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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー31

ベッドの上で向かい合い
「俺がしたい、って言ったらひろさん、させてくれるの? 」
「・・」
「マジ? 」
口角を上げて笑みを作るひろさんは挑戦者。もちろん俺は受けて立つ。
ひろさんに手を伸ばすとひろさんも手を伸ばしてきて俺のシャツのボタンを摘まむ。
クイ、と引っぱって、
「上からがいいか? 下からか? 」
「・・、下、から」
唾を飲んで頼むと、了解、
「いつも下から外してるのか? 」
見上げながら聞く。いつもと違う表情の中、目の奥にゆらっと揺れる色にドクン、と心臓が鳴る。
「う・・ん」
俺もしたいと手を動かしたら、
「俺が終わってから」
ペチ、と叩かれた。

手を出せ、と言われ手首のボタンも外される。
「(自分で)脱げばいい? 」
聞く声が掠れる。
「してほしいのか? 」
「欲しい」
「後ろ向け」
「ひろさん見てたい」
「ワガママだな」
それでも膝立ちになって襟に手をかけ、バナナの皮を剥くようにゆっくりワイシャツを剥がしていく。
ひろさんの顔が近付き、息が頬や首筋にかかる。
それだけで腰が痺れ血が一か所に集まってく。

「っ」
「な・・、崇っ」
「ひろさん」
まだ袖が抜けてないけど、ひろさんが自分から密着してくれることって滅多にないから、我慢できなくなった。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー32

ベッドにINした二人。まだ緩いですが、Rな雰囲気になってるので少し下げます。


















両手でひろさんの頬を挟み、目を覗き込む。さっき見た色は小さくなったけどすぐ勢いをつけた。
「俺の服を脱がせるんじゃないのか? 」
目の前で動く唇、声に逆らえず言葉が続く前に俺ので塞いだ。
開いていた口に舌を入れると柔らかく絡んで、するりと抜けていく。追いかけて掴まえ、強く吸う。
ん・・、と鼻に抜ける声がちょっと苦しそうで隙間を作り、
「ひろさん」
また重ねて舌先をとがらせ、今度は口の中を弄り回す。
角度を変え、また吸い付いて。

息が上がるまで何回もキスして、体温が上がる。そして、
「ひろさんの脱がせる」
「ん。・・・その前に、袖を抜け」
潤んだ声の命令に頷いて手荒にシャツを脱ぎ、放り出した。
上半身裸になって、ボタンに手をかける。

ボタンが外されるたび、俺だけが知ってる、エロくてきれいで俺を欲しがってくれるひろさんが解放されてく。

「・・おまえの気持ちが分かるな」
なかなか上手く外せず、苛々しはじめた気持ちを落ち着かせようとギュッと手を握った俺に、ひろさんが呟く。
「何? 」
「襲いたくなる」
思わず見上げた。
「駄目だよ・・っ、まだ全部外してな・・・、うわっ」
お・押し倒された!
仰向け、膝を立てた格好の俺に覆いかぶさるようにしたひろさん。
「おまえの顔は良く動く。何を考えてるか判りやすくて・・・いい」
電球の光が遮られて顔がよく見えないけど、楽しそう。

俺がひろさんを気持ちよくさせたいのにー!



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー33

「お・・俺だけ裸って、不公平だ」
「そうだな」
続きをするか? と言いたげに首を傾げる。残ったボタンはあと三つ。
当然、と指をかけ全部外す。
カーテンみたいに両脇に広がったシャツ。でもまだもう一枚残ってる。
「手を出してくれないと袖のボタンが取れない」
「お願いします、だろ? 」

こういう時は意地悪なんだ、ひろさんは。

「『お願いします』」
「よし」
片手が目の前に来る。外して、袖口を持つとゆっくり手が抜けてく。
「もう一つも・・お願い」
ウム、って感じで出てきたのを、
(ただされてるだけじゃないからな)
ボタンを外し、手が抜けたのを確認してその手を捕まえた。
「崇? 」
はむっと咥え舐めてみた。
「な、なに・・、っ」
仕事の時も俺を高めてくれる時もしなやかに動く指。舐め回すと意外に感じてるのに気付く。
「た・かし・・、やめ」
ひろさん、少し眉を寄せて文句言う。でもさ、気持ちいいんだよ、俺の方は。
「放せ」
このまま喋るとまた怒られるんだろうなあ。だから喋らずに続行。
「い・かげんに・・、っぁ」
指のまたを舐めた時にビクリと震えたのが伝わり、ヒートアップ。
気が済むまで口の中に入ってる部分全部を舐めて吸って、音を立てて出す。
「美味しかった」
「・・。ちゃんと拭け」
「はい。でも片方だけじゃ変だよね? 」
「は? 」
「二つあるのは両方しないと。ね? 」
「や・・やらなくていい・・っ」

逃げちゃ駄目だよ。お祝いなんだから。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー33

本格的にRになりそうです。でもまだ大丈夫かな? 少しだけ下げますね。









まだ片手を俺が握ってるから身動きできないひろさん。
かといって両手を取ったらひろさんの体重が俺に乗っかるし・・。
「手を洗ってくる。放せ」
「~~。俺も行く」
「うがいか? 」
「違うよ。水も持って来てないし、バスタオルだって必よ・・」
ペチ、と頬を叩かれ、
「すぐ盛るからだ」
目が笑ってる。
「今日はおまえの‘お祝い’だから、付き合ってやる」
するりと上からおりて、キッチンへ向かう。準備くらいしておけ、の小さな声を追いかけるように俺も色々を取りに行った。

下半身を脱がせるのを楽しみにしてたのに、俺が戻ってきたら脱ぎ終わってる。薄明りの中でひろさんの全身が浮き上がって見え、
「あ。
ずるい。俺が脱がせたかったのに」
思わず声に出したら、顔だけこっちを向いて、
「やる前の準備は仕事以外でも大事なんだぞ」
ニヤッと笑ってベッドに上がる。形のいい尻がキュッとなって動くのを見ながら、むしゃぶりつきたいのに手の中の物を放り出せなくて口が尖る。
(もう絶対に イイ って言わせるんだからな! )
心中宣言して乱暴にタオルや水を置き、
「俺のはっ? ひろさんしてくれるの? 」
「してほしいんだろう? 」
「そうだよっ」
「ベルトくらい抜け」
「やだ。
全部して」
「・・・はいはい」
ベッドのすぐそばに立たされる。ひろさん、すぐ前にペタッと座ってベルトを抜き、
「?! 」
ファスナーの引き具を口で咥え下ろし始めた・・・!

ドクン、と心臓が大きく鳴り、カッと熱くなる。その熱さが一か所に集まり雄が急速に力をつける。ファスナーの動きがびりびり感じられた。
動きが止まり、
「崇。じっとしてないと(ファスナー)下ろせない」


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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その269

大きくなったら。 大人になったら。
成人式を過ぎたり、社会人になったりするまでは、大人って見上げる存在でした。
物事を自分で決定出来て、なりたい’何か’になって、未成年の時よりずーっと強くて・・・・。

大人になってずいぶん経ちますが、あの頃の自分と比べてあまり成長してないことに苦笑します。
あの頃夢見ていた大人になった自分、には追いつけていないけど、そちら方面に縁のある仕事が出来たこともあり少々の満足はしています。
ですが。
自分の年に近い有名人を知るたび、1回はため息が出てしまう。
ああなりたかった、の思いやあの場所(地位)に立つまで私もやりたかった、の思いがこもった ため息。

努力できるのも天才の才能の一つ。 と聞いたことがあります。
それをしなかった人間は見上げるか追いかけるか。 ・・かな?

毎日が同じような日。それが幸せなんだとも聞きます。
それも頷ける。
人・・じゃなくても、生き物には全て 『まさか』 なことが突然起こったりするから。


子供には子供の悩み。  大人にはオトナの、悩み。
個人的には、悩みごとは絶対解決されないといけない、と思う子供と、解決しきれなくてもどうにかなるさ、と思える大人。
その差が時間と経験で得られたもの、ではないかと。
全て解決することが100%正しくて善いことではないと気が付いてしまう。
世の中、白と黒だけじゃないですものね。

円の中に四角も三角もある。そして外にもある。そんなものじゃないか。  なぁんて。
七夕も近いし、私のためにも世界が平和でありますようにー! とお願いしよう。



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本文

『耳から始まる恋愛』*誘いの手ー47

「ただいまー! 」
テンション高めに家のドアを開ける。
「お帰りなさい。
試験受かったの? 」
「うん! あとは免許センターの試験だけ」
教習所は卒業だ。
「母さん、豚カツしてくれた? 」
「ちゃんと用意してあるわよ」

「それで、いつ(免許)センターに行くの? 」
食事しながら姉貴が聞いてくる。
「一週間以内」
「日曜日は? 」
「リーマンとか休日にしか受けられない人も居るから平日の方が良いんだ。って和叔父さんが教えてくれたから」
「また和叔父さん? あんた父さんより和叔父さんに頼るのね~~」
「だって父さんなかなか話聞いてくれないじゃん」
「そうだけどー」
「そんなこと言ってると、お父さん、帰ってくるわよ」
母さん、笑いながら言う。と、

「ただいま」

「あっ、噂すれば」
父さん、帰ってきた。二人で首を竦め知らん顔。

「智、免許取りに行くんだって? 」
晩酌しながら聞く父さんに、
「うん。夏休み中に取る気でいたから。教習所終わったし」
「和弘から聞いた。成績良かったんだって? 」
「ん」

和叔父さん、話したのかぁ。内緒にして驚かせたかったのに。

「まあ、センターで受からないと意味が無いから、頑張れ」
「うん」

和叔父さんなら、もっと違うこと言ってくれたのにな・・・・。


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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー34・・お詫び

すみませんでしたっっ!!
べっどで二人、イチャイチャしてますので、ちょっとRがあります。苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。

























じっとしてるよ、ひろさん。少なくとも俺の意思で動かさないように出来るところは。
けどソコは俺の意思じゃどうにもできないんだ。
ひろさんが俺の股間に顔を近付けてるのが目に入るだけでムスコは超元気になるんだよ。

ファスナーが動かなくなり、ひろさんが呆れたように、
「あとは自分でしろ」

あああ、せっかくひろさんがしてくれたのに。。

しょげながらスラックスと下着を、脱ぐ。
途中、引っかかってもぞもぞしたのがちょっと凹む。 でも。
「まだか? 」
ひろさんの声に振り向いて、テンションが跳ね上がる。
片膝立てて座るひろさん。その膝の上に頬杖ついて顎を乗せてる。全裸だから丸見えで、ソコは・・・。
ごく、と喉が鳴った。
ひと足でベッドに乗り、押し倒すようにして体を重ねる。軋んだ音を聞いて、
「ベッドが壊れたら責任もって買い直せよ? 」
「ひろさんの好きなの、買っていいから・・っ」
今は、俺とのことに集中して! と口を塞ぐ。何度もキスしたからだろうか、いつもよりふっくらした感じの唇をこじ開け舌を絡ませる。
苦しくなるまで吸い合い、腰を押し付けて欲しいと伝える。
息継ぎの間に、
「おまえ・・・っ、は、そ、・・・や、て、んっ」
「ひろ、さん、・・っ、エロす、ぎ、っは」
もうがちがちになってる雄がひろさんの下腹や腿に擦れて、早く早くと急き立てられる。

けど我慢するのはやっぱり、ひろさんの『イイ』が聞きたいから。


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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー35

本格的にRが入ります(R-17?)ので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。



























とうとう続かなくなって顔を離し、肩で息をする。ひろさんの顔もちょっと赤くなってるんだけど、それも色っぽい。
じっと見てたら、
「・・・何見てんだ」
「ひろさんが、色っぽくて」
「ば・・」
馬鹿、と続くのが分かってたのでずり下がって胸をすりすりする。
びく、と反応するのが嬉しいからついでに舐めて歯を立てて、反対側は手を添えて刺激した。
「た・かし・・っ」
「ひゃべ(喋っていいの? )」
「ぁ、やめ」
止めないよ。
だってもっとして欲しい、って口の中のひろさんの乳首がいってる。
「んっ、あぁ・・っ」
両方の刺激に体がくねる。
でも、ひろさんのエロさがもっと出てくるのはこれから。

「た・かし」
「ん。ここもだよね? 」
「や、触・・っ」
ひろさんの胸にも腹にも赤い痕。臍から下も内腿も見る人もいないからたくさんつけて、そのたびひろさんが身悶える。
「んあぁっ」
俺のと同じくらい硬くて熱を持った雄に手を添え、一往復させたら高い声が上がった。
根元で手を止め、舌に力を入れ鈴口をくじるようにしたら、
「はん・・っ、それ、っ」
腰が浮くほど跳ねてフェロモンが放出される。
ゾクゾクした。
「ひお(ひろ)・・」
喉の奥に雄の先が当たり餌付きそうになったのをこらえ口をすぼめてカタチをなぞりながらくびれまで上がる。そこで強く挟んで舌で先端だけを舐め回した。
「ぃゃあ、ぁあっ・・、っ」
両手で腰を押さえ、繰り返す。
ひろさんの嬌声が部屋中に響いた。




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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー36

合体まではいきませんがR-18くらいになりそうなので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。


























口の中でひろさんの雄が、クンと硬さを増した。
「崇・・ッ」
体に力が入り、ヤバそうな声が出る。

まだイッちゃ駄目。
根元を指で戒め阻止した。

だってひろさん、いつだか俺より一回多くイッた時、『俺ばっかり不公平だ』って俺にあんな事させたんだ。
そりゃあ俺がひろさんのイク顔何度も見たいから盛ったせいだけど、恥ずかしかった。
明日が休みなら良かったのに。

ああっ、と喉を反らせてシーツを握りしめ、
「放・せ・・っ」
「出したら、一回になるだろ? 俺と一緒にイって」
目を合わせて言ったら、怒る。
「だったら、焦ら、すな・・ッ」

怒っても目が潤んでて、俺を煽る材料にしかならない。

「わかった」
体を起こして雫を零し続けてる雄をそうっと放し、ひろさんの手を取る。
「ひろさん、自分で押さえていられる? 」
暴発しそうな雄に触らせると、ビクッとしたあと、は、と息を吐いて、ゆっくり自分のを包み込んだ。
ローションを取り、
「ごめん。ちょっと冷たい」
温める間を惜しんで手に開けたそのまま、狭間に塗り付けた。
「・・・っん」
冷たさにキュッと尻が締まるのを感じながら探り当てた後孔に指を差し入れる。
息を吐いて力を抜いてくれるのに調子を合わせて奥まで埋めた。


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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー37

合体は・・、もうちょっと後になってしまいました💦💦 そして、短くて済みません・・・!
でも、Rなので年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。






















襞を押し広げながら入れた中指で内側を一周。
本当はもっとひろさんを蕩けさせて、イイ、を言わせてからシたかったけど、俺も自分で握って我慢しないといけないくらい。
「っ、はぁ・・っ、ん、ふ」
片足の膝裏を押し上げ見えるようにして、指を増やす。
「ぁ、ああっ、たか、・・く、」
「ひろさ、ん、中」
「や、っあ、そ・・! 」
出し入れして、ばらばらに動かして感じる声をあげさせる。小さなしこりに指先が掠めるたび内側がうねり、柔らかくなっていく。
「ね・・、いい? 」
「んは、っ」
集中してるひろさんに聞く。
「ひろさん」
「・・だ、ゃ、だぁ、そこ、触る・・ッ」
「聞かせて」
「あ・・っ、く、んっ、 ・・い」
「ちゃんと」
「ひあぁ、ぁっ、ィい」
腹に力が入り、連動して内側も締まってくる。それに逆らうように指を曲げ、引き出して、挿し込む。濁音の、いやらしい水音が立つ。
「あっ、たかし・・っ」
腰が浮く。その隙間に強引に膝を入れた。




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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その270

一度は見ておきたい ○○
本屋さんに行くと必ず目にするタイトルです。 世界遺産に絶景に映画、庭園、絵画に仏像・・・
一つ出ると次から次から、本当によく見つけるなー、と感心します。

でも、国内でもそんな気軽に行けないのに世界なんて。。
と思うのは日本人だからでしょうか?
海外の方は気軽に出かけますね。インタビューを受けて「これで3回めなの」など、リピーターの方も珍しくない感じ。
ハッキリ言って 羨ましい!

行きたい気持ちに歯止めをかけるのは後ろめたさだったり、ご近所の目、だったり。
研修と言う名目での旅行なら大手を振って行けるのにね。
どこそこのラーメン。あそこのスイーツ。を食べに行く! ならすぐにも出られるのに・・・
一人で出かけるが嫌なのではなく、誰かに出会った時言い訳を口にするのが、お土産買ってこないといけないのかなあ、と悩んでしまうのが、ちょっと・・・なのです。

一人暮らしでおカネがあったら。 と思うのはこんな時。
留守番を頼んで気ままに北海道一周したいー。 🌸前線やもみじ前線を追いかけてみたいー。
オーロラ見てみたいよー!

ただ。
日焼け止めに眼鏡に、暑いのも寒いのも乾燥も苦手で腰が重い私。 
誰か、踏ん切りつけるスイッチ、押してくださーい!!  あ、お土産はあまり期待しないで、ね?



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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*誘いの手ー48

仮免は一回落ちたけど、それ以外は順調に取得。センターも一発で決められた。
出来立てほやほやの免許証はすっごく嬉しかったんだけど、
「この写真で三年・・・」
添付されてる写真にへこむ。そしたら、
「こらこら。僕も兄さんも何度も経験してるんだよ。一回くらいで落ち込まない」
ポン、と頭に手を乗せられる。
「それより、初心者マーク買わないの? 」
「あ、忘れてた! 」
俺の通った教習所ではくれなくて(内海の行ったところはくれたらしい)、自分で買わなきゃいけない。
「百均で見かけた気もするんだけど」
「ちゃんとした所で買いなさい。高速とか走ってる最中に飛んで行ってしまうよ」
「それはヤだ」

免許を取ると、不思議なことに車に関するものに興味が湧いてくる。
この交差点てカーショップがあるんだ。とか、GSにもタイヤが売ってる。とか。

「智」
「何? 和叔父さん」
助手席でキョロキョロする俺に、
「そんなに気になるならどこかに寄る? 」
「うう~ん・・」
とっても行ってみたいけど」
家でお祝いしてもらえることになってるんだ。
それを聞いた和叔父さんの顔がすごく寂しそうになった。でも、
「そっか。それじゃあすぐ帰らないとね」
笑ってハンドルを切る。
「和叔父さんも来れば? 」
「うん・・。ちょっとだけ寄るかな」

「母さんっ、貰ってきたよ! 和叔父さんも一緒! 」
「お帰りなさい。おめでとう。
あら、和弘さん。久しぶり」
「こんにちは。お邪魔していいですか? 」
「もちろんよ。智の送り迎えまでしてもらって。 ありがとう」
「いいえ」



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー38

今日は合体できた・・・・らしいです。のでR-18になる、ので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。































「っは、ぅ・・、っ」
二本に増えた指でかき回されたのと体位が変わって苦しくなったのか、声が低くなる。
「ごめんひろさん。けど、柔らかくしないと」
「うるさ・・っ、んぁ」
「だから、もっと、感じて? 」
ひろさんの雄芯は濡れるだけ濡れて、アンダーヘアが手と下腹にぺたりと貼りついてるのが目に入った。
こんな時、いつもひろさんを苛めたいのか優しくしたいのか判らなくなる。

短い呼吸を繰り返す、開いた唇。
上気して、指先までうっすら染まる肌に赤く散らばる痕。
イヤイヤをするたび散る汗までエロくて。

「や、ぁぁあ・・っ! 」
「っ、ごめ」
力が入って小さなしこりをぐっと押し込んでしまった。
悲鳴のような声をあげて背中を反らせるひろさん。それに瞬間見とれてしまった。
ズン、と腰の奥が重くなる。自分のから透明な蜜が溢れるのを感じる。

駄目だ。もう。

「挿れるよ? 」
体を倒して耳のそばで言い、指を広げながら抜いた。
にちゃ、と音がはっきり聞こえ、
「ひ、あ」
小さく竦んだひろさんにさらに興奮する。
硬く棒になった雄を綻んだ窄まりに押し当て、腰を入れる。
「・・く、っ」
「ひろさ、ん・・っ、力」
「っは・・、ぁ、っ」
もう、ちょっと、で、一番大きい場所が、埋まる・・からっ。
呼吸を合わせて、じり・じり、と進め。

「入・・っ」
襞を広げ切ってカリを入れ切る。
「・・っっ、くうっ」
体を折り曲げたひろさんが受け入れる痛みに声を漏らした。
ごめん。止められなかった。
勢いがついてずぶずぶと根元近くまで押し込んだ。



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お知らせ

お知らせ

遅くなってすみません!
さらに申し訳ないのですが、今日UP出来るかどうかが不透明になってしまいました。。

今日中に出来なかったら明日になります。

本当にごめんなさい


『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー39

さて、合体までたどり着けたでしょうか・・・・。 そしてRも本格的。R-18ninattakana? ので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。










































そこまでは良かったが、
「・・った。ひろさん、力抜い、て」
残り四分の一くらいのところで、内側と出入り口を強く締められ身動きできなくなる。
「知る、か・・・っ」
「ぅあ、喋ったら」
まるで指を輪にしてせき止められてるみたいで、暴発・・は免れたけど。こうなったら気を逸らして内側が緩んでくれるのを待つしかない。
痛いのを我慢して上体を倒し、
「ひろ・さん」
呼んで、体が二つ折りになって目を閉じてるひろさんの額にキスする。
「・・ぁ」
「苦しくない? 」
目を開けて俺を見たのへ聞く。俺が一番したいのは、ひろさんに気持ちよくなってもらう事。
「・・中が」
「うん」
「あつい」聞こえた途端、雄が反応。
「・・! お(大)・きくす・・っ」
「だ、って、ひろ、さ(んが)」

二人して固まって ‘おまえのせいだ’ 。

そしてほぼ同時に息を吐いて、可笑しくなる。
「崇」
耳がぞくぞくするエロい声。半開きの唇に誘われ、重ねて舌を入れた。
「ん・・、っ、た」
「は、・・っふ、ひろ、さん」
離して、重ねて、頬の粘膜をこそげるように強く擦り、絡めて吸い合い、唾液を混ぜる。
こく、と喉が鳴り、二人分のを飲み込む。溢れた分がこぼれるのを追いかけて、舐めた。
あ、と浮かされた声とともに、内側が柔らかくなる。
チャンスだと考える間もなく突き入れ、根元まで押し込んで、・・ほっとした。
「くぅ、・・んっ」
「全部入った」
またしばらくじっとしてないと、いけない。
もぞ、とひろさんが動いた。
「もう、放すぞ」
「なにを? 」
「おまえ、いつまで俺に自分のを握らせる気だ? 」
「・・。ゴメン」
そうだね。窮屈だよね。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー40

合体も無事成功。R-18になるハズなので、年齢に達しない方、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。









































手をシーツに擦りつける音がきこえたから、その手を取って口に入れる。
「ばっ・・、馬鹿、止めろ」
平気だよ? さっきも舐めたし。もぐもぐと唇で噛み一本づつ丁寧にきれいにして
「おしまい」
ひろさん、顔を赤くして横を向く。耳たぶまで染まってて、それが美味しそうで甘噛み。
「っ、何して・・、んぁ」
声が俺の耳にダイレクトに届いて、スイッチが入る。
引いて、突く。ゆっくり、速く。腰を回してあの小さなしこりをカリで擦る。ひろさんの中がうねった。
「ぅあっ」
「違うよ・・っ」

聞かせて。 イイ、って。

「ぁ、あ。崇っ、そこ、は・・ぁっ」
言ってくれないと。
「やっ。・・ィ」
「ちゃんと、言って・・ッ」
肩に手を回し逃げようとするのを阻止して、揺さぶる。
「あ・・、あぁっ、ぃ、いィ・・っ」

もっと。

「ん、っ。・・」
「ひろ、さ・・、気持ちい? 」
「ぃ、い・・っ。気持・・」
ひろさんの腕が俺の首に回され、声が、高くなる。
「い・・。たかし・・、い・い」
んんっ、と堪えるように、小さな震えが走る。
ひろさん、イきそう?
「もうちょっと、待って」
俺はまだ一段足りてない。
「・・っも。は、やく」
薄く目を開けてねだるひろさんに、ぷつりと切れた。
「ひぁあ・・っ。や、強い、っ」
「イイ、は・・っ? 」
「い・・、ィい、もぅ、い」
肌を打ち合うおとが連打する。そして、
「ぁ、・・、っい、、ィく ―― ッ! 」
ひろさんが極まって弾けさせ、熱い白濁を腹の間に放出させる。
その熱と内側の収縮に、はち切れそうだった俺の雄が崩壊して熱塊を奥の奥へ連射していた。



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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その271

味覚、って敏感。
食べ物は生死に直結するから・・なのかもしれませんが。

美味しいものは体に良いもの。 いつもより〇〇が欲しくなるのは体が欲しがってるから。
なんてよく言います。  でも。
同じように作った料理 ―― 例えば料亭の料理人さんが料亭と一般家庭で同じ料理を作った、として ―― も、食べる人は違う料理に感じてしまう、んですよねぇ。
何故なんだろう? と思って理由を探してみたら。
曰く、五感の順序が「触覚─臭覚─視覚─聴覚─味覚」の順番になっていて、臭覚が閉じると味覚もダメになるから。だとか。
カゼをひいて鼻が詰まっていると味が分からなくなるのもそのせいなんでしょうね、きっと。

言われてみれば、
ハレの日にきれいにした食卓で食べる食事は美味しい。
天ぷらをたくさん揚げてから食事をすると、ひと口でお腹いっぱいになる。 ・・と、
思い当たる節が。

だから旅行に行ってご飯を食べるのは美味しいんだ! 
苺やブドウなどの食べ放題は美味しいのかー!       と改めて。

ちょっと待て。
人間は好き好んで? 酸っぱいものとか辛いものもたべてるよ?
・・・確かに、「蓼食う虫も好き好き」と言われていますけど、ほとんどの生き物は食べたりしませんよね。
それはストレスが原因とも言われてます。
辛い食べ物は血圧を下げたり、時に体の痛みを和らげる、体内の微生物をやっつけるのを助けてくれる、とお料理のスパイスとしてだけでなく実にいろんな働きをしてくれるとか。

人間やるのも大変だ。
でも、美味しい、と思い、ちょっとでも幸せになれるなら、良いのかな?

唐辛子を齧ることは出来ないけどそれなりに辛いものは好きなので、おやつは柿ピーにしました。 笑


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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*誘いの手ー49

母さんが頑張ってくれたみたいで、豚カツ山盛りの大皿がテーブルにどん! と乗っている。
ほかにもサラダやら春巻きやら色々。
「すっご」
「お祝いでしょ? 智も一生使える身分証明書手に入れたんだしね」
母さんが嬉しそうに食器を並べていく。姉貴も帰ってきてて、
「そうそう。
あ、見せてよ」
「え。やだ」
「私のも見せてあげるからさ」
見せなさい、とデニムのポケットに手を入れてくる。
「わっ、姉貴のセクハラ」
「何言ってんの姉弟で」
「和叔父さん、助けてー」
テーブルの回りでドタバタしてたら、
「彩香ちゃんの免許、僕も興味あるな。今はゴールド? 」
「うん、そう。和叔父さんもでしょ? 」
「まあね。
兄さんもそうだったよね? 確か」
振り返りながら聞く和叔父さん。

え? 兄さん・・、て、

「父さん! お帰り~」
「あ、お父さん。お帰りなさい」
「なんだ? 免許か? 無事取れたみたいだな」
「うん」
「さあ、まずはお祝いしましょ。免許の見せ合いはその後でもいいでしょ? 」
母さんの決定に全員異議なしで席に座った。

食後に、‘いっせーのせ’で見せ合う。
みんな俺と似たような写真でホッとしたけど、姉貴のはちょっと違ってる。
「なんで? 」
「私は自分で用意したから」
フフン、と鼻を高くする。
「そんなことしていいの? 」
「知らないの? 証明写真のとこに書いてあるでしょーが」
ペチっと頭を叩かれた。

俺も絶対次はそうするんだー
それでゴールド(免許)になる!


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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー41

翌日、午前中に山形さんへメール。
::すみません。職場の人に相談した結果、住む場所が決まりました
速攻で、
::無事に決まったようですね。おめでとうございます。 何もお手伝いできなくて申し訳ありませんでした
「そんな事ないよ。山形さんのお陰で決まったようなもんなんだから」
「あ? どうした新井」
俺のつぶやきを聞き取った高塚に聞かれ、
「ああ、こっちの話」
総務に報告する前に喋るのは良くないかな、と思いとぼける。


「すみません、住所変更の・・」
「はい」
「・・絹里さん」
昼休み、総務に行ったら対応してくれたのが絹里さんで。
「私じゃ駄目ですか? 」
にっこりされ、
「とんでもない。お願いします」
手続きをし書類に書き込み不備のチェックをしてもらってると、おや? と言う顔をした。

やっぱり気付かれたか。

「苑田さんと同じマンションになるんですね」
「は・・、はい。周囲にも相談してたんですけど一番条件が良くて」
「早めに決まってよかったですね」
本当に喜んでくれてる。良かった、と思ったんだけど、周囲を見まわしてからすっと顔を近付け、
「おめでとうございます」
と言われて軽くパニック。
「うぇあ、えの、そっ・・! 」
手が勝手にバタバタした挙句カウンターにぶつけ、
「ぃてえ・・ッっ!! 」
思いっきり人目を引いてしまった。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー42

下西さんから荷物が届いた。と連絡があったのはそれから三日くらいあと。
大義名分があるので堂々とひろさんの部屋に行ける。
部屋の方はまだ殺風景だけど、ベッド、テーブルセット、家電などが揃った。クローゼットが作りつけなのはありがたい。

「うわ、下西さん、『手袋して触ったので、安心してください』だって。・・写真まで付いてる」
「自撮りしたのかな? 」
ひろさん、つっ込むの、そこ? 
服自体はそう汚れては無かったからクリーニングできるハンガーにぶら下げて、あとは不足分をリストアップ。
「やっぱワイシャツはもうちょっと買わないとな」
「ネクタイもな」
しばらく休みの日は買い物かぁ。と呟いてちらっとひろさんを見る。
「どうした? 」
「この際だから、ひろさんみたいにオーダーしてみようかな、って思ってるんだ」
「シャツか? 」
「うん」
「身だしなみに気をつけるのはいいことだ」
次の休みに行くか? と言われて即答。

「ここ? 」
「ああ。
こんにちは」
中に入ると、
「いらっしゃいま・・、苑田さん」
にこやかに迎えてくれる、女性。
「お待ちしてました。そちらが新井さんですか? 」
「あ、はい。
苑田さんの後輩の 新井 と言います。よろしくお願いします」
予約してもらってあったので、すぐ個室に案内されて、採寸が始まった。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー43

七月末から花火大会があちこちで始まってる。冬の花火も珍しくなくなってるけど、夏の夜空が一番似合うと思う。


高輪くんからお誘いが来たのは、そんな時だった。
::新井さん、今度の週末、空いてますか? 
メールの差出人の名前に驚き、
::遅くなってごめん!
時間とか詳しく分かれば都合をつける。どうしたの?
送られてきた日付は一昨日の日曜だったから慌てて返信すると、
::花火大会に行くことになったので一緒に行けたら、と思いまして
そしてファイルも添付されてくる。
「花火大会かぁ」
ひろさんと行った事あるけど。あ、
::高輪くん、苑田さんも誘っていいかな? 
::もちろんです! お二人で来ていただけたら、俺たちも大歓迎です!
高輪くんにしてはテンションの高い文面で返事が返ってきた。
::了解。今日中に連絡する

苑田さんにLINEを入れ、午後の休憩時間に見れば、
::俺は大丈夫
良かった、と思いつつ、ふっと浮かんだ。
::ありがとう。
 浴衣、着られるね
あれは確か実家にあるはず。
::・・・無事だったのか?
::実家に置いてる。確認する

そして高輪くんとは、苑田さんと行くこと、待ち合わせ場所などを連絡し合った。


当日、
「うわ、苑田さん、浴衣も似合うのね」
「丸山くんたちも浴衣?! 」
「綾乃さん、穂乃花さん、似合ってますね」
と、挨拶より先に浴衣で盛り上がる。
「両親に場所取り頼んであるから、時間までゆっくりしましょ」
穂乃花さんに先導されて、歩き出した。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー44

屋台を冷かしながら歩いていると、咲也くんが目をキラキラさせて立ち止まった。その先には金魚すくいの店が。。
「やりたい」
「駄目。持って帰っても水槽が無いから飼えないの」
綾乃さん、咲也くんの手を引いて行こうとする。けど、咲也くん、踏ん張って抵抗した。
「やだー。やりたいっ」
「これから花火見るのよ? その間に落としたら(金魚が)かわいそうでしょ」
「やら! やる! 」
「咲也」
綾乃さんの声が低くなる。
「さくや~、お祖父ちゃんとお祖母ちゃん、咲也の好きなお稲荷さんと待ってるわよ」
と、穂乃花さん。
俺も、
「咲也くん、人がいっぱいいるし、ぶつかったら危ないよ」
説得しようとしたけど、
「やるの! きんぎょ! 」
意地になったのか店の前から動かない。
こうなったら・・、と穂乃花さん、力づくで連れて行こうとした。そこへ、
「綾乃さん。やらせてあげれば?」
「公哉(ともや)さん」
「駄目よ、甘やかしちゃ」
穂乃花さんの言葉に、大丈夫。と言ってしゃがみ込み、咲也くんと目を合わせる。
「咲也くん」
「やるのー! 」
「うん、分かった。でも、約束してほしいんだ」
高輪くんが味方してくれそうだ、と理解した咲也くん、泣きそうだった目をパチクリさせて、
「やくそく? 」
「そう。やるのは一回だけ。金魚が取れなくても、『もう一回やる』は無し。その約束が守れるなら、いいよ」
小さいながら真剣に悩んだ咲也くん、
「・・・する」
「ようし。じゃ、行こう」
頭にポンと手を乗せて、
「少し待ってて」
しょうがない、と笑う綾乃さんと俺たち。
「ま、仲が良くなるのはいいことよね」
穂乃花さんも、ついでだからと丸山くんを引っ張って見に(応援しに?)行った。



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雑談のビックリ箱

雑談のビックリ箱その272

記念品。 記念に残る、または残しておきたいもの。
たくさんあります。

個人の○○(した)記念日や番号。世界的遺産、風景など、など。
心に深く刻まれるほど、言葉でも絵や写真でも音楽でも全部表すことはできなくて。 それはそうですよね。
同じもの ――動物でも風景でも―― を見たって、百人百様。パーフェクトに重なるなんて、無い。
あるのは、だいたいこっち。どちらかと言えばそれ。みたいな括り・・・かな?
最終的には個人の好みになるのでしょうけど。

人間はどうして残しておきたいと思うのか
過去の為? 未来のため?
私たちの喜怒哀楽はこんな軌跡を辿ったのだと、誰に叫びたいのでしょう?
積み上げられたそれは地球の地層と同じ価値があるのでしょうか・・・

遠い未来、競売にかけられて値段が付く。その時代の人たちに関心を持ってもらえる。 と、夢を見るには平凡な生き方をしてる。と思ってますけど。

人生に一回くらい、大きな記念に名前を残したいなぁ、と気になってきたのは、 オリンピックがやって来るからなのかもしれません。
聖火ランナー、挑戦してみようかしらん ( ←え?



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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*誘いの手ー 50

「か、和叔父さんっ、これ、右っ?! 」
「智、落ち着いて」
「でも、後ろに車・・っ」
「若葉マークが付いてるから大丈夫。みんな経験してるんだ」
「でもっ」
焦る俺の腿をポンポン、と叩いて、
「自分の運転に集中する。でないと優菜ちゃんまで不安がるよ? せっかくのドライブなんだから」
僕が付いて行ったらデートにならないだろう?
そう言われてハッとした。


今俺たちがいるのは水族館に行く途中の道路。免許取ってすぐドライブデートしたかったけど、その話をしたら、
「智、そんな無謀なことをするな。
免許取りたての男の車に娘を乗せても良い、なんて親はいない」
と父さんが反対。
「そうよ智。私だって横でハンドル握ってガチガチの彼なんて見たくないし、乗りたくない」
と姉貴も言い、
「そうねえ。母さんも父さんが若葉マーク付けた車で来た時は、どうやって断ろうか考えたわ」
かあさんのお父さん、おまえのお祖父ちゃんが後ろから尾行してきたのよ。
なんて暴露話まで。
結果、誰か横に乗せて練習してからなら。ってなったんだけど。
父さんを横に乗せたら教官みたいに口だすし、姉貴はしっかりシートベルト握ってるし、母さんなんか一言もしゃべらずバッグ抱えてるんだ。
俺の横で普通にして、時々、
「智、今なら車線変更できる。ミラー見て自分で確認して。はい、移動」
とか言ってくれるのは、和叔父さんだけだった。
それから毎日のように二人で家の周りを乗って、今日初めてデートコースにトライしてる。

「智、道の駅に入ろう」
「う、うん」
なんとか駐車場に止められ、脱力した。


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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー45

「じゃーん! 」
咲也くんが金魚の入ったビニール袋を自慢そうに持ち上げながら帰ってきた。
「お、取れたのか? 」
「うんっ」
見れば二匹泳いでいる。
「頑張ったなー」
わしわしと頭を撫でると『やめて―』と言いながらも嬉しそうだ。

丸山くんは・・、無言で同じく金魚の袋を下げている。なんだろう、凹んでる?
「まる・・」
声をかけようとして、穂乃花さんに目線で止められ、
「う、ん、じゃあ、行こうよ」
首をギギギ、と動かして綾乃さんに話を向けた。

織部さんが陣取っていたのは前の方でいつもは階段の場所だそうだ。
「やあ、いらっしゃい」
「こんばんは。お邪魔します」
さすがに手ぶらでは行けなかったから手持ちの扇風機や灯り、飲み物を持参。
「ほう、面白いものを持っているんだね」
扇風機に織部さんが興味を引かれたようだ。本当は咲也くんを狙ったものだったんだけど、本人は金魚と花火に夢中だ。
「はい、これはお土産にと思って」
「いいのかい? 」
どうぞ、と渡せば色々試して楽しそう。 こういう所、父さんにも似てるんだよな。
「あ、そろそろ特大の花火が上がるわよ」
穂乃花さんの声に、アナウンスが流れた。

―― 皆さま、お待たせしました!
次に上がりますのは本日のメインベント、最大の大きさの花火です!
ではカウントダウンをお願いします。
じゅう・きゅう・はち・なな・・・

「「さん・にい・いち! 」」
最後の方は俺たちも合唱し、

ヒュルル~~~
ド――ンッッ!!

夜空に大きな大きな花火が、開いた。



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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー46

みんなが上を見上げ、花火の余韻であたりが静かになったなか、
「穂乃花さん」
「綾乃さん」
「「結婚してください」」
がはっきり聞こえた。
「ええっっ!? 」
「崇、煩い」
びっくり仰天する俺にひろさんが肘で脇腹を小突く。
「いいわよ」と穂乃花さん。
「ありがとう」は綾乃さん。

咲也くんは・・?

綾乃さんの膝の家で花火を見ていた咲也くん。
まだ‘結婚’の意味はよく分かって無いかもしれない。でも、二人の、特に綾乃さんの花火よりきれいな笑顔は分かったらしい。
「咲也、お母さん、結婚してもいい? 」
ストレートに聞いたのへじいっと見上げたあと、
「お・かあさん、うれしい? 」
「うん。嬉しいわ」
「・・いいよ」
ニカッと笑って返事した。
「・・ありがとう」
頭を撫でられ、咲也くんもご機嫌だ。そして俺たちの座ってる前に座った織部さんが、
「ヴホン。オホン」
と咳をする。振り向いて、
「あー、君たち、あとで正式な挨拶はしてくれるんだろうね? 」
「は・はい! 」
「もちろんです! 」
「それならよろしい」
と、周囲からパチパチ拍手が起こった。


最後の花火も上がり、
“本日は花火のご観覧、誠にありがとうございました。お帰りの際は ~~”
のアナウンスと音楽が流れるなか、和やかだけどぎくしゃくした雰囲気で歩き出す俺たち一行。
それほどの人込みではなかったけど、
「あっ」
「咲也? 」
どこかの子が飛ばした水風船が咲也くんに当たって、運悪く金魚の袋を持った手に当たる。




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『プリズム』

『プリズム』36*肩を並べてー47

バシャッと嫌な音。
「きんぎょ! 」
咲也くんの悲鳴。
飛ばされた金魚の袋が地面に落ちて水がこぼれるのを横にいた高輪くんが急いで拾おうと屈んだところへ、
「わたしの(水風船)、取らないで! 」
と女の子がドンと体当たりした。
「!? 」
「公哉さんっ」
「高輪ッ」
「高輪くん! 」
人の流れが俺たちをよけていく。頭から転んだ高輪くんに驚いたのか、女の子は水風船を持たずに走って逃げてしまった。
「たなかわさん! 痛いよっ」
咲也くんまで高輪くんを心配する。
「・・だ、大丈夫。それより」
高輪くんが金魚の袋を持ち上げた。
「咲也、金魚は無事だったよ」
でも、水がずいぶん少なくなってる。どうしよう。と悩む姿に、通りすがりの人が、
「はい、これ。まだ残ってるから金魚の水に入れてあげて。日本の水だから、お家に帰るくらいなら保つと思うわ」
ペットボトルを差し出してくれた。
「あ・・。
ありがとうございます」
「いいのよ。私も助けてもらったことがあるから」
浴衣の似合う女の人が柔らかく笑って、
「坊や、かっこいいお父さんね」
と咲也くんの頭を撫で、一緒にいた人に促されてバイバイと手を振って去っていく。

「良かったな、咲也」
地面に座り込んだまま金魚の水を袋に足し、様子を見てから咲也くんに渡し、立ち上がる高輪くん。
咲也くんを呼び捨てにしてるのには気付いてないようだ。
「大丈夫か? 」
丸山くんが聞く。
「ん、まあ。ドジッたよ。まさか体当たりされるとは思わなかった」
苦笑する高輪くん。


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