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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー56

明日から年末休み。何とか机回りの片付けも終わって、
「これがゴミの最終便ですよ~~。ゴミ、ありませんかー? 」
と、掃除のおばさんが明るいテンションでフロアを周回していくのを見送る。

就業のチャイムが鳴り、中島部長が声を出して注意を集めた。
「まだ仕事が残ってる者もいると思うが、ひとまず今年はこれで終わる。
みんな、一年間頑張ってくれてありがとう。
年末年始、十分休養して戻ってきてくれ。くれぐれも警察・救急車の世話にはならないように」

中島部長、救急車はともかく、警察って・・・。

「ああ、俺は海外に行くから連絡できないと思っててくれ」

は?

「中島部長、携帯、海外対応してないんですか? 」
横にいる小野山課長が驚いて聞く。
「ふっふ、聞いて驚け、ガラケーだ」
「旅行中レンタルしてくださいよ」
「だから今釘を刺してるだろ? 俺が飛行機でとんぼ返りしなくて済むように自重してくれ。とな」
「万が一があるでしょうに」
「その時は頼む」
「お断りです。私も海外に行きますので」
おやおや、と呟いた中島部長。
「私も出かけますから、頼まれませんよ」
と視線を向けられた一ノ瀬課長が涼しい顔でさらっと断る。 スマートだなあ。俺もあんな風に‘NO’を言いたい。

「・・と言うわけだ。諸君、くれぐれも無茶はするな。以上」

最後のひと言の前に、オホン、と咳払いして見回したけど、あんまり威厳ありませんよ、中島部長。
俺も、俺の周囲も笑いをこらえるのに必死。 まるで漫才みたいだったから。




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー57

「さーて、これでいっかな」
汚れた雑巾をバケツに入れ、部屋を見回す。思った以上に窓が汚れていて、今見ると夕焼け空がきれいに見える。
「腹減ったし、買い物ついでにひろさんの所に行こうか」
とりあえず買い物しておこうと一応鏡で顔が汚れてないか確認し、LINEを入れた。

::ひろさん、今年はお正月どうする?

スーパーは混んでて、人と物が溢れてる。
「ビールはもうひとパック買って、・・野菜は、レトルト系にしよ。あとは・・」
お節をどうしよう、とコーナーに立ち止まった時、LINEの返事が来た。

::初詣に行きたいところがあるから、出かける

え? 聞いてないよ?!

返事をしようとして、
「ちょっと、どいてくれる? 」
ゴン、と俺のカートに、よその人のカートがぶつけられた。
「すまないね、そこの取りたいんだ」
女の人のつんけんした声のあとに、男の人の声。多分夫婦なんだろうな。
「すみません」
急ぐわけではないから隅によって、携帯を取り出す。

::ひろさん、どこへ行くの?
::一人で行きたいから

「ええ?! 」
買い物行ってる場合じゃないよ!

::俺と一緒じゃダメなの?
::お寺に泊まるから

お寺・・。
::お寺なら一緒に行っても大丈夫だろ?
::おまえは、すぐ盛るから

うう、否定できない。。




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー58

今日は苑田視点です。 ~~ から ~~の間です。


~~ 一緒に付いて来たがる崇にくぎを刺し、通話を切る。
「全く。会うたび寝るたび襲われるこっちの身にも・・」
「範裕さん」
「あ、はい」
振り返れば和美さんが、目的地までの案内図を差し出す。
「崇さんと連絡? 」
「まあ」
「付いて来たい、って言ってたんでしょ? 」
連れてってあげればいいのに。なんてオソロシイ事をさらっと口にするのはさすがだ。
「周囲の迷惑になります」
「そお? ・・ま、そうかもね。二人でいるとラブラブだし目の毒気の毒」
「和美さん?! 」
クスクス笑ってから、
「でも、なぜ今更距離を置こうとするの? 吹っ切れてるんでしょ? 」
周囲に人がいるので曖昧な聞き方をするが、すぐに判る。
「俺自身の決心を確認しに。
自分が、思ってた以上に嫉妬深いかも、て思うことがあっ・・て」」
「そうなの? 」

やば。地雷踏んだか?

和美さんの目が輝いたようで足が止まる。
「範裕さんがやきもち焼くなんて初めて聞いたわ! 良かったー、それなら大丈夫。今度言ってみなさいよ。喜ぶわよきっと」

言いました、それっぽいことは。そのあと大変だったんです。

「・・。何かあったみたいね~。犬も食わない、って? 」
お見通し。そんな表情。
「。。間に合わなくなりそうなんで、行きます」
「いってらっしゃーい」 ~~




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー59

「ただいま」
ひろさんにメールした翌日。やる事もなく、一人で正月・・、もつまらないので実家に帰る。出迎えてくれた母さん、顔を見るなり
「あら、お帰りなさい。喧嘩でもしたの? 」
「してません。ひろさん、一人で出かけた」
ふんふん、と何か一人で納得したようで、
「それなら家の片付け手伝いなさい。お父さん、もうすぐ帰ってくるから」

は? 

「悩んでもしょうがないことでグズグズするんなら、体を動かす方が良いの。なんなら母さんとお節でも作る? 」
「えーっ? 」
それなら帰る、と言おうとしたら背後で玄関の開く音。
「ただい・・。崇、どうした、一人で帰ってきたのか? 」
「範裕さんに振られたんですって。せっかくだし、うちの大掃除手伝ってもらいましょうよ」
「おお、助かる。頼むぞ」
「父さん~」


「あ~~っっ、つ か れ た ! 」
自分の部屋で、ベッドにひっくり返る。昨日今日と掃除しまくりで、筋肉痛になりそう。
「ひろさん、お寺で何してるのかな・・」

テレビで見たお寺の様子をぼんやり思い出す。有名なお寺にはお参りの人も多いから、年末年始は本当に’師走‘になるんだ、って。
仏壇とかも磨かないといけないらしい。一般人の俺だって部屋とか家とかするくらいだし、正月早々、蜘蛛の巣なんか見つけたくないだろう。

ひろさんも、お坊さんたちみたいな服(作務衣)着て、雑巾がけとかしちゃってる?
紺色の、和風ジャージみたいな服で掃除してるひろさんを想像・・・。
うわー、似合いそうだ。それにひろさん、色白いから目立つよ、きっと。
除夜の鐘も叩いたり? あ、あれは撞(つ)くって言うんだっけ。

想像してたら、モヤモヤ。




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その213

こちらでは、あっという間に桜が満開になり、すでに散り始めています。
小・中学校の入学式には間に合ったようですが、次の日曜 ―あさってですね― にある ’さくら祭り’ まで持ってくれるでしょうか。。

桜の下でお酒を飲みながら楽しむ、花見。
外国では、屋外でお酒を飲むことが禁止されてる所も多いようで、日本の花見を見ると、ビックリ!( ゚Д゚)! する人も多いとか。
言われてみればそうかもしれません。 昼ひなかほろ酔い気分で桜を見上げ、夢見心地になる・・。 贅沢だわ~。

桜って、つぼみの頃から葉桜になるまで、朝から夜まで私たちを楽しませてくれます。

山や川岸にたくさん植えられ、一斉に満開に咲きそろう。その場所だけ別世界になって人々を誘う。
一本でも、細く華奢な樹でも、足を止めさせる。
どんな魔法を持ってるんでしょう。

私が知ってる桜の不思議は二つ。
枝や幹を伐ったり折ったり、折れたりすると、その場所から枝が生えてくることはほとんど無い。 ということ。
染物で使う場合は、枝や幹を使わないと’桜色’は出せない。 ということ。

花も葉も食用になる不思議な木。 春を一番感じさせる植物。  今年もため息をつきながら眺め、日本の四季を感じてます。



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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー83

さっきみたいに苦しくないのは、何度もキスして唇が離れるから。
「智、苦しくない? 」
「うん」
和叔父さんが心配してくれるのも、嬉しい。
「今度は、長いキスをするよ。今みたいに唇が離れる時に息をするか、鼻で息をすれば大丈夫だからね」
「分かった」
そういえば、鼻が塞がってるわけじゃないんだった。なんで忘れてたんだろ?

全部任せれば大丈夫。和叔父さんは俺が傷つくようなことはしないもん。
そう思ったら体の力も抜けていく。

「目を閉じて」
俺をまたぎ、ソファーの背もたれに両手をついて、言う。
「・・どうして? 」
「僕が恥ずかしいから」
和叔父さんが?
近すぎる距離で見上げれば、・・・目元が赤い?
「こら」
クスっと笑った俺に、コツンとおでこをぶつける。
「ちゃんと目を閉じないと、やめるよ? 」
「やだ。続きして」
もっとぞくぞく、ドキドキしたい。
頷いた和叔父さんの目に妖しい色が浮かぶ。ゆっくり唇を舐める舌がエロくて、俺まで体が熱くなった。

目を閉じるとほかの感覚が鋭くなる。
近付く気配。服の擦れる音。触れた唇の湿った、熱を帯びた感触。いつもより強く感じる和叔父さんの、匂い。

「ん・・。っふ、んぅ。・・ぁ」
さっきより深く口が重ねられ、舌が俺の口の中を動き回る。
「智。・・そう。息を、吸って。・・・かわいいよ、智」
「・・ゃ、だ。・・っ、かわいい、・・って、言わな・・・、ッ!」
背中を撫でおろされ、電流が走ったみたいで体が勝手に反応した。
「感じてる? 智」
耳元で囁かれて、またビクッと震えが走る。
「わ・かんない。。けど、・・あんっ」
耳たぶを軽く噛まれそこをくすぐるように舌先で舐められ、腰が、揺れた。




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー60

「崇―、部屋に居るんならお風呂入りなさい」
「へーい」
想像が危ない方へ行く前に母さんから指令。ここは家だし仕方ない。

大晦日、とうとう母さんに捕まって台所。
「人参は皮を剥いたらこれで型抜き」
「大根は、・・・こうやって剥いて」
「蒟蒻は手綱結び・・」
「だーっ、そんなにいっぺんに言わないでよ」
「ただ切るだけじゃない。母さんは味付けとかほかにすることあるの。それとも天ぷら作るの手伝う? 」

野菜、切ります。。

しばらく二人で黙々と作業してると、
「崇と台所に居るの、久しぶり」
ちょっと嬉しそうな声。
そうだな・・、大学から一人暮らししたから、
「七年ぶりくらい? 」
「そうかもね。
最初に作ったの、覚えてる? 」
「えっと・・、卵焼き? 」
「正確にはスクランブルエッグもどき。 出来上がった時、得意そうな顔してたわ」
そう言って、俺が種類別に皿にのせるのを見て
「なかなか上手に切ってるじゃない」
「まあね」
「それで、範裕さんとどんな理由で喧嘩したの? 」
「!? 」
危うく手に持った蒟蒻を落とすところだった。
「・・・喧嘩はしてません。来るな、って言われただけ」
「珍しいわね。ほとんど一緒にいるのに」
「お寺に泊まるから駄目だってさ」
「なるほどね。崇、煩悩の固まりだしすぐ範裕さんに甘えるから」
「か・母さんっ」
「たまには崇も座禅でもして、煩悩を鎮めたら? 」

それはひろさんの隣にいる限り、永遠に無理です。




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー61

「人間の煩悩はたくさんあるんだなあ」
三人でこたつに入り、テレビで除夜の鐘を聞き、年越しそばを食べながら父さんが言う。
「どこかの番組で、『煩悩とは、わずらわしく、悩みになること、だ』 なんて言ってたわ。それならたくさんあるわね~」
「例えば? 」
ずずっ、と蕎麦をすすりながら俺が聞けば、
「お坊さんで言うなら美人にふらっとするのも、ついうっかりお酒を飲んじゃったりするのも、煩悩なんですって」
私は一般人でよかったわ、なんて母さん、コロコロ笑う。

俺も、坊さんになってたらひろさんと恋は出来なかったな・・・。

「お、カウントダウンだ。もう今年も終わりか」
父さんが慌てて蕎麦の残りを口に入れる。

「・・・4・3・2・1・0!!
皆さん、明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします! 」
テレビから賑やかに新年を祝う様子が流れてくる。俺たちも ‘新年おめでとう’‘今年もよろしく’と挨拶し合った


二日、午前中から母さんが押し入れで探し物。
「どーしたの? 母さん」
「奈々枝ちゃんがね。・・・この箱じゃなかった。来るの」

奈々枝ちゃんて、ひろさんに一目惚れしたあの子?

「でね、やりたい・・、あったー」
取り出してきたのは、
「何? これ」
「失礼な。崇、百人一首も知らないの? 」
「百人一首? あの、坊主めくりするやつ? 」
はあぁ、とわざとらしく肩まで落として大げさにため息つく母さん。
「崇、それだけ? 」
「えっと。確か和歌とか書いてあった」
「・・そうね。知ってる歌、ある? 」
言われて思い出そうとして、
「忍ぶれど、とかなんとか」
「 忍ぶれど 色に出でりけり わが恋は ものや思うと 人の問うまで ね。ぴったり」
「いいじゃん別に。でも、なんでそんなの出してきたのさ」
顔が赤くなりそうでぶっきらぼうに言い返せば、
「奈々枝ちゃんが遊びたいんだって。昨日電話がかかってきたから」




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー62

「新井のおばちゃんっ、ひゃくにっしゅ、あったー? 」
「奈々枝っ、まずはご挨拶でしょっ」
翌日、やってきた奈々枝ちゃん家族。元気な奈々枝ちゃんは去年と同じく着物を着てる。でも、
「大きくなった? 奈々枝ちゃん」
「うんっ。背が三センチ伸びたの! 」
自慢そうに頷いて、くるっと一回り。長い袖がひらひらして可愛らしい。
「まあ、きれいね、奈々枝ちゃん。
明けましておめでとう」
「おめでとうございます! ね? あった? 」
「奈々枝。。
明けましておめでとうございます、佐奈恵さん。すみません無理なお願いを」
「いいえ。こういうのはたまには出してあげないと。
奈々枝ちゃん、百人一首、こっちにあるわよ」
「はーい」

絵札を広げた居間に、大喜びで座り込み、一人遊びを始める奈々枝ちゃん。
大人たちは台所で眺めながらお喋り。
「だけど、どうして百人一首? 」
母さんがお茶を出しながら聞く。
「それがねー、お友達の影響。保育園でカルタをしてる時話題になったらしいの。
『うちにあるのは着物のおひめさまのやつよ』 って。
あと、マンガもあるみたい、百人一首のカルタ取りの」
「ああ、たまにテレビでも見るよ。あれは、バトルだねえ」
父さんも母さんたちの会話に混ざる。聞いて俺も思い出した。百人一首の最初の一文字で札を取りに行くあの速さ。

あれで平手打ちされたら痛いだろうな。。

「おばちゃーん、これ、おとこの人とおんなの人とおぼうさんしかいないよ? 」
一通り絵札を眺めた奈々枝ちゃんが、母さんを呼ぶ。
「そうよ。奈々枝ちゃん。見るのは初めて? 」
「うん」
「全部で百枚あるからおばちゃんもよく覚えてないけど、お坊さんは十三枚あるのよ」
一緒に並んで絵札を分け始めた。


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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー63


結局、並べて、坊主めくりして、字の札を読んで・・、終わり。
奈々枝ちゃん、大満足で帰った。俺は付き合わされてぐったり。小さい子のエネルギーには負ける。
「女の子は良いなあ。見てるだけでもかわいい。な、母さん」
お年玉を渡し、『新井のおじちゃん、だいすき! 』と抱きつかれて喜んでた父さん。
「そうね」
「でも、男の子だと、一緒に遊べる」
「そうね」
「織部さんの男の子、どうしてるかな? 」
いいながら、俺をちらっと見る父さん。ヤバいと思って、
「あー、俺、部屋で休んでくる」
逃げ出した。

ベッドに寝転がり、ひろさんのことを考える。

俺の隣にいるのに、時々一人で遠くへ行ってしまう。そりゃあ俺は年下で、仕事の経験も少なくて、頼りがい無いかもだけど、世界中の誰より・・、愛してるんだよ?
何が起きても手を離さない、って断言できる。
「ただなー、ひろさん、エロいしなぁ」
食事してる最中舌で唇を舐める仕草とか、ふろ上がりの肌の色とか、下を向いた時のうなじとか、俺をからかう時とか誘ってるの?と思うくらい、フェロモンだだ漏れで。

「声、聴きたいな」
電話しても、
『ただいま電話に出られません。発信音が鳴ったら~~・・・』
の留守電。
スマホ置いてお寺に行ってるみたいだ。

俺が連絡するって解ってて持って行かなかったんだ、きっと。
「べつに、声だけで興奮して・・、とかしないのに」




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その214

朝、カーテンを開けた時の快晴。目玉焼きが上手くできた時の’やった! ’感。通りすがりに満開の花を見た時。
「これ、どうぞ」と思いがけないプレゼント。 好きな人に抱きしめられたり、感謝されたり。

見て、聞こえて、味わって。感じて。  心がほわほわ温かくなり、自分が優しくなるのが分かります。
もらって嬉しい言葉や物は自分も相手もハッピー。そしてこのハッピー、誰かに分けてあげたくなります。 不思議ですね。

そういえば、優しい感じのモノって、角が立ってないのが多い。
色も、原色より中間色。
・・・自分に対して強く訴えてくるものや、傷つけられそうなもの、緊張するものは嫌なんだ。

嬉しい気持ちが繋がれば、もっと穏やかになれるんでしょうか。
ん~~私は浮かれてしまいそうだな。

明日も嬉しい気持ちになれるよう、枕でも叩いてみようかしら・・・。


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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー84

迷いましたが、大丈夫そうなのでRはつけませんでした。 でも、ちょっと下げますね。








腰の奥に熱がたまってジンジンする。前が張り詰めてきて、痛い。
「あ・・、和叔父さ」
「うん? ここ? 」
デニムの、盛り上がった前をやんわり押さえられる。
「っつ! 」
体が、跳ね上がった。
「や・・っ。ダメ、触らな」
和叔父さんの腕を握るけど、
「大丈夫。男なら誰でもそうなるよ。感じたんだね。そのまま出しても構わないから」
和叔父さんの声が、耳に甘く響く。
「んっ。・・・でも」
ジジ、とチャックが下ろされる音がリアルに聞こえさらに恥ずかしくなる。
「やめて」
「出してあげないと窮屈そうだ。それに」
ボクサーパンツに触れた手が、止まる。

そこで、止めないで

柔らかな布越しに指が触れて、動かない。中途半端に硬くなった俺の中芯が焦れて、刺激を求めて角度をつけていく。
「元気だね」
ふっ、と唇を挙げて笑う和叔父さん。かあっと頭に血が上った。
「和叔父さんがっ、・・ぁうっ」
指が俺のカタチをなぞって動き、くっと握る。どくん、とソレが脈打って滲み出ていくのが、わかる。
「もっと元気になった」
「言、言わないで、よ・・ぉ」
「大丈夫と言ったろう? ・・・ほら、出てきた」
「やだ、見ないで・・っ」
どうしていいかわからず両手で顔を隠す。
「智。 本当に可愛い。僕に任せて」



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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー64

ひろさんに会えないままの三日、父さんがやってくれた。
朝、お雑煮を食べながら、
「崇、昼から出かけるぞ」
「うん。行ってらっしゃい(俺、ひろさんの所へ行ってよ)」
「お前も行くんだ」
「どこへ? 」
「織部さんの所」
「はあ?! 」
「あらお父さん、崇に言ってなかったんですか? 」
「聞いてないっ」
ため息ついて、
「今日、あちらで獅子舞が一軒ごとに回ってあるく行事があるんですって。それに誘われたの」
「なら、二人で行けばいいじゃないか」
「それがね、父さん、、去年のうちに織部さんと約束しちゃってたみたいなの。『是非!三人で行きますから』って」
「断ってよ。風でも引いたことにすればいい」
腹立ち紛れに、食事も途中で席を立つ。
と、固定電話の着信音。
「はいはい」
母さんがさっさと立ち上がり、取りに行く。

「崇―」
「なに」
「咲也くん」
「俺に? 」
「そう」
受話器を差し出され仕方なく、
「もしもし? 」
「も、っしもしっ、さくやでしゅ。あけましておめでとざいます。えと、たかおに・・、たかしお、にちゃんで・・すか? 」
一生懸命話してる声が聞こえ、
「そうだよ。明けましておめでとう、咲也くん。上手に話せたね」
「ありがとっ。
ねえ、今日、おしし(獅子舞)来るんだ! たかおしにちゃんもいっしょにしよ! 」
内容はよく理解できなかったけど期待に満ちた様子で話が続く。
どうしようかと俺が黙ってしまったら、
「たかそにちゃん? 」
不安そうになる声。

断ったらがっかりしそうだ。
しょげた顔になるのがすぐに想像でき、行かないわけにはいかなくなった。

「あの、電話代りました。綾乃です」
「あ、綾乃さん。 明けましておめでとうございます」
「おめでとうございます。無理だったら遠慮なくいってください」
「いえ・・、大丈夫です」



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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー65

悶々としてたらひろさんのアレコレを思い出して、ふろ場でヌいてしまいそうだったから、父さんと一緒に織部さんの家へ。

「明けましておめでとうございます」
「おめでとうございます」
「おめでとーごじゃ・・さいますっ。おしし(獅子舞)くるの、もうすぐだよ! 」
玄関から上がった途端、咲也くんに、ドンッ、と体当たりされる。踏ん張って堪え、
「おめでとう、咲也くん。うん、俺も楽しみだよ」
「そお? 」
両足にしがみついた姿勢で見上げられ、もう一度頷く。
「俺も目の前で獅子舞見るの、ほとんど初めてなんだ」
聞いて、パッと顔が明るくなる。
「くるまで、おかしたべよ」
手を引いて、連れて行ってくれた。

獅子舞は、俺たちが到着して三十分くらいしてから現れた。

「おもしろかったねー! 」
「そうだね。咲也くんも泣かずに頑張って偉かったよ」
お祝いの踊り(?)のあと、獅子に一人づつ‘厄除け’と頭を軽く噛まれる(挟まれる? のか)。
小学生前の咲也くんは怖かっただろうが泣かずに我慢して噛んでもらい、
「坊や、偉いぞ」
と褒められていた。

「新井さん、お付き合いいただいてありがとうございました」
「いえ、私たちも経験してみたかったんで、誘っていただいてありがたかったです」
父さんと織部さんがお酒を飲みながら喋ってる。
メインイベントが終わってホッとした空気になるなか、俺は帰りのタイミングを探っていた。




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー66

「新井さん、迷惑じゃなかったですか? 」
トイレから出てきた俺を、穂乃花さんが待っていた。今日は綾乃さんと一緒に着物を着ている。
「いえ、そんなことは無いです」
「でも、微妙な顔してましたよね? 私たち見て」
鋭いなー、と思いつつ、
「俺の会社では、仕事始めに何人かの女子社員の人が着物着るんです。ちょっと思い出して」
嘘ではないが不十分な返事をする。
「ふぅん。色々あったんだ? 」
「はは、まあ」
「たかしおに、ちゃん、おずちゃんねちゃったよー」
「咲也くん。トイレ? 」
自慢そうに頷き、
「たか、しおにちゃんの、お、じちゃんねちゃった」
今度はちゃんと言えた、とばかりに、どや顔になる。
「え? 父さん寝ちゃったの?  うわあ・・。 あっと、教えてくれてありがとう」
屈んで目を合わせお礼を言う。

居間に戻ると、父さん、本当に寝てる。
「・・済まんな、崇くん。話が弾んでしまって」
「こちらこそすみません。俺が気を付けてればよかったんです」
去年くらいから酔うのが早くなったのをうっかりしてた。

でも、織部さんと話すの楽しかったんだろう、寝ながら笑ってる。




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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー67

ふわぁ・・、と欠伸するのが聞こえた。
「おっきしたー」
咲也くんが走っていく。

「大変お世話になって・・、申し訳ない」
玄関先で、また父さんが恐縮しきって挨拶する。
「いえ、こちらも楽しい時間だったのでお気になさらず」
「そうですよ新井さん。寛いでもらえたようでこちらも安心してます」
織部さんご夫妻、にこにこしながら結構本気の挨拶返し。
「あらいおずィちゃん、た、かしおにちゃ、んっ、またきてね」
微妙に発音しきれないけど、一生懸命話す咲也くんが言い終えて、ぴょんぴょんジャンプした。
「そうだね。来られたらね」
別れ際、わきの下に手を入れ、‘高い高い’をしてやると、きゃはっ! と喜ぶ。可愛いなあ。


すっかり暗くなった帰り道。
「あ~~、失敗したなあ。前はあれくらい、なんともなかったんだけどなぁ」
ぼやく父さん。
「年だし諦めなよ。
あ、母さんには『遅くなる。』って連絡してあるから」
「・・どこかで何か買って帰ろう」
しまった、と首をすくめ財布を出して、
「崇~」
「分かった。足りない分だすから」

家への最寄り駅から、もう一回電話する。母さん、
「お土産があるの? 楽しみねー」
だって。
「そうだ、綾乃さんたちと話したのか? 」
「あ、うん。それなりに」
大学の話とか、高輪くんたちのお店に行ったのだとか。
「うん、ならいい。そうか、話してたのか」



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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その215

もうじき、G・W。 お弁当持ってお出かけの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はお米に注目。


今はいろんな場所やネットでお米を購入できますが、それは最近のことだそう。
明治・大正の頃はまだ自由に売買されていたけれど、1918年(大正7年)に起きた米騒動。1930年代後半(昭和10~15年くらい)の凶作続きで、国がお米の統制を。
1942年(昭和17年)、つまり第2次世界大戦中には、お米を安定的に供給するための「食糧管理法」が制定、原則としてすべてのお米が国の管理下に。

変わったのは1950年代。
政府を経由せずに民間がお米を流通させる「自主流通米」が生まれ、お米を選ぶ選択肢が増えたのですって。 ***
そうなると、美味しいお米を食べたいのは人情(当然の欲求? 笑)。
コシヒカリ、ササニシキ、日本晴などのブランドが出来たのがこのあたり。 ***

さらに、美食をコンセプトにした料理雑誌やテレビ番組の登場で、’魚沼産’コシヒカリ を筆頭にしたブランド米ブームが加速。地域や農協名で差別化を図る流通の仕組みが生まれたそうです。
さらに進んで、農家が直接お米を出荷できるようになったことから、ひとつひとつの農家が“ブランド”を名乗るようになり、ブランド米の数はいまや数万に上るとも……。

そうそう、お米だけを扱うお店もあるとか。
洋食に合うお米ならコレ。和食好きならこの銘柄。 なんて教えてくれるんだそう。 日本人て拘りますから~。
でも、それだけ米びつも必要になる・・?

お米の、すごい! と思う所は、銘柄だけでなく食べ方もたくさん。
玄米、発芽玄米、三分搗き、五・七分搗き、白米。ブレンド米(!?)。雑穀米に混ぜご飯、おこわ、お赤飯。 おにぎり、お寿司(すし飯)。うぅ、並べきれない!


・・・今年のG・Wには、食べたことないブランドを買って、味見してみるのも良いかもしれない。 と思うのでした。
炊き立てご飯で、シラス入り卵かけご飯。追加でもみ海苔乗せてもイイナ~。


すみません、少し曖昧なところがありましたので(教えていただきました)。

***  自主流通米が実施されたのは、1969年。
***  コシヒカリやササニシキがブランド米として全国に認知されたのは、1980年頃です。



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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー85


智くん、初体験! R-16になると思うので下げます。年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

















「足を広げるよ? そう、力を抜いて」
耳元で囁く声に操られるように、足が自然に開いていく。
か・ず叔父さんの手が動いて、合わせの間から直に触れ、俺の熱くなったモノを引き出した。
先端からにじみ出る液体の匂いが鼻に届いて、もう頭が真っ白になりかける。なのに、
「これから、もっと気持ち良くなるからね」
って俺を煽るんだ。

もっと、気持ちよくなるの? 俺、どうなっちゃうんだろう・・?

「男はこうなったら出さないと終われない。知ってるだろう? 」
「・・・ぅ、ん」
「僕もそうだよ」
「和叔父さん、も? 」
見上げた顔は、見たことがない男、の顔。唇の端がクウッと上がり、悪役の笑い顔になった。恐いのに目が離せなくて、俺の心を引き寄せる。
「知りたい? 」
「・・ゃっ、指、動かさな」
「このままでいるほうが辛い。すぐ、終わる」
知らないトーンの声に、ぞくぞくした。それはすぐ打ち消され、
「あっ、ああァっ」
和叔父さんの手が俺の熱い塊を握り自在に動かしてあっという間に爆発寸前にまでしてしまう。
「ぁ・う。や・・っだ、先、擦っちゃ」
ごく僅かな、にちゃ、と言う音に俺の息遣いまで聞こえ、
「もっ、う、出そう、か・ず叔父さ・・ぁん、っ」
「うん。硬くて鈴口からたくさん蜜が出て、はち切れそうだ。
智、出そうなときは、『イク』って言うんだよ」

和叔父さんっ、先端クリクリしながら扱かないで・・・!

「やぁっ、・・く、イクッ」
限界を超えて、体の底から何かが噴きあがる。

ドクン! と一つ堰を切れば、あとはただ放出するだけだった。



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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー68

今日から、苑田視点になります。 ~~ からです。

~~ 鍵を開けて部屋に入り、大きなため息が出た。

年末年始、無理やり頼み込んで行ってきたお寺は俺のような人が何人かいて、敷地や屋内外の掃除、家事、行事料理に読経まで休む間もなく働かされた。
そして、瞑想の時間もあった。

「よく、煩悩が~~、と言われますが、子煩悩と言う言葉のように、いい意味でつかわれることもあります。

つまり、煩悩を捨てるとは、単に欲を持つことを否定するのではなく、過ぎたる欲や怒りの執着を消し去るという意味になるんです。

煩悩とはどういったものか、と考える時間を持つことがとても大切なことですし、そういったことを考えながら聞く除夜の鐘は、より心が洗われるものになるのではないかと思いますよ」

座っても寝てもいいから考えてみてくださいね。と言われ、鐘の音を聞きながら崇のことを考えてみた。
いつもどこかに後ろめたさを感じてる俺に比べ、真っ直ぐに俺だけを見てくれる。
横に並びたいと努力し、力をつけてきている。
この先、いくつもあるだろう壁や難問も、二人で乗り越えようと手を差し出し、握ってくれる。
そんな崇が・・、嬉しくて、頼もしく見えて、たまに妬ましい。
だけど、握った手はもう、離せない。

(・・そうか。おれも崇と一緒に居たいんだ)
今更気が付く。理由なんてない、ただ崇の隣に居たいだけ。


「苑田さん、良い顔をなさってますね」
瞑想が終わり寝床へ行く途中、住職に声をかけられる。
「煩悩が少し減ったようです」
「それはそれは。お招きした甲斐がありました」
「俺の方こそ、このご縁に感謝しています」
お互いに礼をして、別れた。



「さて・・。まずはスマホをチェックだな」 



もう少し続きます。


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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー69

今日も苑田視点です。昨日からの続きなので、最初の方に ~~ はありません。




スマホの電源を入れ、確認。崇からいくつも入っている。思わず笑みが零れた。
着替えと食事を済ませ、LINEから開く。


::ひろさん、明けましておめでとう。携帯置いて行っちゃったの?年明け一番に声聞きたかったのに。
まぁいいや。今年もよろしく!

::ひろさん、帰ってないの? うちは今日、奈々枝ちゃんが来たよ。覚えてる? ひろさんのこと『ななえのおうじさま~~』って言ってた子。百人一首やって帰った。俺、付き合わされてさ、大変だったんだよ。慰めてよー

::ひろさん~、帰ってきてよー。今日は父さんに連れ出されて織部さんのとこへ行ったんだ。咲也くんと獅子舞見てきた。
声聞きたい

::和美さんに聞いちゃった。三日に帰ってくるんだって? 寝ないで待ってるから電話して!
まだ『おめでとう』も言えてないよ・・。

「ストレートすぎる・・」
子供のおねだりのようで声を出して笑う。さらに笑えたのは着信。
留守録をあけると、ほぼ同じ内容が入っていたから。
「ったく。メモリがなくなるくらい寄越すんじゃない」
本人が居たら小突いていただろうけど。それでも嬉しさが先に立つ。

「ほかには。。和美さん、一ノ瀬課長、中島部長、・・・・香川さん」
なんだろう?

::子湖塚に預け物をしてある。腐るもんじゃないから、気が向いたら取りに行ってくれ。
ああ、新年おめでとう。おまえの頼み事はいつでも最優先にしてあるからな

「うわっ」
最後にリップ音が響いて、慌ててスマホを耳から離す。 頬が熱いのは、気のせいだ。・・・きっと。 ~~



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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー70

ひろさんからの着信音が鳴ってスマホに飛びつく。
― もしも・・」
「ひろさんっ! 帰ってきたのっ!? 」
声が聞こえない。
「ひろさん? ・・ひろさんてば! 」
― 電話口で怒鳴るな」

え? 俺? 

「・・・ごめん、なさい」
― まあ、いい。スマホ、置いて行って悪かったな」
くすくす笑う声がして、怒ってなさそうだと安心する。
「それで、お寺、どうだった? 」
― 行って良かった。機会があったらおまえも行ってみるといい」
「ひろさんと一緒なら行く」
あはは、とまた笑われたけど、いいんだ。少し間が空いて、
― まだ言ってなかったな。明けましておめでとう。今年もよろしくな」
「俺も。明けましておめでとうございます。・・あのさ、今からひろさんのとこ、行ってもいい? 」
― 構わないが、何もないぞ」
「持ってく」
― わかった。・・・・待ってる」

やった!

スキップでもしそうな勢いでひろさんのマンションへ向かう。両手には食料と母さんから預かった、お年玉。
「いらないって言うでしょうけど、親は子供にあげたいものなの。黙ってもらっておきなさい」
母さんを味方にしたいんでしょ? の言葉に逆らえなかった。



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『プリズム』

『プリズム』33*夜から朝までー71

「ただいまっ」
「お帰り。 ・・たくさんだな」
「母さんが、『範裕さん、冷蔵庫空にしてるだろうから持って行きなさい』、って」
ドサッとテーブルの上に置くと、目を丸くしてみてたひろさん、苦笑い。
「和美さんにも同じこと言われたよ」
冷蔵庫のぞいてみろ、と言われ、開けてみた。
「うわ」
七割くらい埋まってる。俺が持ってきたの、入るかな?

タッパやらビニール袋(ジップロックと言うらしい)やら色々を取り出した袋の底に、
「メモが入ってる・・。
『ピンクのお皿みたいなのは、レンジで使える餅焼き網です。よく見て使ってください。
黒豆・栗きんとんは冷凍保存できるので、冷凍庫へ。

「「煮物は早めに食べて・・

「わっ、ひろさんっ」
途中から声が重なりビックリ。ひろさんが後ろにいて、一緒に読んでいたんだ。
「崇のお母さん、面白いの使ってるんだな」
手が伸びて、ピンクの皿みたいなのを袋から取り出す。
「さっそく使わせてもらおう」
「あ、お餅あったはず。待って」
「崇はそれ読んで片付けろ。今はこっちにあるのを使うから」
そう言ってひろさんは冷蔵庫からお餅を取り出す。
「あとで崇の家のと食べ比べしよう」



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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その216とお知らせ

断捨離がなかなかできません。

もったいない、思い出があるから、デッドスペースに置いておけばいいか、バザーに出すから、とか・・、してしまって。
狭い場所から広い場所に引っ越す時は楽だけど、広い場所から狭い所に引っ越すのは、(物が溢れて)大変。 とも聞きます。
いつの間にこんなに増えるんでしょう?


頭の中も似たり寄ったり、かな。  生まれてから今までの記憶が。
曖昧になったり脳内変換が行われていたり、本人が覚えてなくても、ちゃんと残されている。
写真が無くても、スイッチが入れば情景まで思い出せる。 時には、何でこんなコト覚えてるんだろ・・、って凹んだりしてみる時も。

目に見えるもの、手で触れる、もしくは何かで動かせるものはどうにかできても、出来ないのは音や匂いなど、目に見えないもの。
これを断捨離するのは、難しそう。

嫌な記憶、忘れたい事、ビニール袋にでも入れて、ごみの日に出せたらいいのに・・。


G・W中、もう少し目に入るものが減って部屋が広く見えたらいいなぁ、と思っています。


そうそう、お休みについてのお知らせを。
今年の飛び石祝日&日曜で、1日、2日が平日。 このあたりがUP出来るか、お返事が書けるかどうか微妙になってます。 それで、申し訳ないのですが、29日から6日まで基本お休み・・にさせてください。 m(___)m
苦し紛れに何か投下する・・かもしれませんが。 (平日UP、もうルーティンになってるので。 

では。 いらしてくださった皆さまも、ハッピーな時間を過ごせますように


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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*思い出してー86

解放感と脱力。体の力が抜けソファーに沈み込み、はあ、はあ、と肩で呼吸する。
「良かった? 」
和叔父さんの言葉に、ものすごく良かった、とは言えなくてただ頷く。顎を持ち上げら
れ、ぼんやり見上げる俺に、
「唇を噛んだのかい? 血が出てる」
ぺろ、と舌で舐められる。

なんだろ? 苦みを感じる。

「ん? ああ、ごめん。まだ残ったか。 ちょっと待ってて」
俺には意味不明なことを言ってキッチンへ行く。水を流す音がして、
「水、飲む? 」
飲みたいけど、動きたくない。気づいた和叔父さん、
「飲ませてあげよう」
いつもの笑顔で水を口に含み・・、口移し!?

ごっくん、と飲み込んだ水は冷たくて喉も体もスッキリする。 するんだけど。
和叔父さん、また口の中を舌で撫でてく。
なぜだろう、背中がぞくぞくした。

「もう一口飲む? 自分でできる? 」
「(コップ)ちょうだい」

両手でコップを持ち、ゆっくり飲む。
空になったのを持て余す前に和叔父さんが取り上げてテーブルに置く。そして、
「恥ずかしかったら目を閉じていていいから」
何を? と聞く前に、股間にあったかいタオルが当てられ・・・。

俺、まっ赤になって、またさっきみたいに顔を手で隠し、されるまま、和叔父さんが俺の出した後始末を済ませるまでじっとしていた。




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