたらしい。げほげほ咳きこんでいたら、
「どした? こんな時期に風邪か? 新井」
「いえっ、だ・い丈、平気ですっ」
向こう側を通りかかった中島部長に声をかけられ慌てて返事する。
良かったー、こっち側じゃなくて。

(でも、こんな‘婚活‘もあるんだ・・・)
少数派、というのだろう。その人たちの、真剣に相手を探しているサイトについアクセスしてしまって、悪い事をした気分になる。

同性愛とかそんなの、俺は考えたことも無かった。
会社の屋上で初めて会った時から、苑田さんが気になっていた。好きになったと自覚してからは、迷わなかった気がする。

「・・で、今度の連休、どこ行くの? 」
「うん、ハワイに行こうと思ってるんだ」
誰かの声にハッとして急いで画面を切り替えた。こんなの見てるの知られたら、また誰かに言われてしまう。
営業に女子は少ないけど、女子力の怖さは十分に知った。
(用心ようじん)

ファイルを閉じ、自分のノートPCへ送ってホッとしてから
(そう言や苑田さんは連休、出社予定があるんだっけ? )
ひょっとして、と言っていたような気も、とホワイトボードを確認しようとして、
「新井さん、今時間ありますか? 」
「え? 中畝、さん? 」
急に声をかけられぎくりとした。
「話したい事があるんですけど」
言外に’人の居ない所で‘と伝えてきた。では、と、簡単に机を片付け、席を立って休憩コーナーへ歩き出す。

「中畝さん、話って何の・・」
「絹里さんを、誘っていないんだそうですね」
人が居ないのを確認して、俺を遮るように切り出す中畝さん。俺に迫る勢いに思わず引いて、
「それは、まあ・・、色々あって。
でも、中畝さんどうして気にするんですか? 」
反撃を試みる。そうしたらさらに、
「僕が絹里さんを好きだからです。
以前、言いましたよね? 絹里さんを悲しませないでほしいと。

今度の連休、新井さん、絹里さんに何も言ってないそうですね。なぜですか? 」

突き付けてきた。




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文中の、LGBT* は、
レズビアン(女性 同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と 体の性の不一致)の頭文字をとった総称です。

『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー7

誤魔化しは許さないと言わんばかりの中畝さん。
どう言えばいいのかしばらく言葉を探し、
「俺と絹里さんは・・、たくさんの事を話し合いました。今は、お互い・・考える時間だ、と思ってます」
話せる限り、本当の事を言った。
「連休の間も? 」
「はい」
「・・では、僕が絹里さんを誘います」

は? 

「十日もある休みに絹里さんを一人になんてできる訳が無い。僕が彼女を誘います」
呆気にとられた俺に、中畝さんは、
「話はそれだけです。失礼」
と怒ったような顔ですたすた行ってしまった。

今の、ひょっとして俺、中畝さんにライバル宣言された、のか?

「まじ・・? 」
あんな、感情を表に出した中畝さん見るの、初めてかも。
いや、待て。 つまり俺は、絹里さんを休みの間中放って平気な男、に見られたのか? それはちょっと・・。
否定できないけど。むむ。

「新井くん? 」
「ひゃい! 」
「・・・。なんの考えごとしてたんだい? 」
呼ばれて驚き、変な声を出した俺にぷっと吹き出しながら、小野山課長が財布を出している。
「お・・小野山課長! い・いつからそこに?!」
「うん? ついさっきだよ。
新井くんはよく顔に出るから。見てると、・・楽しい」
笑いを含んだ声で言って紙コップの出る自販機でコーヒーを買い、ポーカーフェイスも覚えた方が良いよ、と言い残して行った。

課長、いつから見てたんだ?
中畝さんと話してる時は真面目だったから、その時じゃないよな・・。


◇  ◇  ◇


「崇、本当にこんな少ない荷物でいいのか? 」
「うん、今回は初めてだし、楽しむんだから。十分だよ」
ひろさんが聞いたのへそう答える。

連休が始まって二日目。
俺達は部屋で山登りの支度をしていた。もちろんひろさんも自分のリュックに荷物を詰め込んでいる。




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その96

もうじき、衣替えです。

学生の時は、中学・高校と制服でした。そして社会人でしばらく。あの頃は面倒くさかったんですけど。
今になれば懐かしく思います。

特に冬服から夏服に変わった時。

なにかこう、開放感があるような。季節が動いたのを実感するんですよね。
試験が終わったら 「夏休み」 だ! ってうきうきしてました。試験の結果や成績表には目をつぶって。。
苦あれば楽あり。 楽あれば苦あり。 ・・・人生です~。


社会人になってから、そういう、一斉に着替えるということからずい分遠ざかってました。
復活?したのはクール・ビズのおかげでしょうか。

2005年、あの小泉さんが首相だった頃からから始まったクール・ビズ。期間は6/1~9/30で、ほぼ学生たちと一緒。
最近は前倒しで5月から・・、なんて所も。
一時期、半袖の背広も出回ってましたっけ。 あ、これは羽田さんが首相の時でした。。省エネルック、とか言ってました。
最近はどうなのでしょう?
かりゆしシャツ、も着こなしが難しいかな?

男性諸氏の、センスが問われる服装でもあり、苦労、もしくは格闘!?(笑)のあとが窺(うかが)える服装の方もいましたねえ。。(遠い目)


現在、制服の無い世界(← おおげさ。笑)にいる身としては、羨ましいような、流行を追いかけずに済んでホッとしているような気分。
でも自分の中では、「羽根布団は今日でお終い」とか、「今日から半袖」 などの衣替えがあるんです♪
お天気の気まぐれのせいでやっと片付けた冬物を引っ張り出す、日もありますけどね。

『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*カラコンと名前-16

「・・なるほど、それで来てたんだね」
「はい。でもまさか知っている人に会える・・、お会いできるとは思ってませんでした」
「それはこちらもおなじだ。驚いたよ」
和叔父さんと内海の話を聞きながら、俺は二人の後ろを歩いてた。

‘くろすはーと’を出る時、ちょうど和叔父さんも外へ出ようとしていて、和泉が、
「あの・・、能見さんって、智と同じ名前ですよね。親戚の方ですか? 」
と和叔父さんに声をかけたんだ。 さっきの内海の会話は、聞こえてなかったみたい。
「ああ。私は智の叔父になる。よかったら名刺を渡そうか? 」
「はい、是非」
「和泉、せめて外に出てからにしろよ。ここはそういう場所じゃないだろ? 」
すぐにでももらいたそうな和泉が、内海の言葉に、あ、そうかと首を竦める。
ひとまず玄関を出て、さっきのコーヒーショップへ戻ることに。

「でも、智の叔父さんがこんなにカッコ好くて、福祉関係の仕事してるなんて知りませ
んでした」
名刺をもらって眺めていた和泉が和叔父さんに話しかける。
「そうかい? 」
「そうですよ!俺の叔父さんたちは年相応で・・・」
あはは、と涼二が笑い、
「そーだよな。俺、会った事があるけどメタボのお腹が並んでてさ」
「馬鹿、そんなこと言うなっ。おじさん達気にしてるだから」
「わっ、痛てっ」
お腹の出具合いを手で表現した涼二が和泉に叩かれる。それに俺たちが笑った。


携帯が鳴って、席をはずしていた和叔父さん、
「時間があるなら、いっそのこと僕の職場も覗いてみるかい? 」
戻って来てこんなことを。
「いいんですか?! 」
「・・いいの? 」
「もちろん。君たちの選択肢の一つにしてくれたら嬉しい」



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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー8

「ひろさん、今入れたら、明日入れるお弁当の場所が無くなるよ? 」
「あ。・・・重いものは下に、だったな」
「うん。重心は下にある方が安定するから。用心の雨具は下でもいいけど。ほかのはお弁当を入れてからにしよう」
山は天気が変わりやすい。だから雨具は持って行く。ほかにはタオルや靴下などの予備の衣類、帽子、救急用品に、とチェックリストを二人で見直す。
「これでお弁当作れば出来あがり」
「・・・子供の遠足みたいだ」
「そうかもね」
わくわくしている気分で、顔を見合わせると笑ってしまう。
「天気予報は晴れだったよな」
「うん。・・あのね、ひろさん」
真面目な声を作って切り出すと、何だ、と俺を見た。
「俺、山は楽しいんだ、ってひろさんに思って欲しい。これからずっと、たくさん行きたいから。
だからひろさん、一緒に楽しもう」
「ああ、おまえも俺をちゃんとナビしろよ? 」
言って、ちょっと恥ずかしかったのかうっすら頬を染め、つい、と視線を逸らすのが腰を直撃する。
(もう、ひろさん狡いよ。今夜は抱けないのに)
俺は平気だけど、受け入れるひろさんが体力使うことは理解出来てるから、組み敷くことはNGだ。
明日も、無理。 ・・・これって、ある意味ゴウモン?

「崇? 」
はああーっ、と大きなため息をついた俺に、怪訝そうなひろさん。
「あんまり苛めないで。そんな顔すると襲いたくなる」
「ばっ・・」
見る間に赤くなって俺をぶとうとするから、さっさとトイレに逃げた。
こんな時ひろさんは無自覚で俺を煽るんだ。我慢しなきゃいけないって知ってるのに。

「もう寝る」
「え? もう? 」
時計を見るとまだ夜の十時すぎたばっかり。
「怒ったの? 」
「明日は営業で使わない筋肉使うんだろ? だから寝」
「だめ」
最後まで言わせず掴まえようとした。せめてキスくらい・・、と思ったのにひろさん、伸ばした俺の手をすり抜ける。
「おやすみ」
行かせない。追いかけて今度は腕の中に。
「崇」
「シないよ。するのはちょっとだけ」
「するんじゃないか」
背中から抱きしめてる俺の方を向いて、拗ねたように唇を尖らせるものだから呆気なく自制が崩れた。




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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー9

今日はRがあります(R-18?)。なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールそてどうぞ。


























片手で頬を固定して唇を押し当てる。
「・・む・ふっ・・」
押さえてる手をはがして逃げようとしても、体が密着してるから俺の方が有利。
舌を左右に動かして舐め、できた隙間から差し込んで。
「ん・んっ。・・んぅ、ふ」
抗議なのか、きゅ、と歯で噛まれたけどもう押さえられない。
腰に回していた手を下へずらし前をくっと握る。そこはまだ柔らかな硬さだった。
驚いたひろさんが抵抗しようと身動きするのを封じるように、強めに上下に擦ると、んんっ・・、と声が漏れる。
「ぁ・・ぁ、っ、やめ、たか・・」
「ここでやめたら、明日すっともやもやする・・よ」
「は・あッ」
ぐい、と扱きおろして抵抗が緩んだ隙に服の中に手を入れる。息を吸い込んで体を震わせたのは、指が冷たかったせいだろう。
「・・ひろさんの、硬くなってる」
「背中から、言う、なっ」
それにもう熱を持って、熱い。
はあ、と首筋に息をかけ、舌全体を使ってべろっと舐めたら、かくんと膝が抜けた。その体を支えながら反転させ、向き合う。
「俺だってこうだよ? 分かる? 『ひろさんが大好き』って主張してるの」
「たかし・・」
腰を押し付け熱棒になってる雄を押し付ける。ひろさん、目を瞠ってみるみる赤くなって俯いた。
数え切れないほどシてるのに、いつも反応が・・新しくて、俺はそれだけで湧きだす唾を呑む。
「っつ、ひろさん、掴まって」
スエットを下着ごと引き下ろしぷるんと反り返った雄をじかに握り、
「あっあぁっ。・・や、崇っ。んう・・っ」
親指の腹で先端をくりぐりやる。たちまち張り詰めたモノから、蜜が溢れた。

俺も、限界。

一度手を離し、自分の衣類もわしっと掴んで押し下げる。
耳元で喘ぎ声を聞いていたから、痛いくらい硬くなった雄は、すでに染みをつけていた。

「・・っ、は、ぁっ、あ・・たか、しっ」
二本握って、にちゃっと粘つく水音を立てただけで、ひろさんの声が高くなる。
そして、俺の背中に回された手に力が入る。服をぎゅっと握って引っ張られ、少し苦しかったけどその分俺も手に力を入れて。
「っ、崇、ここでは・・っ」
「駄目・・って、言われても、無理・・だからっ」
びくっとひろさんが震える。あと僅かのところまで来てるんだ。 俺も・・。
「~~・・っ、ぁあ、ンッッ」
「っは、う、ひろさ・・っ」
二人分の白濁が熱くスエットを濡らした。





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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー10

はあ~っと長い息を吐いて、ひろさんが俺にもたれかかる。けどすぐ、
「・・服が汚れた」
むこうを向いてぼそっと文句を言う。
「洗うよ」
「当たり前だ」
「 ? ひろさん? 」
服を脱ごうとしたけど、離れようとしないひろさん。
「・・っ、離すな」
支えていた手を動かし、どうしたの? と聞こうとしたら、怒られる。

「え・・っと。もうちょっと、このままの方が良い? 」
返事は無いけど、まだ体を預けられてる。

深呼吸を繰り返し、息が整ってきて、ひとつ身震いしたひろさんの、俺の背中に回してた手に力が戻ってくる。
ようやくひろさんが体を離し、
「シャワー浴びる」
耳を赤くしながらスエットを引き上げ歩き出す。
「俺も」
「来なくていい」
「洗濯あるし」
「っ。 変な事するなよっ」
しないよ、もう。 あした、山登りだし。 ・・と言ったら怒りそう。
「ひろさんの後から入る。それならいいだろ? 」
「俺が出るまで外で待ってろ」
「分かりました」
素直に返事して、スエットの上だけ脱いで洗濯機に放る。ひろさんは俺が洗面所を出るまで待って、それから風呂場の戸を開けた。その音に、
「連休はまだたくさんあるんだ。ね、ひろさん」
聞こえないだろうけど、呟いた。


翌日は雲があるけどお天気。窓を開けて顔を出し、空気の温かさも確かめる。
「うん、好い日」
昨夜は大人しくシャワーを浴び、別々に寝たから元気満タン。窓を閉め、支度を始めた。

朝食の後ひろさんが作ってるのは、お弁当・・なんだけど。海苔の上にご飯を敷き詰めるように広げている。
「何?それ。海苔巻きするの? 」
「これか? ‘おにぎらず’っていうんだ」
「おにぎらず? 」
「そう。最近流行ってるんだ。失敗しないから初心者でも安心らしい」
ネットで見かけた、とプリントアウトした作り方を見せてくれる。
「面白そうだね。あ、じゃあ俺・・」
「もちろん手伝うよな? 」
逃げようとする前ににっこり笑う。笑顔で優しい声が、コワイ。
「・・・はい」
「よし。それなら梅干だけ、のは作らないでおく」
「ひろさん! 」
俺が梅干し苦手なの知ってて、手伝わなかったら「梅干しだけ」のにするつもりだったんだ。
助かった~~。





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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー11

茹で卵。コロッケ・唐揚げ・プチトマトにブロッコリー。そして「おにぎらず」。二人分作ってリュックの中へ。

「忘れ物ない? 」
「ああ」

高尾山は都会に近くて登りやすい山。いつ行ってもシーズンだし、交通の便も良い。
初心者のひろさんと俺の足慣らしには最適だと思う。
「ケーブルカーなんて、子供の頃乗ったくらいだ」
「じゃ、楽しいよ。きっと」


ひろさんは子供のように窓からずっと景色を眺め、俺はそんなひろさんを眺め、ケーブルカーを降りる。

「・・道が舗装されてる」
いざ歩き、となって、舗装されてる1号路の登山道を見てひろさんが憮然と呟く。
「上の方へ行けば、ちゃんと土の山道のあるから大丈夫」
行こう、と促す。
舗装路と言っても山だから、坂道が多い。普通に歩けばすぐくたびれてしまう。張り切って先へ歩きたがるひろさんに、待ったをかけた。
「急いで行かなくてもいいよ。競争する訳じゃないし。それに」
「それに? 」
「俺、ひろさんとこんな風に歩くの初めてだから嬉しいんだ。ゆっくり歩きたい」
「ばっ・・、馬鹿なこと、言ぅな・・・」
わざと腕を組んで言えば赤くなって、最後は口ごもるように小さくなる声。
かわいい。

1号路は、山の中腹あたりにある薬王寺までは歩きやすい。それに、いろんな見所があるから喋りながら行ける。
街中の緑とは違う、山の多彩な緑。周りの人たちも思いおもいに楽しんでいてお喋りや笑いが耳に入る。
ふと見回して、ひろさんも感じたらしい。
「俺たちがこうやってても、おかしくない・・」
「山登りはいろんな人たちがしてるから」
そうか、楽しめばいいんだ。
ひろさんの言葉に大きく頷いた。

歩き出して約一時間。途中の薬王寺(薬王院)やら、サル園やら展望台を外から見物しながら来た道は、それだけでも面白かった。

「もうじき山頂だよ」
「そう、だな」
タオルで汗を拭うひろさんの声に少し疲れが見える。でもそれを上回る興奮と楽しさに、目が輝いている。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その97

記憶。
覚えていたい事も、覚えていたくないことも私たちは記憶しています。
それが脳みそに蓄えられるのか、心に刻まれるのかは、いまだ謎のようです。
そして、全て思い出せないのも謎ですが。 まあ、これは良いことかもしれません、けど。

網を刺激、もしくは操作して記憶を作ったり忘れさせたりするのは絵空事・・ではないんですよね。
暗示や催眠術、事故。些細なきっかけなどで、ガラッと変わってしまったりする。


私にある経験は、職場への道順。
いつも駅からバスに乗って通っていた道を、ある時遅刻しそうになって弟に送ってもらったことがあります(バイクの二人乗り。今では2ケツ・・とか言うのだそうですが)。
私より道を知ってる弟。いつもと違う道順で、見慣れた会社を逆方向から見たら。。
「ここだろ? (弟)」
「えっ、違うよ(断言。私)」
「そうかー?(一応信用。弟)」
と、会社をスル―。 しかし、行けども行けども見当たらない・・・。
もう一度、方向転換したら~~・・、 「あった! あそこ! 」
その時の弟のつめたーい「ここ、さっき通ったし」 は、今でも忘れられません(赤面)。


弟よ、せめてキミだけでも忘れててくれーー!






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お詫び

すみません!

いろいろありまして・・、1時間ほどUPが遅くなります。。

本当にごめんなさい。 しばらくお待ちくださいませ。

『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*カラコンと名前-17

和叔父さんの会社は、二つ先の駅を降りて徒歩一〇分くらい。

「ここ? 」
「そうだ。・・あ、支社長、ただ今戻りました」
「お帰り能見くん。・・・どうしたんだい? 若い子を引き連れて」
支社長、と呼ばれた人は平屋の建物の前で植え込みを眺めていて、俺たちを見て目を丸
くする。
「我が社の見学希望者です」
澄まして言う和叔父さんについ笑ってしまう。
「それは珍し・・いや、嬉しい。ま、中へ入ってくれ。あまり広くない会社だが」
支社長さん、にこにこと先に入り、
「おーい、矢ケ崎さん、お茶を頼むよ。六人分」
パーテイションで仕切った場所へ俺たちを促す。

「偶然、能見くんに会ったんだって? 」
「はい。お・・、私たちも驚きました」
言いなおす内海に、支店長さん、ほう、と言う表情になる。
「車椅子が良い広告になったようです」
とは和叔父さん。
「なるほど」
「まさかビジネス街で見るとは思わな・・思いません、でした。それで気になりまして」
和泉もいつもと違う話し方。背筋まで伸びてる。
「あの・・、お茶、です」
女の人がお茶を運んできた。何だろう、おどおどしてるみたい。
「ああ、ありがとう矢ケ崎さん」
支店長さんの隣にいた和叔父さんがすぐ、立って受け取り矢ケ崎さんに笑いかける。
矢ケ崎さんの顔がぱあっと明るくなったのが、妙に腹立たしい。
「失礼しま、ぁす」
子供みたいな仕草で大げさなくらい頭を下げて、パッと向こうへ行ってしまった

「彼女も、障害があるんですよ」
支店長さん、静かに言う。  はっとした。





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