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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-60

新井くんはハプニング(?)。では、苑田のお盆休みはどうでしょうねー。
今回は苑田視点です。



~~ 「ただいま。 あれ? 和美さんは? 」
「自分の家に帰った。だんなさんの実家の法事があるそうだ。四・五日かかるらしい」
「そう」
ほとんどこの家に居る和美さんだけど、家族とは仲が良い。そして和美さんの家族も、俺たちの事をおおよそ理解してくれている。
「久しぶりに、飲みに行くか? 」
「いいね」

「こんばんは」
「いらっしゃいませ」
父が連れて来てくれたのは電車で一駅の小料理屋。カウンターだけの店で、どうやら女将一人で切り盛りしてるらしい。
「今日はお二人で・・。息子さんですか? 」
「分かりますか? 」
カウンターに腰を下ろしながら、父さんが嬉しそうに聞き返す。
「ええ。よく似てらっしゃいます」

父さんに任せて、出てきた料理を口にする。関西風の味付けで、出汁がよくしみていて、
「美味しい」
「だろう? ここのはどれもお勧めなんだ」
と自慢するから、
「常連? 」
「なりかけだ。母さんと同じくらい美味しいご飯が出てくる」
澄まして答える。

そうか、父さんも外食するようになれたんだ。

二人で食べたり飲んだりしてる間も、店に来る人たちが父さんに話しかけたり、父さんの方から声をかけたりしている。
俺よりずっと心を痛めていた父さんが、自分から人との関わりを求めて談笑してるのを見るのは本当に久しぶりで、とても嬉しい。

「どうした? 範裕」
「・・外で見る父さんの笑顔が、いいな、って思って」
「・・そうか」




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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-61

翌朝、
「(痛)っーー・・」
ずきずきする頭に目が覚める。
「二日酔いなんて、久しぶり・・・」
自分の声を小さくして言っても拡声器越しのように聞こえ、こめかみを押さえる。
(どれだけ飲んだんだ? 俺)
えーと、と思い出そうとしたけど頭痛に負けて放棄。  寝よう。
二度寝した


「おそよう」
「・・父さん、元気だね」
俺が一階に下りられたのは昼近くになってから。足音に新聞から目を上げ、俺を見る父さんは、元気そうだ。
「竹花で結構飲まされたろう? 」
初顔が来ると必ずなんだ、と笑う。
「父さんも? 」
「ああ」
あの店、‘竹花’という名前なんだと思いながらテーブルの向かいに座る。
「ほら」
「? 」
二人分作ってもらった。と言いながら、レンジで温められた物が俺の前に置かれた。
「二日酔いに効くそうだ」
「父さんが、作ったの? 」
「はは、まさか。竹花特製だよ」
シジミのみそ汁と、ほぐした鮭が添えられた卵雑炊。

「「いただきます」」
声を合わせて言い、箸を取った。
翌日、二人で墓参りに行く。
花を供え、線香とろうそくに火を付けながら、
「向こうで二人、何してるかな」
「隆裕の好きな物をたくさん作ってるんじゃないかな、母さんは」
「そうだね」
目を閉じると想像できる風景。 兄さんは、小さい時から台所に居る母さんの側にいてずっと料理ができるのを見ていたっけ。

隆裕。母さん。 
俺は上を向いて歩けてるよ。崇と言うパートナーが隣に居て、幸せになりたいと思ってる。

手を合わせ、胸に呟いた。






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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-62

今日も苑田視点の話、続きます。


親子二人で過ごす三日めは、交替で台所にたち、料理を作る。昼はもちろん、カレーだ。
「いつの間にこんなに調味料が増えたの? 父さん」
「和美さんだよ。料理にはスパイスが必要だ、と言って置いていくんだ」
「らしいなぁ」
父さんに一つづつ教えながら料理してる和美さんが目に浮かぶ。

のんびり過ごした午後、和美さんがやって来た。

「ただーいまあ」
「和美さん? 」
この家に来るのは明日か明後日のはず。 でも、
「聞いてくれるー? 法事の料理がひどかったのよ~」
と、ガサガサ音を立てながら近付いてくる。
「だから口直し買ってきちゃった。 私にもカレー、ちょうだい」
ひょい、と顔を出したのはいつもの和美さんだ。
「どうしたの? こんなに早く」
「だから、美味しいものが食べたくなったの! (自分の)家じゃ私の好みを食べるの、私しかいないんですもの」
むうっとした顔で俺たちの横へ座る。
「ご主人はまだ休みだろうに」
父さんが気を使って聞いたのへ、
「実家で寛いでます。ついでに敦史(あつし)は来年お父さんになるし、七奈(なな)はホームステイで帰って来なかったわ」
私より敦史がいた方が喜ぶの。と言ってから、
「あ、お土産冷蔵庫に入れておかないと」
カレーもね~、なんて鼻歌で台所へ行く。

いいのかな・・・。 ~~





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その125

「こんなものがウチの会社に届いたんですよ」
と、置き薬の点検に来た人が見せてくれたのは、健康や血流に関する’業界新聞’。

へェー! と驚いたのは記事じゃなくって業界新聞そのもの。
大手新聞や経済新聞系は見たことや名前を知ってますけど、業界向けの新聞なんてめったに見ることがありませんもの。

で、調べてみたら結構あるんですねー。
業界紙の団体としては日本専門新聞協会があるそうですが、加盟してるとかしてないとか、があるようで、
1980年代中ごろから東京だけで1000社以上が存在するという推定も。その数と種類の実態はきわめてつかみにくいのだそう。

とっても小さく捉えれば、家庭新聞だって立派に新聞ですから、それを思うと、どれだけ数があるのか判らなくてもしょうがないのかなあ、とも思うのですが。


それでもたくさん発行されてるんですね、新聞。
今はペーパーレスとか言われてるから新聞も減ってるのかしら・・、なんて気がしてたのに。


私ですか? 新聞好きですヨ。
何度でも読み返せるし、比べるのだって簡単。扱う紙面の大きさでその会社の意識が分かるし。電子系より頭に残る気がするんです。
加えていろんな役に立つ!
服にもなります。 クリスマスツリーも作ったことあったなー・・・。




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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出して-5

「相変わらず仲良いなー、おまえたち」
「一緒に、受験した仲だし」
な、智? とさらにくっ付いてくる内海に内心呆れながらも、
「まあな」
と答える。

「あー、落ち着く」
「人ん家で落ち着くな」
結局内海は俺の部屋へ傾れ込んできた。
「水くれ」
「それくらい自分でしろ」
「ケチ」
言いながら普通に歩いてキッチンへ行く。

あれ? 酔ってない? 

「智―、シャワー貸して」
「図々しいな、俺が先」
「へーへー」

「空いたぞ。・・って、何してんの? 」
「いや、おまえのスマホ、鳴ったみたいだったから」
シャワーから出てくると、内海が俺のスマホを弄ってる。
「んなの置いとけばいいだろ。勝手に触んなよ」
取り返し、見たら、メッセージランプがついてる。
「和叔父さんから来てるじゃないか」
慌てて開くと、
『智、もしよかったら今日の写真、送ってくれないか?兄さんにも見せたい』
うわー、和叔父さんから’お願い‘だ! 
「はいはい~、す―ぐ送りますよ。カメラ、ぽちっ」

あれ?

内海たちと撮った写真はあるのに、俺と和叔父さんのツーショットが、無い。
「内海、おまえに頼んで撮ってもらった・・・」
聞きながら振り向けば、いない。
「シャワーか」
もう一度操作し、スマホのアルバムを全部スライドしたけど、
「無い・・・。どうして?? 」


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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-63

新井くん、疲れて(?)ご帰還。


「うわ、暑っーい」
たかだか一日しか留守にしてないのに、西日も入るマンションははサウナもどきの温度で俺を迎えてくれた。
「窓、まど」
空気を入れ替え、クーラーを入れ、
「えーと、明日・明後日出勤で、その後休み。か」
カレンダーの印を見ながら確認。実家はもう行かないから丸まる休み。
「ひろさんは・・。俺と重なる日が二日しかないんだった」
でも、一緒に仕事出来る日もある。
「たまにはビアガーデンとか行きたいな」

交替で休むお盆の会社はいつもより空気が緩い気がする。
「おはようございます」
「お、新井さん、今日は出勤日? 」
「はい、鈴木さん。よろしくお願いします」
社員用出入り口近くの詰め所、守衛の鈴木さんに挨拶してフロアに上がる。

いた。

「苑田さん、おはようございます」
「おはよう。新井、俺は外回りに行く」
お盆休みでほとんどの会社も休みだけど、逆に今かき入れ時な取引先もある訳で。
「はい」
休暇を取ってる人間の分もカバーしないといけないから自然、役割分担がされる。
(留守番かぁ)
「サボるなよ」
「しませんてば」
仕事モードの苑田さんは厳しい。気を引き締めてパソコンを開けた。

そして翌日。
今日も暑い。しかも午前に通り雨があったせいで外はかなり蒸し暑い。
「あ~~・・、バテた」
今日から出勤の北森が外から戻るなり机にばったり倒れ込む。まだ外へ出てない俺を見て、
「おまえは昨日からだし、ちょっとは楽だったろうなー」
「かもしれない。ほら」
「助かる」
冷えた微糖缶を頭に乗せてやると、マジに感謝の返事が返ってきて、
「外、そんなにひどい? 」
「ひっどーい。密林みたいな蒸し蒸し度」
「俺、このあと外回りなんだけど」
「行ってこい。体験して来い」
「薄情」
「仕事だろ? 」
ははは、と笑い合ってそばを離れた。





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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-64

就業時間終了の音楽が鳴る。まだ残りはあるけど
(明日からまた休みだ~)
と伸びをし、休憩しようと席を立つ。

「お」
「あ。 苑田さん」
休憩コーナーにいたのは苑田さん。と、
「新井くん、飛び休になったんだって? 」
「はい、そうです。一之瀬課長」
「絹里さんと出かけたのかい? 」
笑顔で聞く一之瀬課長に悪気(わるぎ)はない。それは分かってるけど、苑田さんの肩がピクっと上がり、
「違います」
思わず強く答えていた。

「・・ケンカでもしたのか? 」
「違いますよ、そんなんじゃなくて・・、家の都合です。呼び出されたんです」
「そうなのか」
「そうです」
俺の中ではとっくに終わってることだけど、社内の誰もが俺と絹里さんはまだ「公認」の仲なんだ、と思い出させる。
「絹里さんとは、今止まってます。この先どうなるかはまだ俺にもわかってません」
中島部長には言えたけど、一之瀬課長にはまだ全部言えない。だからぼかして言ったんだけど、
「ふぅ・・ん」
意味深な‘ふーん’と目が心臓によくない。
(あ、なんか緊張してきた)
「じゃ、私はレポートが残ってるので」
苑田さんがこの場の空気を破るように言って、飲みほした缶をゴミ箱に入れる。
「課長が早く帰れるよう、急ぎますよ」
「ああ、頼むよ」
いまイチ理解できない俺に、
「みんな交替で来てるから、部課長も交替で来てるんだ」
「そう。一応責任者がいないとね」
それこそ交替で説明してくれた。
(じゃあ、俺も頑張らないと)

ひろさんを誘いたいから。今日は混むかもしれないけど、外でビールを飲みたい。





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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-65

「お疲れ」
中ジョッキをカチンと合わせてビールを喉へ流し込む。
「旨~~っ」
「おじさんみたいだな」
ぷはーっと息を吐く俺に、ひろさんが笑う。
「だって、ビールはこうやって飲むのが一番なんだ」
って父さんが言ってた。
「そしてつまみは枝豆に唐揚げ! 」
「じゃあ、チーズはいらないな? 」
「いっ、いるいるっ」
盛り合わせになってる皿からチーズだけ取ろうとしたひろさんの手を掴みかけ、
「ほら」
「・・んぐ」
別の手で、ビニールの皮を剥いてあったスティックタイプのチーズを口に入れられる。
もぐもぐ。
「・・おいひい」
「こっちはスモークタイプ」
と自分の口に入れる。
「それも欲しい」
「欲張りだな」
煙草を咥えるようにチーズが口先で踊り、その誘う動きにがばっと反応して食い取った。
「・・崇っ! 」
ついでに(当然? )唇が触れ合い、目を見開いて驚いてたひろさんがまっ赤になって怒る。
「誰も見てないよ~~」
「この、酔っ払いっ」
うん、酔っぱらってる、かも。

「なな、何すんだよっ! 」
「これくらい、普通に恋人同士だ」
「場所ぐらい考えろッ」
「そうか、家でするならいいんだな? ここは下がホテルだ、そっちでもいいな」
「違うー! 」

あ、近くのテーブルでも何か言い争う声がしてる。片方、学生みたいな声だけどいいのかな? と見ようとしたら、
「これ以上居たらおまえが何するか分からん。帰るぞ」
ひろさんが本気で立ちあがりかける。
「えー、まだ残ってるよ? 」
もったいないじゃん。口を尖らせ唐揚げを取れば、渋々座りなおして、
「・・なら、さっさと食べろ」




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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-66

「っとに。ビールの中ジョッキ三杯で酔っぱらうなんて」
「あしたー、ひろさ、って、やすうぃ・・、っく」
良い気分の俺を引っ張るようにしてドアまで行き、押し込んだのは俺の部屋。
「だからと言って・・、靴、脱いだか? 」
「うんっ」
その返事に、ひろさん、黙ったあと苦笑いした。
「しょうがないな。寝るまでいてやるから」
その言葉が嬉しくて、バンザ―イと両手を上げ抱きつく。
「ひろさん、好き」
「・・分かったから」
あやすように抱きついた俺の背中を叩く。
それに、火が点いた。
「たか・・、んっぅ」
両手でひろさんの後頭部を固定し、息がかかるほど近い唇にむしゃぶりつく。
「んっん・・~~んっ」
深く合わせ、舌でひろさんの唇を割る。硬い歯の感触が抵抗を示したけど、なぞっているうちにゆっくり開いていく。角度を変え、また重ねて、ビールの僅かに残った匂いとひろさんの声に酔っていく。

後頭部から背骨に沿って滑らせ、ぐい、とスラックスの裾から中へ入れて指先に力を入れる。
俺だけが知ってる、ひろさんが感じる場所。
「・・っ、手」
「明日、休みだよ、ね? 」
ゾクリと体を震わせて、口の中の愛撫から逃げたひろさんが声を出し、俺は答えて耳を噛んだ。
「俺は」
「ひろさんだって休みだった」
ちゃんと予定表確認してきたんだ。
半月くらい我慢したんだ。それって長いよ。ねぇ、ひろさん。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その126

  
ただ、空気が動くだけなのに、いろんなものを乗せて行ってしまいますね。
音。 熱。 匂い。 砂から牛や家までの物体。 時には感情まで。

通り過ぎてから分かるのに、存在感ハンパ無い。 たまに、目に見えたり(台風とか竜巻とか)。
そしてたくさんの名前も持っている。 日本語では、2000以上ある・・、とか。

こんな名前もありました。
「吹花擘柳」 ◆すいかはくりゅう◆  花をそっと吹き開かせ、また柳の芽を割き分けるようにそよぐ春の風。

初めて見ましたー! 確かにこんな名前があったら2000以上ありそうです。 他には、
「明日香風」 ◆あすかかぜ◆  明日香地方に吹く風。
「刃風」 ◆はかぜ◆ 刀で激しく切るときに生じる風。
「色風」 ◆いろかぜ◆ なまめかしい風。

・・そんな風もあるのかー、と思わず笑ってしまいそう。

気象庁風力階級、というものもあるらしい、です。
全部で17段階あって、
風力0(平 穏、と言い、 1ノット以下。風速 0.0~0.2 。状況は静穏、煙がまっすぐ上昇している。 )
から、
風力17!?まで。 12が台風相当なので、「どんだけっ? 」って話ですが。


昨日、「風の電話」 を初めて知りました(某・国営放送で)。
ご存知の方、いらっしゃるかもしれません。 個人が作った、繋がらない電話BOXだそうですが、多くの人がその電話尋ね、それを使って思いを伝えているのだとか。
切なくて、でも、電話を終えた人たちが前を向く目をしているように見えて、印象的でした。

どうか、届きますようにと画面のこちら側から、祈りました。




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お知らせ

お知らせ。グレードアップ。

スミマセン。
先ほどいきなり、「Windows10にアップグレードを開始します」 の表示が出ました。

特に問題は無いかもしれませんが、、明日から先、記事をアップ出来るか不安・・・。
もし、上がっていなかったら手こずっているのねーー、と思ってください(苦笑)。

どーか無事に終わりますように(祈                                では

『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー6

「でたぞー。って、何固まってるんだ? 智」
「内海っ、おまえちゃんと俺と和叔父さん撮ってくれたよな?! 」
呑気な声に詰め寄る。のけ反った内海は、
「撮・・った、けど」
「写って無いぞっ! どーすんだよ、和叔父さんに送ろうと思ったのにっ」
「そんなはずは・・。貸せよ」
俺と同じ事をして、驚きの声を出す。
「俺、ちゃんと撮ったぞ」
「けど、無いじゃないか。おまえなら大丈夫だからって安心してたのに」
和叔父さんからの‘お願い’に応えられないのが悔しくて、
「頼むんじゃなかった・・っ」
涙が滲んでくる。
「智・・。
ごめん。そんな、泣くなよ」
「も、いい! おまえ、二度と俺のスマホ、触るな! 」
和叔父さんの喜ぶ声が聞きたかったのに。

内海に怒鳴って、でも泣きそうなのを見られたくなくて、洗面所へ行く。ザバザバと顔を洗って少し落ち着き、スマホをタップする。
残ってるのは一人で写ってるのと、みんなで撮ったやつと、・・内海と二人の、だけだ。
「やっぱり、無い、か」
肩が落ちる。楽しみに待ってるだろう和叔父さんを思うとため息が出たけど、
『ごめん、和叔父さん。写真、消えちゃったんだ』
とメールする。すぐ、
『どうしたの? スマホが壊れたのかい? 』
『違う。内海が保存し忘れて。電話していい? 』
送ってすぐ着信音。
― もしもしっ」
― ごめん、さっきは変な事、書いたね? 」
― え? 何のこと? 」
― スマホが壊れていたらメールも出来なかったのに、それ、忘れてた」
― ・・・、っ、ほんとだ」
プッと吹き出し、電話の向こうでもククク、と笑い声がする。気分が少し浮上した。


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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー67

むむむ・・。微妙ですがR-15、くらいになるのでしょうか? 少し、下げます。











「放・・せ」
「できない」
「玄関だ・・ぞっ」
「声を出さなきゃ、分かんないよ」
「汗かいて・・」
「あとでいい」
ひろさんの汗ならどうってことない。それにどうせシャワー、浴びるんだし。
逃げ道を塞がれた顔をするひろさんが上目使いになる。俺より少し背が高いひろさんなのに、そんな顔をするから、
(反則技、その一だ! )
思わず心の中で叫んでしまう。
「声が出るから・・、嫌だ」

ああもう・・、理性がぶっ飛ぶ!

壁に押し付け、乱暴にワイシャツの釦を外して裾を引き出す。ビアガーデンに行く時ネクタイを取っていたから前が大きく広がる。
「これ、咥えて。俺、我慢できない」
睨まれたけど腰を押し付け、俺の、もう硬くなってるモノでひろさんのそれを擦るようにすると、
「・・・」
赤くなりながら薄く口を開けてくれた。でも、
「痛っ」
仕返しに、挿し入れた布ごと噛まれる。
(いいよ、それくらい)

「ん・うっ。・・ふっ、っ、んん・・っ」
「・・っろさ、ん。ね、気持ちい・・?」
「ん、っう」
横を向いたひろさんの、浮き出た首の筋をべろりと舐め上げ、感じて身震いするのを受け取る。
肌着越しに、尖り立った胸の肉粒を手のひらで押し潰し、爪を立てれば、
「んん・・っ、ん、んっ」
と壁に手をついてずり上がり、艶のある呻きを俺の耳に落とす。
どうしてひろさんはこんなにエロくなるんだろう。

直接肌に触れたくなって肌色の布地を捲り上げる。拒むようにひろさんが肩を掴んだ。
「ひろさん? 」
顔をあげると、潤んだ目で首を横に振る。
(反則、その二だよ~)
シャツを噛んだままそんな仕草をするなんて、いうこと聞くしかないじゃないか。




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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー68

まだ、大丈夫かなー? とりあえず、R-15でお願いします。 年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。











「ベッドなら、いい? 」
ぎくしゃく頷く。
「行こ」

どさっと、倒れこむようにベッドで重なる。膝立ちになって、ボタンを引きちぎるように脱いだシャツと肌着を放り投げ、ファスナーを苦労しながら下してスラックスも下着ごと脱ぎ捨てた。ひろさんのを脱がせようと手を伸ばしたら、
「やめろ。・・自分でする」
ぺちっと叩かれてしまった。

目の前で、ひろさんが服を脱いでいく。こんな刺激的なことはない。
なのに、寝たままじゃ大変だから、(もあるけど、俺が邪魔だから)とベッドの隅に追いやられ、’マテ‘をさせられる。
ワイシャツと肌着がざっと畳まれ、俺みたいに膝立ちになったひろさんがカチャカチャとベルトを抜き・・、ガン見してる俺を見て、
「見るんじゃない」
って言うけど。無理。
躊躇ってる様子にまでフェロモンが滲み、喉が鳴る。
とうとうひろさんは横を向き、下着まで一気におろした。途中、引っかかり、ぎくっと全身が強張る。

ひろさんのも、硬くなってるんだ。

腰回りにあった片手がもたもた前に動き、引っかかったところに触れる。
はあぁ、と艶めいた声と息が空気を震わせ、俺の耳まで届く間に体に絡みつく。
「ひろさん・・・」
「まだ、全部脱いでない・・だろ? 」
近づこうとしたらそこに居ろ、と目で止められ逆らえない。
また横を向いて、スラックスの片方がへたれ、足が抜ける。肝心な部分を服で隠し両足を出したひろさんが大きく息を吸って、服を投げた。




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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー69


どうやらR-18になりそうです。 年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。


























目が合う。 赤くなった顔でふっと笑い、声を出さずに‘たかし’と呼んで手を伸ばす。
ダイレクトに、腰に、きた。
伸ばされた手を掴み引っ張る。ぅゎっ、と小さく抗議の声をあげ、俺のほうへ倒れこんでくるひろさんを抱きしめた。
「ひろさん」
「・・危ないじゃないか」
「ごめん」
「後ろは壁なんだ。おまえがぶつかる」

俺の心配してくれるの?

「大丈夫だよ。いつでも,ひろさんをちゃんと受け止めるから」
胸がいっぱいになって、抱きしめる腕に力が入る。
「・・頼むな」
呟いて俺の背中に手を回し、抱きしめ返して、ちゅ、と柔らかなキスをほっぺたに。

・・明日、起きられなくなっても知らないからな。

ひろさんの頬に手を添え、唇を重ねる。今度はすぐに口を開けてくれて、舌を絡ませあう。
ぐるっと回して裏の筋を撫で、強く吸えば、身震いして声を漏らした。
夢中になって口腔をまさぐり、時にこそげ取るように動かす。息継ぎのたび、角度を変えるたび粘る水音がし、興奮で腰が揺れ、芯からとろりと蜜が溢れる。
「ん・ぅ」
「っは、ぁ」
雄同士が違う揺れ方でぬめぬめ擦られ、電気が走ったみたいな刺激に、とうとうひろさんの膝が崩れた。

座り込んだ顎の下に俺の雄の先端があって、下を向いたら真上から見ることになる。そう思ったら痛いほど張り詰め、たくさんの透明な液が滴り雄が濡れる。
何に気付いたのかひろさんが俯き、息を呑んだ。そして、
「っひ・ろ・・。ぅく」
舌を尖らせ鈴口をなぞる。腰が、跳ねた。
「ぐ・・っ、ん、む」
いきなり奥まで乱入した屹立に呻いたけど、そのまま優しく舐めてくれる。





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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー70

今日は、いえ、今日からはっきりR-18です(やったー)。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。























(う・・)
せりあがってくる射精感に奥歯を噛んで堪えた。口の中で先走りと唾液が混ざり合い、それを塗り込めるように舌が動く。不規則に暖かい口の中から出し入れされ、ひろさんの頭が上下するたび呻き声が出てしまう。
「ためだ・・っ、したら、も、出」
もっと、ひろさんの奉仕してくれるのを感じたかったけどこれ以上されたらやばい。ひろさんの肩を押さえ、もういい、と言おうとした。
なのに唇に力を入れて根元を締めるから、グンと勢いがついた。そのうえ両手で尻を撫でられ、胴震いが来て離す間もなく・・、
「っく、ひ・ろさ・・あ、っあ! 」
「む・・、んぅ・・っ」
ドクンッ、と衝動が駆け抜け、すぐにひろさんの咳き込む音と特有のにおいが広がる。
「ごっ、ごめんひろさんっ。大丈夫? 無理しなくてよかったのに」
「・・・・い」
「え? 」
慌てる俺に首を横に振ったひろさんが、呑み込みきれなかった白濁を指で拭いながら俺を見上げ、
「久しぶりだけど、・・濃い」
言って、拭った指を口に入れ口角を上げた。

カッと頬が熱くなる。

肩に置いたままだった手でひろさんを押し倒し、催促するように立ち上がってる胸の尖りに顔を埋めた。
「は・ンッ」
一度弾んだ体がのけ反る。噛んで、舐めて吸い上げ、もう片方も指で挟んでぐりぐり擦る。
「ゃ、やあっ。崇・・っ」
強い刺激に喉を晒し、両手でシーツを鷲掴む。

その白い場所に痕をつけたいけど、夏はだめだ。

代わりに音を立てながら何度もキスして、喘ぐたびに動く喉仏に唇を押し当て舌を這わせた。そして指と口を替えてもう一度乳首を味わう。
「たか・し・・っ、崇。も・・、やめっ」
「でも、硬くなってるよ? ひろさんの」
俺のこと突いてる、と腹に力を入れてソレを圧すと、見る間に、耳まで赤くなった。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その127

昨日の晩、部落の中の神社に行ってきました。  春祭りです。
巫女の女の子たちの神楽舞とお祓いを受ける、儀式のようなお祭りです。(花代ーー奉納金ーーとお下がりのお神酒のふるまい、お餅の分配がもれなく付いてきます。笑)
暖かく、月も星も出ていて、そぞろ歩くにはちょうどよく、

まだ寒い日もありますが、だなあ。 と実感。

まだ硬い蕾の桜を見上げ、肩を竦めながら急いで歩くこともしない、夜。 のんびりひとりで散歩しても、あまり寂しくない不思議さ。
つい、「桜」の歌を口ずさんでいました。  

ところで。
桜、がタイトルについてるとか、歌詞に入ってる曲って、どれくらいあるんでしょうね?
最近、急に増えたような気もするんですがよく分かってません。  歌番組も減りましたし。 で、とあるブログに入ってみたら、2000年頃から急に増えだしたように感じる。とありました。
そこには
1934年『さくら音頭』(小唄勝太郎)   1945年『同期の桜』(内田栄一)、(鶴田浩二)
から始まって、
2014年 『サクラあっぱれーしょん』でんぱ組.inc (この曲、全然知らない~)
まで、70曲あまり。

「桜坂」や「チェリーブロッサム」、「夜桜お七」。「さくらんぼ」、等々。。 私でも知ってる曲、歌えるたくさんありました。
そして、童謡や唱歌だって。
さらに、歌詞に入ってる歌となったら・・・。 目眩がして、挫折。

こんな一文もありました。
”サクラソングは陽気で悩みなんて微塵も感じさせない爽やかポップチューンと
春の別れをしっとりをうけいれるミディアムナンバーの2つに分けられる模様。”

納得です。  桜が咲いたら、その下で、「サクラ」の歌、歌ってみようかなあ。  

みなさま、爽やか系としっとり系、どちらがお好きですか? 




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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー7


― それで、写真は全部消えてしまったのかい? 」
― ううん、俺と和叔父さんの分だけ。他のは、ある」
― そう・・。それじゃあ、その中から二・三枚送ってくれる? 」
― それで、いいの? 」
― 智が写ってれば良いんだ。頼むよ」
― 分かった」
― あ、智」
― なに? 」
― 僕たちを撮ってくれたのは」
― 内海だよ。あいつ、保存するの忘れたんだって。だから、もう俺のスマホ触るな! って怒ったんだ」
― ・・そこまでしなくても。今度から気を付けてもらえばいいじゃないか」
― 和叔父さんがそう言うなら」
じゃあ、と電話を切る。声を聴いて話をして、さっきまでの泣きたい気分は無くなっていた。
和叔父さんが、

「そうか。彼が内海くん、ね」
と意味深に呟いてたのは、知らない。

「・・智。悪かった」
洗面所に籠っていた俺がようやく出てきたのを見て、内海が本当に済まなさそうな顔で謝ってくる。
「いいよ。
和叔父さんも『いい』って言ってくれたから、次はちゃんとしろよ? 」
「『和叔父さん』が? 」
「だよ。感謝しろ」
「・・・ああ」
内海、妙に押し出すような声で返事した。変なの。

「お休み」
「・・みぃ」
くたびれた俺は早々にベッド。内海は伸ばすせば簡易ベッドになるソファーで横になる。


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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー71

R-18なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。























「おまえの・・」
「俺の? 」
「おまえの、せいで。・・俺も、欲しくなったんだ」
赤い顔のまま、掠れ気味の声で今日最大のコロシ文句を投下してくる。
片手でひろさんのぬめりを掬い取り、綻んでる蕾に指を挿し入れれば難なく呑み込んだ。
感触に、すぐに二本めも沿わせて潜らせる。
「ぁあっ」
叫ぶように声を放ち、腰を浮かせて反応されるともう嬉しくて仕方ない。
「聞かせてひろさん。もっと」
指を根元まで入れぐるりと回す。内側が蠢いた。
「ゃ、そ・こはっ。ぁ」
「イイ、とこだよ。ね? ひろさん」
揃えていた二本をばらばらと動かし、探し当てたしこりを弄る。
「た・かし・・、崇っ。そっ、や・・っぁ」
びくっとして、両脚に力を入れ閉じようと俺を挟む。でも、ひろさんだって欲しくて揺らしてるんだ。それが俺の腹をくすぐってる。
「言ってよ、イイ、って」
くりくりと周囲をなぞると、汗を散らす。
「はっ、あ! ん、やぁっ、たかし・・ぃっ」
「ちゃんと,、言って? 」
「・・う、言う、からっ。ぃあっ、・・っ。い、・・っ、ぃぃ」
喘ぐ唇の間から舌がのぞき、引き付けられてキスをした。なんだか甘い味がする。
「ん・・っふ。ぅ、ん、ん、む」
同時に指を出し入れして、二つの湿った水音を聞く。ひろさんの手が俺の背中に回り、爪を立てられたのかピリリと痛みが走った。ドクン、とまた雄が膨れる。

「・・ひろさん。入れたい」
「・・ちいち、言う、な」
「着けなくて、いい? 」
「だからっ、言わなくてい・・っ」
わざと指を擦りつけながら引き出し、文句を遮ると、ローションが必要ないくらい滑りのある俺の剛直を埋め込んでいく。





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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー72

今日もR-18です。新井くん、頑張って(?)ますので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























余裕がなかった。いつもなら全部入れるなんてしないのに、今夜は一気に腰を進めながら膝裏を持ち上げ、奥までズブズブ入れきってしまった。
「くう・・、っは、ぁ」
「ごめんっ・・」
いきなり満タンにされ、ひろさんはきつく眉を寄せたあと、肩で息をする。内側も驚いて密封するごとく吸着したから、俺も動けなくなった。
二人で体の緊張が緩むのを待つ。

「もう、いい? 」
態勢が辛そうだったひろさんの両足を肩に担ぐようにして腰を浮かせ、膝を入れる。
はぁ、と吐いて少し力の抜けた足の重みが体の位置を変えたらしい。
「ぁ・・っ、ん」
艶声がこぼれ、それが恥ずかしかったのか雄を包んでいた壁が、うねった。
「ぅあ」
思わず力が入る。そこへまた強く弱く締めつけが来る。
「あ・・」
ひろさんも自分で解ったらしい。きゅっと閉じた目元が染まる。
「も。。ひろさんはっ」
「あ、や・・っ。まだ、動くっ、ひぁ」
これ以上じっとしてたら爆発するよ。は言えないけど、代わりに音も立たないほど密着させて前後に揺すった。
「あっ。あぁあっ、たか・・、しっ、ぃ」
「っ、熱。ひろさん・・、なか、俺の、もみくちゃにして」
いつも以上に動いてるような気が、する。
「・・ばかッ」
耳と、声まで赤くして怒るひろさん。けど、潤んだ目までまともに見てしまって、このままだと持っていかれそうで、腰を引く。

ずる・・っ、と引きずる感覚があった。

「ひぁ、んっ! ・・だ、そ・・擦る・・っぅ」
「すご・・っ、ひろ、さんっ」
「あ、はァッ」
刺激が強すぎるのか、ずり上がって逃げようとする。
「行っちゃだめ」
腰を両手でホールドした。





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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー73

引き続きR-18です。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























「崇・・」
「イイ、って言わせてあげる」
俺の言葉に、なぜか口ごもり、そっぽを向くひろさん。

あとで、隣り合って寝るとき、
「おまえが、牡のかおをしてた」
から、ドキッとしたんだ。とやっぱりむこうを向いて呟いていた。

あっちを向いた顔を、俺のほうに向けさせたくて、引いて、突く。クチュ・・、とやけに耳に付く音がした。
「ゃ・・」
音より、ひろさんの声にまたスイッチが入る。
「違うよ。いい、って、言わなきゃ」
「あ・・ぁっ。た・たか、っし・・っ。や、そこ擦・・、はぅ」
張り出してる部分でポイントを引っかけながら、スライドさせる。押し込むたび、もう濁音になった水音が、リズムをつける。
「い・・、嫌。たかしっ、・・おと、やぁっ」
「イイ、んでしょ? ひろさん」
聞きたくて、前後だけでなく、ひねりも加える。
「・・・ぁぁあっ、い・・あ。だ、・・ぁんっ」
「ここ、も、欲しい、・・て」
指先でぷくりとした粒を摘まみ、振動をあたえれば、ひろさんの体が跳ねた。
「いぁっ、やめ・・っ、達き」
「待っ、て」
急いで根元を戒める。でも、指が滑ってギュッとできない。そしたら、
「・・―― いっ、くゥッッ」
「わぅ・・っ」
扱いたようになってひろさんの雄が弾け、連動した絞り上げるような動きに、抵抗する間もなく俺も放出して、しまった。

「ひろさん、俺、まだ聞いてないよ? 」
「・・なっ。おまえ・・」
「だから、も一回。こっち」
くたりとしたひろさんは、まだ中にいる俺の雄が硬いのに気づき、狼狽える。力がいれられなく抵抗できない体を、うつ伏せにした。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その128

いつも車で通る道沿いに、大きな銀杏の木がある神社があります。一昨日通ったら、やたら空が見える、ような?
・・と思ったら。
枝が切られていて、ちょっとびっくり。  そうかー、神社でも、銀杏でも伐るんだ。なんて変な事に感心しました。
でもあれって、伐採?

違ってました。

伐採は根こそぎ枯らす目的なので、根元で切る。 んだそうです。
幹や枝が残っていれば剪定。(何年も放置してある植木は、強剪定といって幹と枝だけにするしか形を作れなくなっています。)

生垣みたいに、形が乱れたら整えるのが選定。だと思い込んでました。
知らないって時々すごい勘違いになるんですね。

我が家には庭があるので、古くからきている植木屋さんが選定をしてくれます。 でもねぇ。
詳しい、とは言えないような。。
花芽ごと伐られてしまったり、形が整わなくなっていたり、切った後の処置をキチンとしてなかったのか枯れてしまったり。と、残念な仕事をされていました。 


伐られた枝を挿し木にしたこと、あるんです。素人がすることなので失敗も多々ありますが、頑張って生きのび、成長してくれると「ばんざーい! 」って言いたくなります。

柳は、強いですよ。 庭にある南天やバラも、何とか大きくなったものが鉢植えで花を咲かせてくれて。  (あ、写真忘れた。。)
植物はたくさんの生きる力をもってる! んですね。

緑、いいです。




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本文

『耳から始まる恋愛』*思い出してー8

夢うつつのなか、頬に何か温かいものが押し当てられた感触があった。次は、唇。優しく触れてくるのは、
「・・和、叔父さん? 」
しか思い浮かばない。
ギク、と僅かに触れ合ったところで止まったものが震えたような気がした。けど、また眠りに引き込まれ、その先は何も覚えてなかった。

「・・畜生っ、『和叔父さん』かよ・・ッ! 」
内海が、俺に聞こえないようトイレで吐き捨てていた言葉も。


「おっはよー。智、起きろ~っ」
「・・っぐ、ぐるし・・」
いきなりの重みに叩き起こされる。なにすんだよ内海はっ。
「お・・もい、から、どけ」
「あー、はいはい。おまえ俺より細いんだもんな。ちゃんと食べてますかぁ? 」
言いながら俺を跨ぐように四つ這いになり腰に手を回す。
「変なとこ触るなよ。俺はおまえと違って、なかなか筋肉つかないのっ」
手を剥がす。せっかくいい夢見てたのに。

「でさ、朝飯どうする? 」
「。。冷凍したパンがある」
「あとは? 」
「冷蔵庫探せよ」
「りょーかい」
不意に顔が近づいたと思ったら、おでこにチュッと派手な音を立てて・・、キス、され
た?
「な、なにすんだっ」
「へへっ、朝ごはん作るお駄賃」

朝食は、なかなかだった。
スクランブルエッグはベーコンとほうれん草入りで、パンも蜂蜜バターで焼いてある。
「これは? 」
「スムージー」
「・・おまえ、絶っ対お婿に行ける」
「えー、智のお婿? 」
「要らない」
たわいもない話をしながら朝食をすませた。


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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー74

続いていますR-18。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。






























中が十分潤ってるから、体位を替える途中で滑り出てきた俺のムスコ。「まだ出さないでよ」と言いたげに腹に当たる。
ひろさんは、腰を引き上げられる時抵抗した。強引に引っ張り上げると、つうっ・・、と内腿を伝うものがあり、ごくっとつばを飲んで見てしまう。視線にかたまるその腰にキスしてペロッと舐め、背中に張り付いた。震えを走らせ、
「ぁ、い・・、崇」
という声がまた、反則だ。だから、
「ちゃんと、聞かせて」
項にも舌を這わせ、耳たぶを甘噛みする。体重をかけないようにしながら胸に手を回し、まだツンとしてる粒を指の腹で押し回した。
「たか、しっ。ゃっ、あ」
「じゃあ、ここならいい? 」
片手はそのまま、もう片手でひろさんの雄芯を包む。
「俺のみたいに、硬いよ? 」
蜜をにじませた先端を撫で、やっと、聞けた。

「・・っ、はぁ、んッ。ぃ・・い」
くるりと回し、鈴口をなぞると、また、
「ぁ、い・・。や、い」
「どっち? 」
「ぃ、い。 ゃ、するな・・っ」
腰を揺らして切れ切れに言葉をつなぐ。
「する。イイって言った」
きつめに擦ったら、
「あァッ。いっ、い・・やっ。た・かし、ぃ」
いろんな気持ちを一緒くたに言おうとする。どんな顔をしてるんだろう?
「ひろさん、顔、見せて」
首筋まで赤くなってるのに嫌だと首を横に振るから、意地悪したくなった。
「ひァっ」
ぬるぬるしてる、さっきまで俺を咥えていた窄まりにカリまで入れて止め、
「顔見せてくれないと入れない。それとも、ひろさんが入れてくれる? 」
選んで、とやった。
「ゃ・だ。崇、う・ごかして」
「決めて、ひろさん」
そのままねじ込みたいのをぐっとこらえた。






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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー75

さあ、正の字、書けるのでしょうか? のR-18です。なので年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。
















小さな接点からひろさんの息遣いが伝わってくる。おれのドキドキも届いてる・・?
我慢の限界が来る前に、は・・、と柔らかな喘ぎが聞こえて、膝一つ分、足が開かれる。それから、静かに双丘が俺のほうへ動き出して、スローモーションのように俺のを埋めて。
「ひろ・・さん? 」
「足りない、んだ。俺も。だから・・ 」
接してる肌の温度が上がったような気がする。こんな誘い方をするなんて・・!
「あ、んんぅっ・・! 」
「狡い、よっ。俺が・・、いつだって、ひろさん欲しいの、・・知ってるのに・・っ」
腰を鷲掴み、ひと言区切るたび押し込んで、引く。その強さに大きく前後に揺れながら、
「ぁ、ひ・・っ。ぃ、やっ、いぃ・・っ。ふ、っぁ、奥、くるっ」
粘つく音に負けないほど声を出す。俺の聞きたい言葉も。

・・あ、やばい。

気持ち良くて奥まで打ち付けていたら、止められなくなり、
「ひろさ、・・も」
「っ、ま、だめ・・っ! 」
眉を寄せて奥へ精をほとばしらせる。ひろさんも、背中を撓らせながら顎を上げ、声だけ聞かせてほぼ同時に達していた。


ベッドに沈み込んだひろさんが、全身で息をしてる。うつ伏せだと辛そうで、そっと肩に手をかけ体を横向きになるよう促す。
気付いたひろさんがふわっと笑みを見せてくれて、それだけで幸せな気持ちになる。
「水、持ってくる」
汗で首筋に貼りついた髪を分けてそこにキスをして、起き上がった。

「はい」
「ん。さんきゅ」
でも、なかなか手が伸ばせないみたいだ。
「飲ませてあげようか? 」
照れくさそうに笑って、頷いてくれて、ドキッとした。そしてムラッと。

まずい。俺、まだ足りないみたいだ。
気付かれたら、ひろさん、絶対怒るよな・・。






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『プリズム』27*知られてもー76

新井くん、足りない、って。。(苦笑) という訳(!?)で、続きますR-18。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。























口移しで水を飲み、飲みこぼした分が口の端から伝い落ちる。気だるげに拭う仕草に見つめてしまい、
「崇? 」
顔だけ上を向いた姿勢。さっきまでの名残でくっきり浮かぶ赤い痕。頭が沸騰した。
「ひろさんっ」
ペットボトルを放り出して馬乗りに。
「なにする・・っ」
「これで、終わりにするから」
背中側に回り、また復活したモノで狭間を往復させる。ひろさんはぶるぶる・・っと体も首も振って、
「無理。起きられなくなる」
と俺を見上げ訴えた。その額に、首筋に髪が貼りついてムラムラが直情に変わる。
「た・・、んっぅ」
驚いて目を見開いてる顔に、唇を押し付け舌を吸う。気を取られてるうちに胸に手を回し小さな粒を引っかくように刺激した。
「んむ、っ、んーっ」
俺の手を剥がそうとひろさんの手が重ねられる。まるで、二人でひろさんの体を弄ってるみたいになってるのが目に映り、興奮した。
力を入れて握ってるから、俺の手ごとすいっと下へ、ひろさんの中芯に動かして、余熱の残る幹を手筒に嵌めてしまう。そして扱きながら、
「ひろさん、自分で触ってるみたいだよ」
囁きを耳に吹き込んだ。
「違っ、自分で、なんて・・、ぁ、ふぅっ! 」
くびれで止めて、親指で鈴口を開けばとろりと蜜が湧きこぼれる。
「出てきた」
「言うな・・っ」
顔を背けるけど、横顔は丸見えで生唾を飲む。股間のムスコは逆に粘液をプクッと溢れさせ。
「は、、もう、駄目」
体を支えてる方の手で探って、
「やっあ! 」
ってひろさんの声を聞きながら腰を進める。ぐちゅ・・、と伴奏つきで接合を密着にした。
「あ、そ、こっ。擦りあげ・・。ん、っい、は、ぁうっ」
壁を向いて横寝してるひろさんの声が跳ね返ってくる。
「いっぱい、聞か、せて・・っ」
「ぅんんっ、ぃ・ぃ。・・い、やぁっ、もう」
俺と同じリズムで、さっきより俺に身を委ねて、ひろさんが先にイく。その匂いを嗅いで、俺もひろさんの内側を濡らした。





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『プリズム』

『プリズム』27*知られてもー77


「・・ひろさん」
「本当に、無理、・・だからな」
疲れ果て、掠れた声のひろさんに怒られる。
「ごめん。・・けど、俺が連れてくし、シャワーくらい・・」
「却下。今、何時だと思って、んだ」
ピシャリと断られてしまう。そうだね、午前二時を回ってたら大きい音、出せない。
仕方がないと諦めて、あったかいタオルをいくつか持ってくる。ベッドは、幸いというかタオルケットを下にしていたのでマットレスへの被害は小さい、と思う。
「体、拭くね」
なすがままの体、特に下半身、後ろのほうは丁寧にタオルで清め、汚れたもの全部洗濯機の中へ放り込む。
(洗濯は明日にしよう)

冷蔵庫に一本だけ残ってたドリンク。飲み切らないうちに目を閉じたひろさんの手から、そっとビンを抜き取る。
残りを口に入れ、流しに置いて戻って、すぅすぅと寝息を立ててるひろさんを発見した。
起こさないように横に入り、寝顔を見ながら思う。

がっつきすぎたかなあ。でも、満足できるのは終わった時だけ。なんだよな。

中畝さんと喋ってるひろさんが笑ったりすると、落ち着かない。俺、そんなに嫉妬深い方じゃないと思ってたんだけど。
それとも、中畝さんだから、なのか?

考えるの、やめ。眠た・・。
くっつけられるだけくっついて、欠伸したあと目を閉じた。


翌日、ひろさんはベッドで過ごした。俺は、
「ベッドから30センチ以内に入るな」
と言われてしまった。。





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