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『プリズム』

『プリズム』28*繋ぐ手・離す手ー55


閉店の音楽にようやく気が付き、
「守谷さん、絹里さん。もう閉店みたいです」
「え、もう? 」
「あ、ほんと。レジが閉まる前に急ぎましょう、守谷さん」
三人ともレジ籠にたくさん物が入ってる。

「いやあ、こんなに楽しかったのは久しぶりだ」
「私も。自分で思っていた以上にテンション上がってたみたいです」
「俺はお二人を見てるのが楽しかったです」
「おいおい」
帰り道、話しながら駅に着く。
「今日の買い物、お互い整理して三日後ぐらいにまた集まりませんか? 」
「いいですね。イチオシ、二押しくらいのものを決めて持ち寄りましょう」
「わかりました。また連絡・・、きゃ、あれに乗らないと。失礼します」
アナウンスに絹里さんが急いで階段を上がっていく。
「俺はこっちです。守谷さんは? 」
「私もこちらだ」
同じ階段を上がり、守谷さんは乗り換えで途中下車した。

ひろさんの部屋の合鍵を出して、入る。家主はまだ帰って来てなくて、中は寒い。
「まだ仕事かー・・、ってもう十時になる」
中畝さんと一緒なんだ、と思うと、チリッと胸が焦げた。


「お帰り」
「ただいま」
鍵を閉め、ダイニングまで来てちょっと気まずげな顔をするひろさん。
「? どしたの」
「・・居るなら居るで連絡くらいしろ。・・食べてきたんだ」
テーブルの上には食器が二人分。
「あー・・、俺も軽く食べたし、気にしなくてもいいよ」
できれば一緒に食べたかった、けど。
「もう少し食べようかな。冷凍庫、開けていい? 」
「ああ」
言って、着替えに行くひろさん。戻って来た時、紙袋を手に持っていた。
「これ、どうしたんだ? 」
「ん? 文具巡りしてきた。守谷さんと絹里さんと」
「文具巡り? 」
「そ。俺の企画書が通って、チームになったんだ」
ピクリ、とひろさんの眉が跳ねた気が・・する。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その143


秋になりましたね。
日差しの強さやセミの声に変わり、湿気の少ない風、鈴虫、蟋蟀(コオロギ)などの虫の音が季節の交代を教えてくれます。
・・とは言っても、残暑が厳しい時期。帽子や日傘、日焼け止めに水分補給、と、夏の必需品はまだ手放せません。

とろこで。  鳴く虫、飼ったことがありますか?
私は、進んで欲しがることはありませんでしたが、弟がいたので飼っていた、記憶があります。
卵を産ませ、翌年に再び・・、は一度も無かったのですが、茄子や胡瓜、西瓜の皮などを楊枝に刺して飼育箱に入れたことは何度もありました。
羽根を震わせ、擦り合わせて鳴くのは本当に不思議で、向こうが透けるほど薄いのにどうしてだろう? とじーっと見ていたことも。

もちろん昼間も鳴いています。が、夜聞く方がじんわり心に沁みてきます。

欧米では雑音の部類だそうですが、もったいない。
日本には奈良時代からあったそうで、万葉集にコオロギを歌った和歌があるんですって。
お隣中国には、ポケットに小さい籠(?)をポケットに入れ、歩きながら楽しんだりもするそう。さらに、蟋蟀同士を戦わせる闘蟋とうしつ)と言うものがあるんだとか! さすが中国。Σ(゚□゚(゚□゚*)
そうだ、ポリネシアの方々も虫の声は心地よいと感じるんだそうですよ。🐞

・・今は鈴虫よりカブトムシやクワガタの方が幅を利かせてる。 時代です。
かめん/ライダーもバッタからカブトムシになってましたし。今は何になってるんだろう。 ゆーれい?


窓を開けると、リーリーリー、コロコロ、時たまスーッチョ・スーイッチョ。 木枯らしが吹くまで、期間限定のオーケストラを楽しもうと思います。





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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー25


「本当にここでいいです。ありがとうございました」
無駄口を叩くことも無く、的確な案内で、和叔父さんは一度も迷うことなく内海の住んでるマンションに着く。
「どういたしまして」
「内海、今日は楽しかったな。おやすみ~」
「ああ、またな」

内海の部屋はマンションの三階。
「セキュリティで選んだから、中古だとか日当たりだとかはその次になったんだ」
と言った通り、見た目は少々くたびれたマンション。
「意外。おまえなら見た目で選ぶと思ってたのに」
「智~、俺だって一応は一人暮らしなんだぜ。PCとか貴重品もあるんだ。安全に気を付けるの当然だってば」
「そっか」
じゃあな、と手をあげエントランスへ入っていく内海を見送り、
「助手席に来る? 」
「うんっ」
和叔父さんの横は、大好きだ。
シートベルトを締め、
「智」
と呼ばれて横を見る。じっと見られて、
「な・・何? 」
「少し疲れたようだね。一休みしてから帰ろう」
ふわりと優しい笑顔をしてくれた。

連れてってもらったのは、ホテルのラウンジ。本格的なコーヒーとケーキのセットに思わず顔が綻ぶ。

ほんと、和叔父さんて俺の好みをよく知ってるんだ。


スーツをまた持ち歩く煩わしさより自分が移動する方を選んで、実家には戻らず、和叔父さんに送ってもらうことにした。。


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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間


「絹里さんと、チーム組んだのか? 」
「絹里さんも、だよ」
「・・聞いてないぞ、それ」
声が、低くなってる。
「小野山課長に企画出して通ったの、一週間くらい前だし」
「俺には話さなくてもいいと? 」
「思ってないけど、ひろさんだって、チーム営業してるだろ」
「だから? 」
チン、とレンジが鳴る。俺は焼きおにぎりを取り出しながら、
「忙しそうなひろさんに、言えなかったんだ」
中畝さんと笑ってるひろさんは見たくない。・・は言えず言葉をすり替える。自分でも狭いなあ、と思ってるから目を合わせたくない。けど、
「そうか、おまえも営業に来て二年は経つしもう一人前だ。俺のアドバイスも要らなくなったんだろ」
言葉を投げるように続けるひろさん。
「違うよ。前にチーム組んでしたとき、ひろさんが大変そうだったの知ってるから」
「俺に内緒で別の事始めた」
「違うってば! 初めて企画書出して、通って、自分がどこまでやれるか知りたいんだ。ひろさんからしたら小さくて簡単な事かもしれないけど、頑張りたい。追いつきたいって思っちゃいけないのか?! 」
音を立てておにぎりの皿をテーブルに置き、大声で言い返してハッと気づいた。
喧嘩しに来たんじゃないのに。

「・・・分かった。そういうなら口出ししない。俺も気にせず済む」
「ひろさん」
「おまえも俺の(チーム営業の)仕事、邪魔するなよ」

やば。怒ってる。

「あのさ」
「先にシャワー浴びる」
くるっと背中を向ける。 行かせたら駄目だ。
「・・っ、ひろさんっ」
二歩で追いつき、抱きついて引き留めた。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-2


「放・せっ」
腕ごと背後から抱きしめられてもがくひろさんの耳元へ、
「ちゃんと聞いてよ。俺、ひろさんに一歩でも追い付きたい。それに」
あんまり言いたくなかったから、つい口ごもる。
「・・・それに? 」
おとなしくなって聞いてくるのへ、
「中畝さんと一緒にいるひろさんを見たくなかった」
「中畝? 」
「そう。 
笑っていいよ。あのひとは俺の知らないひろさんを知ってる。解ってるけど、やなんだ」
「それで会わないようにしてたのか? 」
肩に顎を乗せるようにして、頷く。
見たら、中畝さんを睨んじゃいそうだったから。
「チームは俺が決めたんじゃない。仕事だ」
「仕方ないのは分かってるつもりだけど気持ちは違う。それに俺だって自分で選んでない」
ふう、とため息をついて、ひろさんの体から力が抜ける。
「お互い変なチームになったな」
「でも、仕事は好きだよ」
「ああ、俺もだ」
クスッと笑う声が重なる。
「じゃ、仲直りに一緒にシャワー浴びよ」
「どうしてそうなる? 」
「駄目? 」
「いや、いい」


温まった浴室に二人で入る。最近、トイレと風呂場がリフォームされたとかで、浴室が新しい。そして、
「何これ? 」
ノズルがたくさんついた、棒のようなものが鏡の横にある。聞いたらニヤッと笑って、
「鏡の前に立ったら教えてやる」
イヤな予感がしたけど好奇心に負けて、立つ。ひろさんは俺の後ろから手を伸ばし、
「こう、使うんだ」
スイッチを捻ると、
シャアアア・・、と各ノズルから一斉にお湯が俺の体に浴びせられた。

苑田のお風呂場。 全身シャワー、と言うものです。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-3


「わっ、た・タンマ」
「逃げなくてもいいだろ? これは全身シャワーって言って、すぐに全身温まるんだ。便利だぞ」
けど、ある場所にモロに当たるんだって!
手でガードしたら、
「相変わらず元気な奴」
鏡越しに、悪戯を成功させた顔を見せて、
「一度止めてやるから、体、洗え」
言葉通りシャワーが止まる。勢いが強かったからひろさんも濡れて、水滴のついた肌を見た途端、ぞくっとする。手の内側の雄を硬くなり、我慢できなくなって、
「崇? ・・・っ! 」
後頭部と腰を押さえ、キスしていた。
「ん・・っ、ぁ、っん。たか、し」
「ひろさ・・、ひろ、さん。っふ、ぁ」
二度、三度と重ね、深くキスして舌を入れようとし、軽く噛まれる。慌てて口を離したら、
「・・体が冷える。先に、体洗え」
今度は普通のシャワーのスイッチを入れた。

男二人で洗い場に立つのは窮屈なので、俺は湯船に入ってシャワー、ひろさんは全身シャワーを使うことになる。ボディソープを泡立て、自分は主要なとこだけ洗って、
「馬鹿っ、何してるんだ」
「ひろさんのお尻、触ってる」
「自分のを、洗え」
「自分の触っても気持ちよくない。ひろさん、気持ち良くないの? 」
「そ・れは、意味が・・んっ」
「後ろがよくないんなら、前にしよ」
「やめ、・・っは」
俺の手が動くたび、ひろさんから抵抗が減り声が上がる。肌が上気していくのがよく分かり、俺の雄も興奮する。とうとう壁に手をついたのへ、
「ひろさんのも、俺と同じくらい硬くなってるじゃん。抜いたげる」
背中に張り付いた。
「やめろっ、風呂場は音が・・」
首を回して強い声で言いかけ、ハッと口を閉じる。俺はニヤつきながら、
「そうだよ。音が響くから、ひろさん、ちょっと我慢してね」
耳元で囁き、舌でぐるりと形をなぞる。ぶるる・・っと震えたひろさんの頬が赤くなった。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-4

危ない、ところでした。。
今日はRです。緩いですが、ちゃんとシてるのでR-15? 年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。





























「んっ、ゃ。さわ・・っ、ぁ」
泡がすぐに流れていくけど、シャワー出しっぱなしだから滑りはいい。片手で胸や腹を、もう片方で勃ってる雄を触りまくる。一いち反応してくれるからつい、腰を押し付け、揺すっていた。ここでする気は無い。しばらくぶりだから、立ってするより寝てした方が断然ひろさんを感じられる。

「・・ひぅっ、強く、する・・なっ、、」

追い詰められた声とびくびくっと跳ねた体に、我に返る。その拍子に力が入ったんだろう、
「ぁあっ・・、ぁ・んッッ! 」
背中が撓り、手の中の雄がぐんと膨れて、爆ぜる。俺も、キュッと締められた尻の狭間にモノを挟まれ、
「ぅあぁっ、ひろさん、反そく・・・」
あっという間に完全放出。

「まだ、全っ然足り、ない。もっと補給、させてよ」
息をつきながら文句言った。


「崇、わかってるな? 」
「明日も明後日も仕事。だから、一回だけ」
白い体液を流し、頭も洗い、ひろさんのベッドに潜り込もうとしたら掛け布団を押さえて阻止する。そして聞いたのは、肌を合わせるようになってから決めた、約束。
「さっきした。横に来るな」
「ちゃんとしてない。俺、ひろさんの外で出しちゃったから中にしたい」
「ばっ・・か! 」
「寒いし、入れてよ」
赤くなって睨む顔に、キス。
「好きです。入れて? 」
「~~~・・っ」
ぷいっとむこうを向くひろさんが可愛くて、布団ごと抱きしめたら、
「風邪ひく前に、入れ」
って言ってくれた。 優しいなあ。
できるだけ隙間を開けないようにして入り、生身のひろさんを抱きしめた。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その144

今日は実体験から。

交番、ご存知ですよね。
’こうばん’の文字とマスコットがかいてある看板、いつもなら普通に文字とイラスト、に見えるのですけど、ある交番だけ「こうばん・こ」
に見えたのです!
車を運転中だったので2度見は出来なかったのですが、わが目を疑う、と言う経験、初めてしました。

その道沿い、というより交差点にある交番は何度か通る機会があり、そのたびに「こうばん・こ」 → 「こうばん」とマスコット。に脳内変換。
なかなか修正できていません。

そして今日、☆ナイトブルー☆さまのコメントの’ボトルドン’。「ボルトドン」 と読んでしまいましたー!
きっと恐竜の名前に見えたのでしょう。(←他人事?
で、ついでなので検索してみたら、ヒットしたんです。 これにはビックリ。 世の中、いろんな名称があるんですね。

あと、よく間違えるのは数字。1と7、もしくは9。 6と8。 もっと大きな字にしてほしい。 そうじゃない時もあるけど。


対して多い・・、と思うのは聞き間違い。
状況や相手の発声。騒音などが聞きたい音と一緒に耳に入ってくるから。 目はある程度範囲が決められるけど、耳はそうはいきませんもの。
自分も周囲も笑える間違いなら、笑えるんですけど。何度も聞き直せないときは・・、誤魔化すしかないですねっ。

聞くは一時の恥 聞かぬは末代の恥。  間違いなく通じるようちゃんと聞こう。




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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー26


「そう言えば、彼女はどうしたの? 会いに行ってないようだけど」
運転中の和叔父さんに聞かれ、気分が沈む。
「いないんだ」
「居ない? 」
「うん。東北の親戚に不幸があって家族で行ったんだけど、「雪がひどくて帰れない」
って・・、Lineが来てさ」
「そうか」
「今年も一緒に初詣で、行きたかったのに。さ」
「連絡は、とりあってるんだろう? 」
ただ黙って頷く。落ち込んだ顔を見られたくなくて外に視線を向けた。

会いたいな、優菜ちゃんに。

「・・明日は、用事が無いね? 」
「・・あ、うん」
「僕に付き合ってくれるかな? 智と行きたいところがあるんだ」
俺と、行きたい。
和叔父さんのその言葉に、心が上向く。
「うん。連れてって」

俺と荷物を送り届けた和叔父さん、そのまま帰ろうとする。
「えー、泊まっていってよ」
「明日、また来るよ」
「天気が悪くなって来られなくなったら、やだ。泊まって」
キョトンとしたあと、
「分かった。僕も会えなくなったら寂しいから、泊まっていくよ」
頭を撫でて安心させるように笑う。

「和叔父さんー、シャワー、どうする? 」
「・・できれば使いたいな」
「じゃ、すぐあっためるね。それまで座って待ってて」
まず風呂のスイッチ入れて、着替え・・。  あ。
「和叔父さん、着替え、俺のでもいい? 」  



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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-5


ひろさんの腕が上がり、髪をなでる。
「まだ湿っぽい。ちゃんと乾かせっていつも言ってるのに」
「ん、風邪ひいたらひろさんの横に来られないから、濡れては無いよ」
違うだろ、とくすくす笑うひろさんの体温と体の揺れが伝わってくる。
(ああ、幸せ)
どうしても繋がりたい気分が宥められていく。残念、とも思うけどこんな風もいいなと思う。
すりすり、擦りついたら、
「おまえは」
まるで犬か猫だ。と呟きが聞こえた。
「わん」
鳴き真似をして首を伸ばし、ぺろっと頬を舐める。びくっとしたひろさんが、
「予想通りのことを、するんじゃない」
パジャマ代わりのスエットの上から柔らかくなりかけのムスコを握り、ぎゅうっと圧をかけてくる。
「うぅっ、我慢できなきゅかるから、やめ」
ぷっと吹き出し、
「崇、『できなきゅかる』 ってなんだ」
強弱をつけ意地悪する。
「や、マジで、ひろさん・・っ」
「いかせてやる」

は?

固まった俺の服の中へするりと手が差し込まれ、直に握、られ、
「んんっ」
完勃ちになった雄の先端を押して、摘まむ。その刺激にあっという間に滲みだすのが判り、カッと全身が熱くなった。
「崇」
ひろさんが耳元で囁き、その音にぞくぞくする。そのまま耳たぶを甘噛み、頬を伝って唇に重ねられる。貪るように何度もキスして舌を絡ませた。

「・・っは、ひろ、さん。イかせてくれる、の? 」
苦しくなって離した口の隙間で問いかける。
ふふ、と息だけで笑うひろさんの目に欲情が、揺れて、魅入られる。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-6


エッチな雰囲気になってきました。 R-17?  年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。






















「寝込みを襲われたら困るからな」
真上から見下ろされ、いつ上に乗っかられたんだろうと思う間もなく、
「ほら、腰浮かせろ」
「は、はい」
両手を使って腰を上げると、下着までずり下げたひろさん、ゆっくり唇を舐めてニヤリと笑う。
その仕草が腰に来た。
「・・っと、ダメだ。じっとしてろ」
「俺もひろさんに触りたい・・っ」
「今日は、俺がするので我慢しろ。ん? 」
四つ這いになって移動しようとしたひろさんを捕まえようとした俺に、からかうように言って、下へ沈んでいく。

「・・あ」
びくん、と体が跳ねた。
もうガチガチになってる雄に、息がかけられたんだ。
「・・・」
ひろさんが何か言ったみたいだけど、生温かい場所に屹立が包み込まれた方に気が行く。
「っひろ、さ・ん・・っ」
ぬるりと舌が絡まり、筋を上下し唇がカタチをなぞっていく。
「あ・ぁ。そ、こ・・っ、ひろさ、・・んう」
腰が揺れる。顔を埋め、俺に奉仕してくれるひろさんの頭に両手をかけ、快感を追う。
じゅ、と音が聞こえ、出し入れされる雄が脈打つ。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-7

今日もエッチが少し。R-16・・? 年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。 大丈夫な方、 スクロールしてどうぞ。






















弱点を知り尽くしてる動きで俺を追い上げ、スロートする動きが脳みそを沸騰させ、
「っん、む・・っふ、んぅ」
と喉を突かれえづく声まで俺を頂点に押し上げる。

俺だってひろさんにしたい。
けど、両脚を押し広げていた手の親指がすりすりっと玉袋を転がすのに簡単に負けて、腰を突き上げてしまう。
「くぅぁ・・ッ! ひ ろさ、あ! 」
かすかに残った理性でひろさんの頭を掴むのだけは阻止した。のが精いっぱい。
「・・ぐ、っん・・、ゔぅっ・・」
苦しげな声と飲み下す音、咳き込む音。
また先端から吐き出されるのを受け止めるのが気配で分かる。

「俺、も、ひろさんに、したかった・・のに」
悔しさが混じる解放感のなか、息継ぎしながらそう言うと、
「おまえにされたら、いつも俺がさきにイかされる」
から、わざと上になったんだ。と呟かれ、パチンと弾けるものが。
「・・っわ」
ひろさんをがしっと抱きしめ、力づくで体位を入れ替える。
「った、崇」
「ひろさんだって、俺の補給したかったでしょ? 」
膝を入れて足を割り入れ体を支えながら、ひろさんがしたように片手を股間に押し当てる。
「・・ぁ」
「俺のよりカッチカチ」
本当に、そこに棒があるみたいな硬さだ。
「これで我慢して寝るつもりだった? 」
「う・・煩いっ。じき、治まるから、放せ」
「うん、俺がシてからね」
「な・・、あ・んっ! 」
ひろさんの感じるところは俺だって知ってるもんね。
布越しでも分かるほどに硬くなってるのに我慢なんてさせられない。

って、イクひろさんの顔を俺が見たいだけなんだけど。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-8


今日も続いてます、エチ。R-18いったかも、なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























「ね、ひろさん。このままがいい? 出してスる? 」
布越しに、カタチを浮き上がらせるように指を食い込ませ、手を揺らす。
「は・・っ、んっ、や、めろ」
「答えたらやめる。どっち? 」
下着の中に出して、恥ずかしがるひろさんもいいな。出して、見ながらイカせるのでも。
俺がそう考えてるのを知ってか知らずか、刺激に耐えながら感じて顎をあげ、艶声を漏らすひろさんはフェロモンがだだ漏れで、さっき舐め取ってもらった雄がまた力んで、立ち上がってきてる。

口の中だけじゃ、足りない。

「・・して」
「何? 」
自分に気を取られて半分聞き逃す。
ひろさんを見れば、目を潤ませ赤くなって俺を睨んでる。
「も一回言って」
「~~ っ」
「たっ、痛い」
踵で背中を蹴られ思わず前のめりになる。と、目の前にひろさんの白い首筋が。
もう、誘惑半端ない。
「ぁ・あっ、んっふ。 ゃ」
痕は付けられないから舐めて、ちゅっと音を立ててキスをして。
「ひろさん、すごく色っぽい。俺また欲しくなってる」
「そ・れはっ、・・あ、ちから入れ、んぅっ」
「ココも熱くてぬるぬる・・、っ」
手を肌着の中に入れ探り当てたそれは、もう蜜を溢れさせてた。
「ひろさん、出してあげようよ、これ」
「やっ、扱く、なぁ」
「だって我慢は体に良くない」
きゅっと握って抵抗を封じ、片手でスエットと下着をぐいっと引く。
はあ、はあ、と息を吐きながらひろさんの体が動いて、ゴムの勢いで布地が勢いよく下がり栗の花に似た匂いが広がった。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その145

体で測る。

ちょくちょくやるのは、
「私の背丈が150cm以下だから~・・」 と言う比較。 これ、両手を横に水平に伸ばした長さ(?)と同じなんですって。
首周りは、両手の親指と人差し指で作った輪と同じ。
足のサイズは、肘から手首までとほぼ同じ。
手首は親指と人差し指、もしくは中指の輪。 ついでに猫の首もおんなじ♪ (←
頭回りは、親指から小指の先まで×3。

面白い~。

家具などもだいたいでいい時は親指と小指がメジャーの代わり。
日本全土を測量した伊能忠敬さんは、自分の歩幅を一定にして長さ(距離)を測ったとか。それも大変だったでしょうね。

そしてこちら。
☆ナイトブルー☆さまに教えていただいた工作? な、紙や木で作るパズル、SI/GU/MI(紙ぐみ)の中の一つ、’はりねずみ’君!
出来上がりの第一感想は、 「小っさ」。。 次に、「松ぼっくりみたい~」。 でも、可愛いぃぞ、こら。
メモ立てにもなるそうですが、背中に乗せたらコロン、といきそう。( ´艸`)
 大きさの比較のため、コーヒーミルクを並べました。  アッ、モザイクかけてないっ!  (だ、大丈夫ですよね。。コソコソ)
完成・はりねずみ

こちらは、完成したらオウムになる予定。
取り外す前の、台紙に付いてる状態です。大きさは、葉書大くらい。 ネットで見てたら、全種類揃えたくなりました。
木ぐみ・オウム






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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー27

構わないよと返事をもらい、確かクローゼットの奥に、と探したけど和叔父さんに合いそうな服が無くて、出てきたのは三色縦縞のセーター。
(俺、買った覚えないけど・・)

「智、お風呂がもういいようだけど」
「今行く」
袋に入ったままの下着や肌着、そのセーターを持って戻る。
「和叔父さん、こんなのしかないけど」
「十分だよ。・・こんなのも着るのかい? 」
「それ、いつの間にかあったんだ。姉貴が送って来たのかな? 」
「はは、智が着ない物を送ってきたりはしないと思うよ。サイズも・・違うみたいだ」
「そう? あるのも知らなかったから、サイズなんて見てない」
「ともかくお風呂。先に入りなさい」
「ん・・、でも和叔父さんがお客さんだし」
「親戚だよ? 」
「でも、俺が‘泊まって’って」
「誘った? 」
「そ・・そうだけど」
楽しそうな顔の和叔父さん。からかわないでよ~~。 

和叔父さんが、智がと譲り合ってるうちに可笑しくなって、
「じゃあ、二人で入る? 」
俺の言葉に目を見開いた。
「・・・大の男が一緒に? 」
「だって、和叔父さんだもん。ね、そうしよ」
勢いがついて、躊躇っているような和叔父さんの腕を掴み浴室へ。

「和叔父さんて、こんなに筋肉あるんだ」
シャワーを浴びてるお腹が見事に分かれてる、のを見て思わず手のひらを当てた。
「こらっ、ちゃんと体を洗う」
「俺なんかへにゃへにゃなのにー。もし何か使ってるんなら、貸して」
「・・腹筋を強くする道具とか、っていうこと? 持ってないよ」
「ほんと? 」
「ほら、冷える前に頭も洗う」
「はーい」



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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-9

始めにお詫びを。
まえに、「連休明けからキリリクです」 と書いた記憶があるのですが、今の新井くんと苑田をフリーズさせておくのはちょっと可哀そうなので、先に終わらせてしまいたいと思います。   すみません。🙇

R、終わりますが、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください(R-16?)。 大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。





























「ダメだ・・からな」
「何が? 」
「しらば・・、くれる、な。 っあ」
俺の顔に欲しがってるのが出てたのか、ひろさん、またダメ出しをする。
「でもさ、足りないんだ」
ひろさんだってそうだろ? とわざと音を立てて手を動かせば、
「ぁ、う。そ・・なことっ、して・・っ」
体を支えてる方の腕を握って快感を逃がそうとする。それなら、と、上体を倒し、雄同士を擦り合わせた。
「俺だって、こんなに欲しがってるんだよ? 」
「おま・・、っ、盛り・過ぎっ」
体をよじって逃げようとしたけど、中途半端に下を脱がされてるから足をばたつかせることも出来ない。
それに、逃げを打つひろさんに興奮が増して、俺は一緒にイク方へベクトルが変わる。
「今度は、俺の(手の)中でイッてよ」
「ひ・ぁぁっ! 」
窮屈な恰好で硬い雄芯を二つ手の中に入れ、一往復させたら滑りが良すぎて取りこぼしそうになった。
(鰻じゃないんだから)
慌てて強く握ると、ひろさんが背中を撓らせて声を放つ。晒された白い喉と喘ぎに上下する喉仏。ちらりと覗いた舌先の赤桃色が腰を直撃する。
同時に放射された色に全身を射抜かれて、夢中で指の輪をスライドさせ・・、

「あ、ん、・・っも。たか・・ぃ、もうっ、・・っく! 」
「ひ・ろさ、・・ん、ぁ。そ、やば、って。 くぅ・・~っ! 」

僅かな時間差で大量の白濁を噴きこぼし、ドッと汗が浮かぶ。力が抜けて倒れ込みそうになったのを踏ん張り、
「気持ち、よか、った? ひろさん」

「ね? 」
「・・・・。よ・かった」
悔しそうに言う。そして、
「体がべとべとだ。洗ってくるから、どけ」

余韻に浸って、ひろさんの体温を感じながら、キスしたかった・・んだけど、な。。


それでも二度目のシャワーと洗濯を済ませ、体力を消耗したひろさんの横をゲットして、
「抱き枕じゃない」
の文句を聞きつつ、寝た。




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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-10


文具巡りの後、2回目の会合。
「それじゃあ、お互いのベスト3を出しましょう」


守谷さんはスマホと連動できるペンやノート、持ち歩きできるサイズのホワイトボード、接着できるグミ。

絹里さんはウサギや執事などの男性が描かれているイケメン付箋やがんばれ、などのメッセージ付きのペン、パソコンの上に引っ掛けて、小さなスペースを作る物置、変わった使い方をする三角の形のクリップ。

俺は、マグネットが入ったペンケース、紙を切ることが出来る定規、端が畳まれるテープカット台。


ものの見事に分かれたのを見て、思わず笑い声が起きる。
「同じ店を回ったのに、こんなに違うんですね」
「でも、見るところが自分の好きな方面になってますよ」
「俺もそう思います。でも、初めて見たものもあります」
そして、その他の買い物をリスト化して照らし合わせる作業も。
同じペンでも、使う用途が違っていたりして、この三人で行ったことの意味が目に見えて驚く。
「今回はこれでよかったですけど、バラバラなのはちょっと」
「うん、目的を決めずに行ったから」
「次は分野を決めていきましょう。筆記具とか」
「そうですね」

感想と反省を言い合い、出てきた文具をリストにして持ち帰る。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その146

今年の  について思うこと。

暑い暑い夏が、やっと終わり。 とはいえまだ汗が流れる日もあります。
朝晩、涼しいとか肌寒いとか感じるようになり、タオルケットが肌掛けに替わりました。

ところで。
ワタクシ、今年はあまり蚊に刺されませんでした。
もちろん草むらに入ったり汗をかいて外に居る時は刺されますが、夜、蚊取り線香や某べーぷなどを使用する頻度が少なかったんです。
恐らく原因は’蚊が増えるための水たまり’が少なかったことと’暑さ’ではないか、と。

蚊って、幼虫(ボウフラ)の時は水中生活じゃないですか。つまり空き缶・古タイヤ・竹の切株・墓地の花立など水が溜まる場所はすべて蚊の発生源。
でも今年、私の住む地域は雨が少なく気温が高かったので、水たまりがとてもとても少なかった・・。
サボテンまで枯れそうなくらいでしたから。

そのせいか、蚊自体も例年より小さめ。目立つはずの白黒まだらのヤツでさえ、
「音はするけど見当たらないっ。どこにいるのー? 」
でしたねェ。 もしくは知らないうちに刺され、痒いカユイと思っていたら次第にぷくっと赤く膨れて・・・。

彼女(メスの蚊)たちも必死なのでしょう。 子供を作って残す(産卵の)ために。
一度、物好きにも血を吸うの見てたことがあります。本当にお腹が大きくなって赤くなるんです! 「それが私の血の色か―」 みたいな赤い色。 そして、どこかよたよたと飛び去って行きました。。 
そりゃ、重いでしょう。吸血した蚊、体重が2倍くらいになるそうですから。

調べてみると、この季節の蚊の一生は、卵から成虫になるまでに10日。成虫になるとおよそ一ヶ月間、平均して4~5回血を吸って卵を産む。のサイクル。
卵は乾燥にも強い。とのこと。でも、ボウフラになったら弱くなる・・のかも。
水ごとすくって土に掛ければそのうち動かなくなりますし。

蚊は、伝染病も引き起こしますね。
マラリア、デング熱、日本脳炎(日本では数十人以下の低流行状態らしいです)。飛行機などの交通機関の発達で地域限定が全世界クラスにまでなる。
ペチッと叩けば一巻の終わりなのに、侮れない。
しかし、人類の防衛策だって日々進化してるのだ~。

携帯用の虫よけグッズは蚊にも効果があるし、肌に塗るタイプだって蚊帳だってある。 レモングラス・ハッカなどのハーブも効くそう。

・・・秋が来て蚊の出現率も低くなると、来年まで忘れられるんだけど。
あの、寝てる時の’耳元に聞こえるプ~~ンという羽音’とお別れするだけでもいいか・・・?





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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー28

和叔父さんと久しぶりに入る一緒のお風呂。洗い場は狭いから、湯船と交互に場所を替わっては洗う。
「部屋を探す時、お風呂の大きさまでは考えてなかったもんなー」
湯船に浸かり、和叔父さんの背中を見上げながら言えば、
「普通そうだよ。僕だって智と一緒に、なんて思わなかった。・・あ」
コトトッと音を立てて石鹸が転がる。拾おうとしゃがんだ背中がきれいで、
「洗ったげようか? 」
「いいよ。手は届く」
「たまにはしてあげる。今日のお礼」
触りたいんだ、というのは隠して指先で背中を撫でる。ビクッ、としたあと、
「い・きなり触るんじゃない」
ちょっと焦った声。
「えー、いいじゃん。
そう言えば昔、背中に字を書いて当てっこしたよね。覚えてる? 」
「・・ああ」
「だからさ、背中洗ったげる」
「大丈夫だから」
「俺がやるの、嫌なの? 」
悲しそうな声を出す。これやると、必ず聞いてくれるんだ。
「そういう訳じゃ・・・」
「なら、立って」
渋々立ち上がる和叔父さん。俺を見ず、背中越しに石鹸をくれる。
「タオルもちょうだい」
これも背中越し。
ざっと音を立てて俺も湯船から立ち上がり石鹸を泡立てる。
「・・次からは、ボディーソープにしなさい」
「あれ、中身が見えないからいつ無くなるか分かんないもん」
ぎゅっと背中を擦り上げる。体が揺れないように力むと、お尻がキュッと上がって、

なんか、カッコイイ。




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ssもの

『プリズム』*ハイテンション・苑田

今日から、うさメリさまからのリクエスト、”良いこと続いて珍しくハイテンションになり  新井君をリード(攻められる側なんですけど♡)”
が始まります。
私も、苑田がどれくらいテンション⤴ ⤴ になるのか楽しみ(?)にしてます。



=  新井、今夜は空いてるか?

電車で移動中、会社用のスマホにそう書いてきたのはひろさんだ。
= 今日は無理そう。明日なら
= それならおま
返信したとたんにまた来たメールは中途半端で、首を傾げていたら今度は自分のスマホに着信。小さくしてあるけど間違えようのない、ひろさん専用の音。
= おまえの部屋へ行ってもいいか?
ああ、この文を書こうとして気が付いたんだ。うん、会社のじゃ書けないよな。
= 了解

短いやりとりなのに、明日の晩はひろさんに会える。と分かり、すごく嬉しい。

「ただいまーっ」
「・・お帰り」
息せききって帰ってきた俺に、ひろさんが玄関で笑いかける。その笑顔も全身から滲みでる雰囲気も、明るい。
「ひろさん? なんか、いいことあった? 」
「・・まあな。少し飲もうと思って、ワイン買って来てある。めしは? 」
「へへっ、これ」
食パンとサラダの袋を持ち上げる。
「用意がいいな」
「パンなら冷凍できるし」
前、ご飯で揉めたことがあるから冷凍可能な物を買うことが増えたんだ。
「チーズが残っていたから、ピザトーストにして食べよう」
「うん。着替えてくる」
ひろさんが俺の手から袋を受け取り、支度し始める。

どんな良い事があったんだろう? あんなひろさん、ほとんど初めてだ。

「うっわ」
出来た、と声がかかり行くと、テーブルの上が豪華だ。
「冷めないうちに食べるぞ」
「うん」
トーストされたパンにはチーズ、野菜、チーズの三段重ね、なんだけど。
「ぶ厚い」
「乗せてたらこうなったんだ。 食べないのか? 」
「食べる」
パンと同じくらい、測ったらパンょり厚みがありそうな盛り具合。ずしっと重いピザトーストは、
「うまーい」
トマト、キャベツ、ハムにゆで卵、ピクルスまでチーズの間に挟んである。

「今日、プレゼンがあったんだ」
食べながら、ひろさんが話し出す。
「くェレゼン? 」
もごもごしながら聞き返すと、
「ああ。・・やっと、勝てた」
思い出したのか、目が強い光を帯びる。
仕事モードのひろ・・、苑田さんは、強気で攻めていく。それでもなかなか入り込めない所もあるわけで。 

   




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ssもの

『プリズム』*ハイテンション・苑田ー2


「や・・っ、たね! 」
ゴックンと飲み込んでガッツポーズをすると、嬉しそうにグータッチして、
「勝ったと言っても一回だ。この先、もっと食い込まないと」
意欲を見せる。
「だけどひ、苑田さん、の扱ってるのは俺のとこより高価なものが多いから大変なんだよね? 」
「それを言ったら仕事にならないだろ? 」
はい、でした。
「これから通って、信用してもらう。ハードルは高いほうがやりがいがあるからな。それに」
「? 」
「あそこに先輩がいるとは思わなかった」
表情が綻ぶ。

いつもの事だけど、小さな嫉妬が湧く。
「誰? 」
「高校と大学の時の先輩。といっても先輩は中途退学したから・・、そう、四年くらいかな」
だけど、起業中退だったんだ。と続け、俺にはどう繋がってるのか解らない。俺の顔から疑問を読み取って、
「プレゼンの時、再会したんだ」
「・・でも、それ、学校じゃなかった? 」
「ああ。私立の」
「その人、学校作ったの?! 」
「うん。IC関係の専門学校をね。で、そこの創立十周年の記念品が公募だったんだ。規定を呼んで申し込んだ」
いつどこでそんな情報をキャッチするんだろう。

応募したのは苑田さん ―― というか、名賀都商事 ―― を含め三社と個人。
元からその学校に物品を納めている二社。
「文字を書かなくなっている今だから、書くということを大切にしてほしい」
とアピールしたのは苑田さんだけじゃなかったけど、
「ガラスペンとインク二種、ペンホルダー、ペーパーウエイト(文鎮)を揃えて、実物を持って行ったのが良かったらしい」
ついでに、同席していた先生たちにも書かせたとか。

さすが。 

特に気に入ってくれたのが、その、先輩という人。むこうが気付いて、プレゼンが無事終了した後
「苑田くん、久しぶり」
と声をかけてくれたのだそう。
「最初、誰か解らなかった。 『失礼ですが、誰かとお間違えでは? 』なんて言ってしまったし」
先輩に、苦笑いされたよ。と、思い出し笑いする。

「そんなに変わってたの? 」
「姓から替わっていたし、髪も・・」
「ひろさん。姓、って・・?」
「うん、その人、女性だから」
「ええーっ!? 」
思わず立ち上がってしまう。
「ど、どうした? 」
「だ・・って、やり手でひろさんの先輩で女性で、きれいなんだろ? そんな人がひろさんの事覚えてたなんてっ。
俺、心配だ・・・、ッて! 」
「何考えてる。結婚してるんだ彼女は」
向こうずねを蹴とばされ、抗議は立ち消え。 
「でも、前にもひろさん、・・声かけられてたし」
「やま・・小鍛冶さんか。
俺は大学時代、別の事で頭が一杯だったからよく覚えてないんだ。何故か向こうの方が覚えてて声かけてくれる。 有り難いと思ってるよ」

「・・うん。そうだね」
でも、ひろさん。それと俺が心配してることとは違うよ。

言いたいことは結局、言えなかった。





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ssもの

『プリズム』*ハイテンション・苑田ー3

今日は、後半、苑田視点が入ります。 ~~ からあとです。



食事の後、
「ほら、こういうやつ」
とタブレットを見せてくれる。
「わー。いいね、これ」
「ガラスペンは明治35年に、風鈴職人の佐々木定次郎氏によって日本で開発された筆記用具なんだ。外国にも広まって、完全な装飾品もあるらしい」
日本や外国のメーカーがファイルされ、可愛らしいものから高級感あふれるものまで、たくさん。
「いろんな物があるけど、俺は佐々木氏の流れを受け継いでる佐藤工業所製のガラスペンが一番好きだな。
ただ、注文が殺到していて、ここから受け取るのは半年以上も先になりそうなんだ。だからプレゼンは別の所の品物になった」
残念そうに言う、苑田さん。そして、
「ははっ、喋りすぎたな。  のめり込むの、悪い癖だ」
「そんなことないよ。俺、ひろさんが文房具の事話すの、好きだ」
って言ったら、嬉しそうに笑って、
「ありがと、崇。もう少し飲むか? 」
ウインクする。 ドキ・・ッとした。

浮きうきと楽しそうに話すひろさんの頬が、ほんのり染まってる。
チーズやワインで濡れた唇が動くたび、俺の中に熱が溜まっていく。

「崇」
「ん~、なぁぬぃー? 」
「・・酔っぱらったのか? 」
ああ、こんなに空けてる。じゃあ無理ないか。ひろさんがそう言うのを聞きながら、ぼんやりしてると、
「立てるか? 風呂は? 」
「風呂―・・。一人じゃやだ~」
一緒に入ろーよ。と横に立って俺の顔を覗き込むひろさんをガシッとホールド。
「分かったから。立って歩けたら、な」
頭をポンポンされ、笑みが漏れる。ひろさんにこうされるの、好きだな。


~~ プレゼンで勝てた興奮が、まだ残っている。そんな夜、崇に子供のように抱きつかれ、不意に襲ってやりたい気分になった。

「しょうがないな」
「ひろさ~ん」
少し屈み、脇に手を入れて促す。ガタガタと椅子を引きずりながら立ち上がったが、やはり足元がふらつく崇を支え、
「そんなんじゃ風呂は止めておけ。ほら、ベッド行くぞ」
「・・っく、寝たく、いっよ(ないよ)。(せ)っかくひろさ、っが、いるろに・・」
クスリと笑う。ビールはそれなりに飲めるようになったが、ワインはまだ修業が足りないようだ。





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ssもの

『プリズム』*ハイテンション・苑田ー4


さあ、今日から苑田のお楽しみターイム!
舞台はベッドに移ったのですがまだ・・、イチャイチャなので大丈夫・・?  一応下げます。苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























どさり。ベッドに沈む体は俺より厚みがあり重い。台所からここまで短い距離なのに、汗が浮かぶ。
「ふぅ。。歩いてくれて、助かった」
いつだったか、崇が俺を抱えて運んでくれたことがあったっけ。
「あれは出来ないな・・」
「ん・・。ひろさん? 」
片手の甲で目をこすりながら見上げる崇に、・・征服欲が、湧く。
「このままじゃ寝られないだろ? 着替えさせてやるから」
言いながらスエットに手をかける。疑いもせず腰を上げて・・、下着ごと脱がせてみれば、準備中の芯を持ち始めてる雄がフルンと出てきた。
酔ってなかったら多分阻止していたか隠してるだろうそれを、たまには、とじっくり眺めてみる。
(コレが俺の中に入ってくるのか)
唯一、証を残す崇の一部。

「ひろさん。ちょっと寒い」
ぶるっと身震いした崇が、穿くものを探そうと上半身を起こしかけた。その胸を手で押さえ、
「俺が、温めてやる」
押し戻す。
「ふぁ」
ぼすっと倒れたのへ馬乗りになり、唇を重ねた。
「んっ」
戸惑うものの、角度を変えてもう一度すれば腕を伸ばして俺の首に絡め、口を開けて誘う。
口腔を舐め合い、息継ぎと喘ぎをこぼしながらその感触だけを追った。
「っは。・・どし、たの? ひろさ、ん」
とうとう苦しくなって横を向き、大きく息を吸いながら聞いてくるのに、
「今日の事、覚えておきたい。心と体に刻んでおきたいんだ」
だから、俺の好きに抱かれろ。は言葉にせず、ちゅ、と音をたてて頬にキスする。
へにゃ、と崇の顔が弛(ゆる)む。何を想像してるか丸わかりだが、その通りにはいかせない。

「・・じゃ、服、脱いでよ」
ほら、きた。
「おまえが脱いだら」
膝立ちになり、崇がいそいそ脱ぐのを待つ。
「脱いだっ。ひろさんの番」
ゆっくり、見せつけるように上を脱ぎ捨て、ベッドから降りて下も全部、足から抜く。

崇が、半身を起こして見ている。 ごく・・っ、と唾を飲む音が聞こえた。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その147


行ってきました!  アートアクアリウム。
場所は、21世紀美術館。
日曜日だったので、もう・・、金魚と同じくらいの人がいました!

金魚をあしらった着物。
金魚2

丸いガラス玉のような金魚鉢。そのうえに、手毬のような模様を貼ったもの。
金魚1

ぼんぼりの様な形の金魚鉢。
金魚3

多面体の金魚鉢。見る角度によって金魚が2倍にも3倍にも増えて見えます。
金魚4

屏風の様な形。プロジェクションマッピングが使われていました。 (この時はアヤメの花でした)


広告にも使われていた、カバか像が入りそうなくらい大きい、、金魚鉢。


硝子の盥(たらい)のような金魚鉢。真上から金魚を見て楽しみます。 こうやってみると、シュッとしたスタイルより、ちょっとぽっちゃりしてる方が優雅に見えるんですよ~~。

これは金魚じゃないっ!! な大きさの金魚~~。 20センチぐらいありました。。
金魚9





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