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『プリズム』


唇が触れ合うと、いきなり火が点く。
それまではただ寝るだけでもいいと思っていたのに、もう繋がること以外考えられなくなる。
唇をもっと味わいたいと、ずずっと体を近づけ、ひろさんを横から抱きしめ片手で顔をこっちに向けた。もう一度、もっと深く、、、
「んっ、た・・っ、んぅっ、ぁ」
ひろさんの口の中に舌を入れぐるりと回すと、かすかにバニラの味がして、俺も同じ匂いなのかと思う。

「おまえのは、・・ミックス、だったろ? 」
息を継いで離れた隙間に、同じことを考えたのか笑いを含んだ囁きが耳に届く。
そうだ、俺が食べたのはチョコとバニラがマーブルになってるやつだった。 って、そんなことに気付く余裕が、ちょっと悔しい。だから、
「あ、触、る・・っ」
片手を胸元に動かし、手のひらで押し回す。じきに柔らかく隠れていた小さな粒が刺激に立ち上がってきた。
「ひろさん、口も」
「うるさ・・、ゃメ」
「そうだけど、ココも・・敏感」
「そ・・っは、おまえ、の」
角度を変えるたび話してるからちぐはぐになってる。

「ひろさん、俺、もう」
「ここでは」
動きにくいのと、直に床にいるから下の階に聞こえたりしないかと気にするのもあって、ひろさんはこたつでスるのを嫌がる。
「動ける? 」
「う・ごく。・・っあ」
力が抜けたのか立とうとして手をついてしまう。
「ほら、掴まって」
ちょっとムッとした顔で、でも俺の手を取って立ち上がる。
腰を支えるようにしてベッドへ行くまで、頼られてるのが嬉しくて頬が弛んだ。





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その156

今日は、タイヤ交換をしてもらいに行ってきました。

一回、挑戦したことがあるんです、タイヤ交換。
ジャッキで車を持ち上げ、ナット、タイヤを外し冬用(スタッドレス)タイヤに替える。
寒い日でしたが汗をかき、へとへと。翌日は筋肉痛になりました・・・。


冬物を出す。暖房器具を出す。旬の食べ物が変わる。 季節と時間を感じます。
そして月めくりのカレンダーがあと1枚になり、本屋さんなどに手帳や家計簿などが並ぶと、
「あー、大掃除だー」。。。

普段見ないふりしてた場所は、指で撫でるどころか、マスクにゴーグルをしないと見ることも出来ないくらい怖いスペースに~~。
(ヒェェーーッ!!)

気忙しくなる季節、カラオケに行きたくなります。
大きな声を出すことは、声に出せないモヤモヤを吐き出すことにもなるから。 とは私の意見。
でも、もう10年(!)くらい中に入ったことが無いので敷居が高い、ような。 ちょっとしたお化け屋敷の感覚です~~。

代わりになっているのは、車の中。 CDをかけながら大声を出してます。
対向車線の人たち驚くだろうけど、すれ違うのは・・・・一瞬ですから。 もし眠気に襲われてる人だったら絶対、目が覚めるような顔をしてることでしょう(他人事か?!)

 結論。
今年もあまり変わらなかった・・、家の中。 あ~~ぁあ。






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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー38

葵さんたちはケーキセット、俺たちはサンドイッチにコーヒーで済ませ、会場に向かう。
コンサートはもう始まっていたが、曲の合間に入ることが出来た。

「小村です。よろしくお願いします」
「能見です。こちらこそお願いします」
俺の横に座ったのは葵さんの友達。反対側は通路。その向こう側に内海と葵さん。
挨拶はしたけど、そのあとの話が続かない。
「あの」
「あ、はい」
「俺、クラシックってほとんど知らないんです。もし途中で寝てしまったらごめんなさ
い」
「大丈夫です。今回はアニソンなんかもプログラムに入ってますから」
笑顔で教えてくれる小村さんは音楽に詳しそうだ。
言われてプログラムを見ると、確かに俺でも知ってるアニメソングが入ってる。
「・・よかった」
ホッとした顔を見て、小村さんが手を口にやり、笑いを隠す。

コンサートはまあまあ楽しめた。ついでに、寝ることもなく済んで安心も。

「終わったー」
会場を出てすぐ、内海が先に大きく伸びをする。
「やめてよ内海くん。恥ずかしいでしょ」
「言ったろ、肩がこるのは好きじゃない、って」
帰ろうぜ、智。と歩きかける内海の腕を葵さんが掴まえた。
「まだ終わってないの。」
「コンサート、済んだだろ」
「食事がまだ残ってるのよ」
聞かされた内海の顔が険しくなった。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-40

プレゼントを渡すとき常夜灯にしておいた部屋の中、ボスッと掛け布団の上に沈むひろさん。そのまま布団に隠れるように向こうをむくから、
「ひろさん、それじゃ寝られないよ? 」
起こそうとした。その手を振り切るように布団ごとさらに奥へ移動する。
なんだか子供みたいだと思いつつ、俺もベッドに上がろうとして、
「あれ? 」
隅にある四角いものに目が行った。
(なんだろ? )
薄明りのなか手を伸ばして触る。 ・・バスタオル、だ。手触りからして、新しいもの。
「崇? ・・あ」
顔だけ出したひろさんが俺の手の中にあるバスタオルを見て狼狽え、ばっと布団を被り直してしまった。

ベッドに上がり、ミノムシみたいになってるそばで、
「ひーろさん」
「・・・」
「俺、今晩ひろさんとくっ付きたかったんだ。ひろさんも、そう? 」
布団越しに何か言ったけど聞き取れない。
「俺だけじゃなくて良かった、って思ってるんだけど。教えて? 」
バスタオル、そういう意味だよね?

答えを待ってると、
「・・・そうだっ」
くぐもった声で、怒ったような答え。
「じゃあさ、敷いたてもいい? 」
「好・きにしろ」
まだ出てきてくれない。
半分広げ、多分ここが肩だろうってあたりをポンポン叩き、
「ひろさん、こっち来て」
もぞもぞ動いた掛け布団の固まりから顔が出て、
「バ・・スタオルは、たまたま、だからな」
赤くなった顔で言い訳。
「うん。分かった」

ひろさん? 

なんか悔しそうに唇を噛んで、布団ごとぐるん、っと回転。
「うわっ」
勢いでベッドから落とされそうになる。力を入れて踏ん張った。その顔を見て、してやったりの笑みを作る。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-41

その笑みが消え、
「・・・俺も、おまえが、欲しかった」
瞳に、声に滲むのは俺と同じ想い。急に、自分の鼓動がうるさく感じる。気付かれないように、
「ひろ、さん。出てきて」
布団も邪魔だし、体がどこにあるか判らない。うっかり動いたら踏んでしまいそうだ。なのに、
「やだ、って言ったら? 」
上目づかいで挑発する。ゾクゾクするのが背中を走り、
「脱がせる」
ベッドに立ち上がり、布団を踏まないように跨いで両手をひろさんの顔の横につく。まるで体操の前屈みの姿勢をして、片方づつめくった。

息を呑む。

布団に埋もれてるひろさんは無防備で、
「崇、顔が、こわい」
言って、にこ、と笑う。
気が付いたら、舌を絡ませていた。
「・・っふ、んっ。・・ぁ、んぅ」
「ンッッ、・・っろさ、ひろ・・んっ」
ぴちゃぴちゃ、くちゅ、と耳に入る音が煽って、俺はまたひろさんを貪るように口の中をかき回す。
「ぁ・・も、っ、く・・るし」
ぎゅっと髪を引っ張られ、やっと唇が離れる。
肩を喘がせながら呼吸して、でも糸を引く唾液が切れてなくてひろさんの唇も濡れてて、
「んむ・・」
「っき、 好き・だ・・っ」
まだ足りない。欲しい。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-42

今日からR(祭り?)ですー。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

スミマセン、まだ大丈夫そうでした。。少しだけ、下げます。


















服の中の手を入れようとしたら、
「バスタオル、敷くんだろ? 」
なんて牽制してきた。
「もうちょっと」
「脱がされて、寒いのは、・・嫌だ」

何でこんな時、こんな風に言うんだ。逆らえないじゃないか。

渋々手を抜き、二人並んで掛け布団を取り、バスタオルを敷き。
「これで寒くないだろ」
布団に潜りこんで手足を絡ませる。ひろさん、クスッと笑って、
「ああ。崇コタツはあったかくて・・、ココだけ熱い」
耳に口を近づけ、手の甲で俺の股間を押し擦りながら囁く。 息と声を吹き込まれ、びく、と体が反応し、不機嫌な気持ちがあっという間に消えてしまう。
「狡いよひろさん。そんな事するなら俺だって・・」
「ぁっ、崇ッ」
両手で上の服を全部捲り上げ、あてずっぽうで顔を寄せ吸い付く。目当ての、小さな粒ではなかったけど口の端にふにっとした感触が当たる。
「は・・っぁ、んぅっ」
舌先で押し潰すように舐め、歯を立て、硬くなるのを感じまた舐め回す。
「や、んんっ、たか・しっ」
止めないよ。だって、ひろさん体が反応してビクビクしてる。
もう片方は指で探り当て、きゅう、と摘まんだ。
「あ・・っあ。ゃだ・・ぁ」
ひろさんの声が甘くなる。それは俺の熱を一点に集め、硬くさせていくんだ。
「ほろ、さん、気持、ちい・・? 」
「やあっ、そ・・っこで、喋る、、っん、な」
でも、ほんとは気持ちいいんだよね?






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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-43

今日こそは、ちゃんとRー18です。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。


























「あ、ぁ。崇、それ・・、やぁ」
胸の上の方に押し上げられた服のせいで手が届かなくて、俺にされたいほうだいのひろさんが身悶える。
「じゃあ、逆にする、ね」
手と口の場所を替え舌全体舐めたり、立ち上がった肉芽を引っかくようにしたりする。
「んぁっ」
声が向こうに飛んでいくように聞こえ、
(ひろさん、顎が上がってるみたいだ。白い喉にキスマーク付けたいけど・・、後にしよう)
俺の方が上にいても、多少力が強くても、形勢逆転されて‘お終い’にされる事があるから、油断できない。
「も・・、やめ、そ・・ばっ、か」
しつこい、と声が尖り、危険を感じた俺は先手を打った。
「あぁっ・・、あ! 」
スエットと下着を片手でずり下げ、雄を手で包み込む。もう蜜を溢れさせてるそれは手の刺激に喜んで硬さを増す。
「コレも、触られて嬉しいみたい、だよ」
「んっ、ぁ。 だ、から・・。っこで、喋る・・、はぁっ」
くびれに沿って、指の輪をくるりと回せば全身が跳ねる。指にとろみのある液体が伝わるのを感じ、俺のムスコも角度をつける。

「ひろさん、擦りっこしようか? 」
「え・・? なに」
一度手を放し、自分の下半身の服を全部脱ぐ。膝を割り、足を開かせ、その間に腰を入れて俺の熱芯とひろさんのをくっ付けた。
腰を揺らせば、ニチャ、と音が聞こえ、お互いのがまた硬くなる。
さらにグラインドすれば張り出した部分が幹を擦り、奥歯を噛むほどの快感が走った。




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その157

 うわぁぁ! 時間を打ち間違えました。。
ついさっき気が付いて、慌ててUPしました。  スミマセン~~。



パン。
遠い昔から作られてきた食物。

日本には戦国時代、キリスト教とともに入って来たそうです。 あの織田信長も食べたんだそう。
ま、日本人よりやって来た外国の皆さんが食べたがったらしいですけどね。( ´艸`)

日本人が食べるようになったのは戦争。。1840年のアヘン戦争だったらしいですよ。携帯するのにも食べるのにも楽、ということで。
お米は水が必要で、研いだり炊いたり・・、場所も入れ物も必要。おまけに、研いだ汁を川に流したら敵に見つかる可能性だって・・・。

パンにまで戦争が影響を与えてるなんて思いませんでした。

そして日本人が発明した世界に誇るのが、、アンパン!
美味しいですねー。 あんことパンがあんなに相性が良いなんて、誰が見つけたんでしょう。 何かを包んで食べるのはどの国にもありますけど、パンが一番なのではないでしょうか。
果物、肉や魚、クリームにジャム、アイス、竹輪にご飯まで。。

パンは作るのも食べるのも好きな食べ物。
最初に作ったのは鍋て作った’蒸しパン’ 。その次はガスオーブンで作ったパン。バターロールまでは何とか出来たのですがふっくらとはいかず、凹んだものでした。

そうそう、日本のパンは柔らかいのと、種類の多さが外国の人には驚きΣ(・□・;)、なんだそうです。
国内でも、市販されてる食パンの枚数が地域によって違うとか。 
あ・・、トイレットペーパーも違うんでしたね。

不思議だなあ。






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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー39

「次から次から、よくもまあ。俺を連れ回して楽しいか? 」
「ち、違うわ。私はただ、一緒にディナー・・」
「放せよ、手」
「内海く・・、キャッ」
「内海っ」
苛立った内海が腕を振って、葵さんの手を振りほどこうとする。放されまいとした葵さんがしがみ付いたせいで転びそうになる。咄嗟に助けようと前に出・・、
「うわっ」
会場前の一角にあるタイル敷きに躓き、ズデッと尻もちをつく。その上にバランスを崩した葵さんが乗っかって。
「葵! 」
「智っ」
「・・・内海、俺のことより葵さんだろ? 」
見上げて言ったあと、
「葵さん、大丈夫? 」
目の前の顔を見る。
あ、髪の毛が崩れてる。顔のお化粧も。
「だい、丈夫。私・・」
見上げた目が泣きそうだ。
「葵、ほら」
立てよ、とばかり内海が手を差し出して促す。一瞬で葵さんが輝くような笑顔になる。
「うん。ありがと」

「智、後でクリーニング代出すから」
服の汚れを気にして盛んに聞く葵さんに答えながら、俺に真顔で言う内海。
「いいって。それより葵さんと食事だろ? おれ、邪魔になるから先に・・」
「そんなこと言わないで。四人分で予約してるの。一緒に食べて。ね? 」
お願い、と両手を合わせて頼まれ、
「そうしろよ、智」
内海にも拝まれ、
「本当に邪魔にならないなら」
と返事した。



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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-44

今日からしっかりR(-18)です。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。




















「ひぁ、あっ。や・・っ、やめ、出・・っ」
首を横に振り、にじり上がって逃げようとするのを、腰を掴んで止めようとして気付く。
「ひろさん、下全部脱いじゃお。動きにくいよ」
服も汚れるし。洗うのは俺だからいいけど。
全部は言わなかったけど、意味は通じたらしい。
「・・おまえが、やったんだから、さっさと・・しろ」
ツンツンした言葉で返してきた。でも、顔は赤くなってる。
「うん。先に全部しといたほうが良かったね」
「崇ッ」
それ以上言われる前に両手でえいやっ、と一気に引き剥いだ。
「ぁ・・。んぅっ」
ひろさんがビクビク震える。
「あっ、待ってっ」
こんなのでイカせたら大変。服を放り出し、爆発ゼロ秒前の中芯の根元を握・・ってしまった。
「やあぁ・・ッく、ぅ」
寸止めされたひろさんが背中を反らし、シーツを鷲掴んで悶える。硬く張り詰めてる雄の鈴口から大きな滴が溢れて伝い、俺の指を濡らした。
「ごめ・んっ。でも」
「・・っかし、も、出した・・、ん・はァッ」
きつく眉を寄せ、潤んだ目で見上げられたら、言いなりだ。魔法にかかったみたいにそろ・り、と指の力を抜き、
「―― っぁあ・・ッッ」
ぶるりと体を震わせ、興奮度が倍増しになる声で達して、白蜜を胸に届くまで迸らせるのをただ見ていた。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-45

続いています、R-18。なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。






















バスタオルの端でひろさんの体を拭き、
「今度はちゃんと、俺のでイかせてあげる」
わざと耳打ちして息を吹き込み、輪郭を指でなぞる。
「ぁ。たか、し」
掠れ気味の声が腰にクるってこと、知ってるんだろうか。
顔の両脇に手をついて、見つめ合う。俺の目にも欲情が映し出されているのがひろさんに伝わって、ひろさんの目の色も変わった。
ゆっくり、腕を首の後ろに回して引き寄せるのに逆らわず唇を重ね、開いた中へ舌を入れる。
ひろさんの舌が俺のを誘うようにつつき、逃げる。追いかけ、ついでとばかり頬の内側や上顎をこそげるように舐め、捕まえた舌を吸い上げる。
「ん・・。んっ、ぅ、ふっ。はぁ・・っ」
角度を変え、息継ぎし、唇が離れるたびクチュ、ピチャ、とどちらの声か分からない音が漏れる。

気が済むまで互いの唾液を混ぜ合い、ようやく放した時にはまたひろさんの雄が立ち上がっていた。
「ひろさんのエッチ」
「おまえが誘うからだ」
いつもよりぷっくりしてる唇が俺を挑発するせりふを吐く。
「だったら、もっとエッチになってよ」
「誰かさん次第だな」
ニヤリと笑う顔に、負けるもんかと思ってしまう。
「いいよ」

「やめ、ろ・・っ、そんなと・こ、んぁっ」
「どして? 汚くないよ」
「まだ、風呂入ってな・・、っあ」
うつ伏せになったひろさんの双丘のつけねを軽く噛んだり舐めたり。腰骨もそうだけど、ココもひろさんは触られるの苦手にしてる。
「・・ひろさんの味がする」
「だか・・、っ言う、な、ンッ」






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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-46

盛り上がってきたR-18です。 年齢に達しない方、 苦手な方はご遠慮ください。 大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。
あ、少し苑田視点が入ります。~~ から ~~ の間です。





























~~ ひざと肘をついたうつ伏せの姿勢は、自分の興奮してる様子が見えてしまうから本当は好きじゃない。
けど、崇は、背中がきれいだ、とか言って一度はしたがる。
今のように風呂に入る前に求められるとさらに恥ずかしくなるのに、崇は平気で、
『ひろさんの味がする』
なんて言う。
抵抗してやりたくても、この体勢で出来る事は逆に崇を喜ばせてしまうから、それも出来ないまま、快楽に声を上げるしかない。 ~~

「ひろさん、何考えてるの? 」
「ひぁっ、や、っだ、そこは・・っ」
「よそ見する余裕があるんだ? 」
「違っ、ああっ」
「『あ』じゃなくて、『い』でしょ? 」
ふっ、と意識が遠くへ行ったのか、一瞬反応が止まる。俺に抱かれてる時も仕事のこととか思い出したりしちゃうのか?
そんなこと考えられなくなるくらいイイ、と言わせたくて、一番の弱点を吸い上げ、片手を前に回して脈うつ雄を手筒の中に入れ、前後させる。
「崇っ、ぃや、っあ」
「まだヌルヌルしてるよ? ・・・あ」
さっきの残りか新しい蜜か、つっーー、とこぼれたのが分かった。ひろさんの体温が瞬時に上がった、みたいだ。
「零れたね」
口にすると、イヤイヤをするように頭を横に振る。
「いいじゃん。俺のだって」
こうだよ、とひろさんの内腿に擦りつけた。びくん、と全身が跳ね、ああ、とため息みたいな喘ぎが聞こえる。
「ひろさん。あ、じゃなくて、い。 イイって言って」
「っはあ、ぁ、い・・。そ、こで擦る、当たって・・っ、く」
「当たって、イイ? 」
「ぃ・・、いィ、からっ。欲しい・・て、言った、ぁんっ」
途中から、そう簡単に食われてたまるか、って顔をしてこっちを見る。その表情にまた煽られて欲棒がクンと角度をあげた。
「うん、ひろさんの中に入れて? 俺もたくさん欲しい」
薄っすら綻んだ蕾の周囲を親指でくるりと撫で、体を伸ばしてベッドサイドの引き出しを開ける。
「ごめん。冷たい」
ローションを温める時間も惜しくて、でもまず手の平に開けて尻の狭間に押し当てる。
キュッと竦んだ窄まりに、咬みつかれた気分になった。
(怖くないよ~。準備するだけだよ~)
口には出さず、代わりにちゅっと音を立てて硬くなった尻の高い場所にキスをする。
驚いて弛んだそこに指を入れた。
「んん・・っ、っ」
「大丈夫。すぐだから」
一度イッてるから感度も良い。内壁が吸い付いてきた。






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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-47

合体、できるでしょうか・・💦 でも、合体したらそのまま? 
R-18になります。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。


























「も・・、もぅっ。ゃ、だ、音・・っ」
少しくぐもった声は、枕に顔をつけて見ないようにしてるから。
「だめ。だって、しばらくぶりなんだよ? 少しでも痛くない方が」
俺の言葉に指の根元がキュッと締め付けられる。そこは指を三本受け入れてずいぶん解れ、中はポイントを刺激するたび蠢いてる。
「いい、からっ。・・・・じゃないのが、ぁう」
「ひろさん? 」
全部聞き取れなかった。
指はそのまま、窮屈だけどよく聞こうと体を倒して、
「も一回言って」
息を詰めるひろさんに、
「言ってよ」
重ねる。

「・・おまえの、」
俺の?
「―― っ、指じゃなくて、おまえのが、欲しい・・って、言ったんだ・・っ」
あっちをむいて怒りながら言うけど、途端にタガが飛ぶ。

指を引き抜き、十分すぎるくらい熱を持ってる剛直を押し当て、ぐううっと埋め込みながらひろさんの腰を引き寄せた。

「ああぁっ、・・ぁぃ・・っい、っ、ぁくぅっ・・! 」
まだ狭い奥まで一気に押し込んだから動かせなくなってそのまま荒い息をついた。

ひろさんが、ぶるぶると震えてる。
もしかして、今ので、上り詰めた・・?





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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その158

毎年のこと ですが。
12月になるといつも以上に気忙しくなり、家の中のあちこちが気になってきます。

”大掃除 四角い部屋を 丸く掃き” ”怠け者の節句働き(ふだん掃除や仕事をしない人が節句や盆暮れなどには張り切って仕事をする)”

どちらも「なるほど」 と思います。  そして私の中にもある。。(苦笑
言い訳をするならば、 「部屋もガラス(窓)も、隅って、箒でも掃除機でもゴミや埃が取り切れないんです! 」
それに、埃って舞い上がるとなかなか落ちてこない。 ものによっては16時間ぐらい空中に漂ってるとか。 え~~っ、ですよねえ。

掃除も、嫌いじゃないですよ。  部屋の中がきれいになるのって、気持ちいい。 達成感もある。
ただ、一人で黙々やるのがたまにしんどくなるだけ。

あと、出てきた不用品の山。
捨てきれないで残った1年の集積ブツには、・・困った、と、やれやれが積み上げられ、腰が引けます。
でもいつかは処分しないといけない。

自分のもの以外なら思い切るの早いんです。 結果、家の中には自分のものが徐々に増えていく。
ああ・・。






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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー40

お店はフレンチだけど堅苦しくなく、フォーク、ナイフの他に箸もあって食べやすい。
普段食べない鹿の肉なんかも出て、驚いたり。
料理の話で打ち解け、内海も葵さんと仲直り出来たみたいでほっとした。

帰り際、
「智、ホントに早くクリーニング出せよ」
葵さんと小村さんを送るため、駅に向かう内海がそう声をかけ、俺は内心、
(俺より彼女の心配しろよ! )
と突っ込みながらも、
「ああ、分かってる。内海の方こそ、もうケンカするなよ」
じゃあな、と手を振った。

部屋に戻って見てみると、コートには汚れがくっきり。
「内海が言う訳だ」
葵さんが気にしたら悪いと思ってよく確かめなかったのを少し後悔する。
「クリーニングに出して、落ちるかなあ・・」
翌日持ち込んだクリーニング屋さんは、
「・・難しいですね。完全には落ちないかもしれませんけど、それでもいいですか? 」
なんて言われ、更にショック。
就活用に作ったのはスーツだけで、コートは和叔父さんの借り物。
「どうしよ・・・」
店先で途方に暮れる。
和叔父さんが服に気を遣ってるのはこの間でよく理解ってる。それなのに、
「スーツで行くならコートが必要だよ」
ぽん、と貸してくれたんだ。
体形が似てるから大丈夫。そう言ってあっさり貸してくれたけど、お店の人は、
「これ、カシミヤですよ。うちでもめったに扱わない、いいやつです。・・・あ」
「な・何ですか? 」
「・・ここ、擦れてます」
どっきん。
尻もち着いた時、だ。
ますます返せなくなってきた・・・。

結局、母さんに電話。 半泣きの俺に、
「分かった、何とかしてあげるから」
って頼もしい返事をしてくれたから安心してたのに ―――っ!




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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-48

苑田、なんだか一人で・・・しちゃったみたいですが、新井クンはまだ合体しただけ。 
もちろんR-18なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。


































「・・ひろさん? 」
短い息継ぎで上下してる肩をそっと撫でる。
ビクン、と全身が跳ね、雄に吸着していた内壁がいきなり蠢きだす。
「ぅ・・、くうっ」
そのまま持っていかれそうになり腹に力を入れて耐えた。そして動けるようになった雄を引いて、また奥へ。
「ぁ、ひ」

声が、さっきまでと違う。

内側を引き摺るように半分以上引いて押し込めば、
「・っく、、・・ぃい」
俺の体に絡みつくような声を出して、腰が誘うようにくねった。
「っ、ひろさんっ」
もっと見たい気持ちも、『いい』を聞きたい気持ちも蒸発し、自分の飢えを満たすため骨がぶつかるほどの強さで何度も打ち付ける。
「や、あ、崇っ。強、い・・っ、ぃ、ぁんっ」
ひろさんの背中が撓り、がくりと肘が折れて腰だけ突き出した格好に。その姿にまた一つボルテージが上がってく。
声を出したら暴走しそうで、ただ歯を食いしばって奥を拓く。

「・・・たかしっ・・、も、ぅ」
「いい、よ、お・れもっ」
ひろさんのイキそうな声に、グンと嵩が増すのを自覚する。

「あ・・、い、・・ぃく・・っ! 」
「ひ、ろさ・・ッ! 」

ほぼ同時に達し、白濁を迸らせた。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-49

Rの1回戦が終わりました。続いて2回戦♡ もちろんR-18なので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。




























ぐったり身体を投げ出してるひろさんの、気怠げに枕で汗をぬぐう仕草に、達ったばかりの雄が反応する。
と言うか、一回きりでは物足りない欲棒が、もう一戦するために身震いした感じだ。
ゆら、と腰を動かしたら、クチュッと音が立つ。
「・・やめろ」
掠れ声の文句。
「どして? 」
「・・知ってるく、せに・・っ、ぁあっ」
うん、俺だってイッてすぐは敏感になってて、ひろさんの言葉とか、体を動かしたとか、そんなことですぐ興奮するんだ。でも、
「まだ足りないでしょ? 俺」
ゆっくり中をかき混ぜる。
「ゃ、崇・・、それ、・・たら、また」
恥ずかしそうな、怒ったような声でひろさんが言う。そう、音が、ずちゅ、と、さっきより濁音が入った音になって聞こえてる。

ひろさんの顔を見ながら、シたい。
俺を感じてイク、あの時の顔をまた見たい。

「崇・・? あっ」
腰を引いて全部抜き出し、支えを失ってベッドに崩れそうな体の下に手を入れひっくり返す。
ちょっと目を見張ったのは、ひろさんの腹にも痕が残ってること。
「・・、見るんじゃないっ」
「すごく出たんだね。ひろさんも溜まってた? 」
顔を赤くして怒るけどなんだかホッとする。
「・・おまえみたいに、抜く暇があったら、寝たほうがよかったんだ・・っ」
「じゃ、いっぱい出してすっきりしよう? 」
ぐっと詰まるひろさんの上に四つ這いになってニヤッと笑った。
「俺は、も、いい・・、は、ぁんっ」
身の危険を感じ、逃げようとしたけど、遅い。

まだ硬さを残してる胸の粒にしゃぶりついた。





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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-50

続いています、R-18.年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























「ぁ、崇・・、っ、や」
「いい」
言ってよ、と唇で促す。
「・からっ、・・そ、こで言う、ん」
顎が上がり、白い喉が見える。その白さに痕をつけたい誘惑にかられ、喉仏ごと口に含んだ。
「ぁぁっ」
声に連動して動くのを感じふしぎな気分。舌の先で丸く舐めると、身震いする。
「ゃめ・・、擽った・・」

・・なんだ、感じたんじゃないのか。
それならと移動し顔を見れば。
ゾクゾクと、ずきゅんと射抜かれる感情が同時に襲い、唇を塞いでいた。
「む・ふ・・っ、ん、ぅっ。・・し」
「ん。ひろ、さ・・んっ。す・き。も、っと」
応えてくれるのが嬉しい。だからもっと欲しくなる。

とうとう酸素を求めて口を離してからも呼吸まで混ぜ合う。

「ひろさん、また入れさせて」
「ああ」
お互いの目の中に欲の色が強くなるのを認め、体を起こした。
ひろさんが足を開き、M字を作る。足の間の屹立がひく、と期待に震えたのが見えて、俺はブルッと震えた。

ゆっくり内腿に手を添え、膝を入れて・・、狙いを定めて挿し込んだ。
「あ・・―― っ」
すんなり綻び、柔らかく広がって飲み込む蕾の感触に堪らなくなって、
「駄目、だっ。出来ないっ」
ごめんひろさん。 優しくしたかったのに、無理。

「あっ、ぁぁあ、っひ、ぅっっ! 」






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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-51


どうやら、終わった? R-18。 年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。 大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。



































一気に埋め、抉るように引いてまた奥まで突く。息を止めながら何度も肉を打つ音を響かせる。目を潤ませながら喘ぐひろさんを揺さぶり、声も顔も隠せないように手を握った。

「ぁ、あ、崇・・っ、やだ、っ、そんっ・・、奥に、来る・・っ」
「ひろさんの、意地悪・・っ。俺が、・・聞きたいの、違うって・・、言ってる、のにっ」
前後運動だけじゃ物足りないはず、と、円を描くようにすると、
「はァッ、そこ、回し、・・っひ」
「感じてる、・・でしょ? だって、俺の、ぎゅうぎゅうさせ、・・んっ」
小さなしこりを張り出た部分で引っかけたみたい。ひろさんが腹に力を入れて悶え、つられて内側も締まり、これ以上大きくさせまいとする。
でも、さっき出したのが助けてくれた。
抜ける寸前まで引き、また捩じ入れる。 ぐじゅ・・、とはっきり聞こえたおとは、ひろさんの耳にも届いてる。
「も・・、ゃだ、っ。 あ、あぁ・・っ」
髪を乱してるのは、俺がひろさんの雄を二人の腹の間に挟んでうりうりしたせい。
「硬く、なってる、よ? 
ね・・、ひろさん。一緒にイこう? だから、一回でもいいから、言って」
じっとして、ひろさんが言ってくれるのを、待つ。

「・・・、動かないと、言えない」

ひろさんて、ホント、いっつも勝つんだ。
俺は言いなり。

「・・いっ、・・ぃい、っ、っぁか、しっ、やぁっ・・、い! 」
まだ奥に。 届く限り奥に。
二回くらい強く入れた時、根元から先まで締め上げられ、堪らず、
「ひろさん―― っッ」
「ぁ、い、く・・っ」

また二人で、さっきより高みに上った気がして、ひろさんの中を白く熱した。





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お知らせ

お知らせです。

本来なら今日は祝日なので お休み なんですけど、来週になると30日!
年末年始のことを言わずに(書かずに)休眠? しそうになって、慌てて臨時オープン、です(#^.^#)。

 コホン。
休業は、12月30日 ~ 1月4日。 7日間のお休みになります。
大掃除、お節作り、、・・年賀状書き。(←
ええ、私の年賀状は、「年賀に書く年賀状」 なのです。 ・・・コソコソ

明日はイヴですね。
明後日になればクリスマスツリーも役目が終わり。
替わりにお正月用品がメインの場所に~~。 所によってはひな祭りの歌も。。  鬼に笑われますよ!  ねェ。

皆さまも忙しい日々になることと思います。 どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。





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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー41


「・・えーっと、じゃあ、直せる限りのクリーニングを、お願いしま」
着信音でギクッとする。表示を見れば・・、
「す、すいません」
お店の人に断ってスマホを取り出す。
「・・っもしも」
― 智? 」
「どっ、どうしたの? 和叔父さん。こんな時、間に」
着信音は和叔父さん専用だったから間違えようがないんだけど、タイミングが悪すぎる。
― 枝里子さんから電話が来たんだ」
(かーさんっ! 何で言うんだよ! )
聞こえないよう声を出さず、口パクで文句言ってると、
―もしもし? 聞こえてる? 」
「あ・・、うんっ、聞こえてる! 」
― コート、もう出しちゃった? 」
「・・ううん、まだ」
― じゃ、お店の人に替わってくれる? 」
「分かった」
お店の人に訳を話して代わってもらう。やり取りがあって、
「どうぞ」
と返される。
「もしもし」
― 智、拓也の店、覚えてる? 」
「たく・・あ、和叔父さんの友達」
― そう。一人で行けるかい? 」
「・・多分」
店の名前を検索すれば、出るはず。
― 検索は、無理だよ。あいつ、ネットにあげてないから」
「えーっ? 」
じゃあ、無理だ。
― 電話番号と簡単な行き方を送るから、それを見ながら行っておいで」
「・・うん。ごめんね、和叔父さん。俺・・」
― 智が怪我しなかった方が大事だ。怪我はしてないよね? 」
「尻もちついただけ」
― なら良かった」


「やあ、智くん! 」
やっと店の前に着いた途端、いきなりドアが開いて拓也・・、じゃない、大久保店長さんが飛び出してくる。
「よく来てくれたね。話は和弘から聞いてる。転んだんだって? ああでも顔をぶつけたんじゃなさそうだ、おでことか擦りむいたら目立つんだよ」
肩をガシッと掴まれ、喋られ、顔をしげしげ眺めまわされて口を挟むことも出来ない。
ひと息に喋って息が切れた隙間を見つけ、
「あ、あの。話・・って」
「コート、持って来たんだろ? ああ、ここじゃなんだから、中へ入って」
ひとことも言えないうちに俺の背中に回った大久保店長さん、ぐいぐい背中を押して店の中に連れていかれた。



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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-52


翌朝、と言っても十一時近くになってようやくひろさんがベッドから出てくる。不機嫌そうな顔は、朝から俺が盛ったから。

「風呂、はいれるよ」
「・・おまえは元気だな」
「そ・・、そう? 」
壁に手をつきながら歩くひろさんにぎろりと睨まれ、首を竦める。体は綺麗にしたけど、
「頭、洗ってくる」
「一緒に行・・」
「一人で大丈夫だ」
「でも」
のぼせないか、って心配したんだけど、ひろさんに、
「二人で風呂に入ってまた・・、になったら帰れないからな」
冷たく言われて、100%無いとは言えない俺はしょぼん。
「・・じゃあさ、『でた』って言って? 」

黙って背中を向けたひろさん。
「出てきたら、ドアが開く音で分かるだろ?そしたらコーヒー作って待ってろ」
「・・うん! 」

いそいそ、個包装のコーヒーの袋を出して座る。
うちに居る時くらいは贅沢しようと、最初は大きな袋で買ってたんだけど、仕事が忙しい時は使い切れなく、セットするのも面倒になって買わなくなった。
インスタントも買ったけどイマイチで。
「案外美味しいんだよな、個包装のも」

封を切るのはひろさんが出て来てから。それまで俺は、朝のことを思い出してた。




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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-53

崇くんの’思い出し’から始まります。


「・・寝てる」
目が覚めて、一番最初に見るのがひろさんの顔。
一緒に眠る時は温もりを感じながら。起きたら、だいたいひろさんがいる。起きてても寝ててもこんなに間近で見られるのは俺だけなんだと幸せな気分になって、そっと唇にキスして、
「おはよう」
と囁く。
何度見ても見飽きない。指先で頬に触れば柔らかでスベスベ。うっすら髭が出てて、ザラリとした感触も俺より柔らかな気がする。
手枕で顔を見たまま片手を下に滑らせていけば、ひろさん本人より早起きなムスコ君が。
こっちにも‘お早う’とスエット越しにクイクイしてあげると、さらに元気に立ち上がってきた。
「ん、ん・・」
「あ、起きたの? 」
声かけにゆっくり瞼が持ち上がり、目が合う。
「・・おまえの顔を見ながら起きるのは、久しぶりだな」
「うん。『今何時だ? 』って聞かれないのも」
「それで? 休みの日に、こんな起こしかたをするのか? 」
にっこり笑う顔が怖い。
「・・っあ、ひろさん、タンマ」
「俺のココだけ起こしておいて、自分は寝かせてるのは不平等だ」
がっしりムスコを握られ、強弱までつけられ、早々に白旗をあげた。
「ひ、ひろさんっ、それ、ヤバい・・っ、んぁ」
「スエットで良かったな、崇。デニムだったら痛くてもファスナーが下せない」
「ちょっ、そーいうこと言うなら俺だって」
まだひろさんの握ってるんだよ。

と二人でやってるうちになだれ込んで、ヤッてしまったんだ。。

(ひろさんがあんな顔で声を出してるなんて、新発見)
ほとんど初めて見た喘ぎ顔の鮮明さは、頭の中に彫り込まれた! んだよな・・・。

ガラッと浴室の引き戸が開く音でハッとする。両手で頬をぺちぺち叩いてコーヒーの封を切った。






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『プリズム』

『プリズム』29*すれ違う時間-54

少しだけ、苑田視点があります。 ~~ から ~~です。

~~ 洗面所で服を脱ぎながら、鏡に映った自分の体に幾つも浮かぶ赤い痣に恥ずかしくなる。
「崇のやつ。 これじゃ父さんと風呂に入ることも出来ないじゃないか」
自宅ならなんともないが、スーパー銭湯に行こうと言われたら答えに困る。 それでも、崇を感じながら昇りつめたのを思い出せば満ち足りた気持ちになる。シャワーが少々沁みたとしても。 ~~

食後にケーキを食べ、夕方、それぞれの実家へ。
ひろさんはいつもよりゆっくり歩いて行った。

「ただいまー」
「あら崇、帰ってきたの? 」
「・・ずいぶんな言い方じゃない、母さん」
「母さん、タクシーもう来た・・、崇か」
父さんまで。
「来るなら来るで連絡を入れなさい。まあでもよかった。留守番頼むな」
「留守番? 」
出掛けるの? と言いかけ、二人がちょっと余所行きの恰好をしてるのにようやく気付く。
「どこ行くの? 」
「デート」
「デートぉ? 」
そうよ、と答えるかあさんが楽しそう。
「映画のチケットもらったの。お父さんと二人で映画なんて何十年ぶりだから、ついでにご飯食べてきましょう、って」
「だから、おまえは留守番。頼むな。あ、何かとって食べてもいいぞ」
呆気にとられて言葉も出ない俺を置いて、父さんと母さんはニコニコ出掛けて行った。

・・ひろさんは実家でクリスマスやってるのに、俺は留守番・・? 

「冷蔵庫の中の旨い物食べてやる」
一応は気を遣って、ケーキも買って来たのにさ。

部屋着に着替えて、台所探検開始。まずは戸棚を全部開けて、中を見る。
鍋や、行事の時にしか使わない食器。乾物。寿司桶。奥に段ボール箱があって、
「あ・・、これ」
確か、俺が小学生の頃使ってた弁当箱。その横には水筒。中学のも、高校のも。
「まだとってあるんだ」
眺めてたら、いつも入っていた鶏のから揚げとか、ケンカした翌日の弁当に、ご飯の上に紅ショウガで‘バカ’と書かれていたのまで思い出す。
あれ、友だちにまで笑われたんだっけ。


「ただいま~」
「お帰り」
夜の十時を過ぎて帰ってきた父さんと母さんはご機嫌。
「お土産よ」
と出されたのはフォーチュンクッキー。
「映画、どうだった? 」
「面白かったわ。ねえ、お父さん」
「ああ。正月もやってるようだからおまえも見てくるといい。食事は済んだのか? 」
「うん。久しぶりに、自分でおにぎりした」
梅干しと鰹節を混ぜたのを具にして、たっぷりとろろ昆布をつけて。






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『プリズム』

『プリズム』30*大きな壁


「ゴミはこれだけですか? 」
「カレンダー、好きなの持ってって」
大掃除の社内はどことなく埃っぽくて、くしゃみしてる人をよく見かける。
俺も机の埃を払い、要らなくなったものを処分すると、
「机が広い」
「っは、おまえもか? 」
「高塚」
「いつの間にか溜まるもんだな」
「ああ」
机周りの整理のため、各自に配られていたゴミ袋はもうパンパンになってる。
「それ、もう入りませんよ。ここに入れてください」
通りかかった掃除のおばさんが大きなゴミ用の、車付き袋を指さす。
「ありがとう。お願いします」
「あ、俺のも。お願いしまーす」
どさ。ボスッとごみが入った袋を押して、おばさんは他の人に声をかけに行った。

掃除と中島部長の挨拶が終わり、一応会社は正月休み。でも、居残る人や休日出勤する人もいる。
俺もあと少し。
一息入れようと歩きだしたら苑田さんが外に行くのが見えた。
(ホワイトボードには予定書いてなかったけど)
どこ行くんだろうと、つい後を追う。


「吉田さん」
「苑田さん。仕事、終わったのかい? 」
「ええ、ひとまずは。吉田さんの方は目処がつきましたか? 」
「ああ。新年には再開できる」
「よかったですね。
これ、差し入れです。みなさんでどうぞ」
「・・ありがとう。みんな、喜ぶ」
ぐすっと鼻をすするような音が聞こえる。

・・うーん。あの気配りは俺には出来ないけど・・、俺も何かしたいなあ。






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