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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*転がって、目が変わる-7

前回の続き。内海くん視点からです。  ~~ から~~ の間です。


~~ 智のゼミ展示の部屋に戻ると、
「内海っ、佐田さんは・・っ! 」
顔をこわばらせた智が駆け寄ってきた。

俺のことを心配してるのを見るのは久しぶりだ。

顔がにやけそうになるのをこらえながら、
「大丈夫だ。運よくおまえの叔父さんが来てたから・・」
「和叔父さんが?! 」
俺の話の途中なのに、‘和叔父さん’と聞いただけで走り出しそうになる。
「落ち着けって。
今おまえが出てったらアウトだぞ。それに、優菜ちゃん、どーするんだ」
腕を捕まえ、言い聞かせる。
あ、と気付いた顔であの子を振り返った。

青い顔して立ちつくしてる、智の彼女。
無意識だろうけど、おまえ今、彼女より叔父さんを取ったんだぞ?

「優菜ちゃん・・。ごめん」
「わ・たし、大丈夫ですから」

青い顔してるのに、健気だな。
智、放って行くなよ。

「・・・ううん。和叔父さんなら何とかしてくれる。今は優菜ちゃんが大事だ。
先輩たち、みんな。悪いけど優菜ちゃん送ってく」
彼女の肩を抱き寄せて宣言。

おお、カッコいいねぇ。

「分かった。行ってこい」
「そのジャケットは脱げよ」
全員、二人の味方だ。もちろん俺も。

「頼みます」 ~~

優菜ちゃんにはスカーフを頭から巻いてもらって、俺は帽子をかぶり、少しでも顔を隠して部屋を出る。
みんなで考えた最短コースをスマホに落とし、校門に近付いてもう少し、と思った時、着信
音。
ギクリとして、立ち止まる。
「智さん・・」
「大丈夫だって」
発信が内海だったから優菜ちゃんにもそれを見せ、校門柱のそばに行く。



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コメント

No title

折角の学祭が、とんだことになってしまったね…
まぁ皆、このヤバそうな状況を察して味方になってくれてるし
それに和叔父さんも登場してくれたようだから
今は優菜ちゃんのヒーローとしてちゃんと何事もなく送るのだ❗️

あ、内海君❗️君も十分にヒーローだよー❣️

Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。


> 折角の学祭が、とんだことになってしまったね…
>
> 今は優菜ちゃんのヒーローとしてちゃんと何事もなく送るのだ❗️

そうそう。今が優菜ちゃんのナイトだもんね!しっかりガードするんだよ。ファイト!
困難があるほど強く結ばれる。・・はあると思うよ、優菜ちゃん。でも、ここはBLなんだ。。ごめんね~~


> あ、内海君❗️君も十分にヒーローだよー❣️

「(チェッ)俺は付けたしですよ、どうせ。けど、その智を守ってるのはおれなんですから忘れないでくださいよ」
はいはい。



ありがとうございました。
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