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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*頼みごとー3

時代劇の格好は、内海くんだけではありませんでしたー。




「なあ、おまえの叔父さん、かっこいいな。」
時間になってブースへ行くと内海がそう言ってきた。昼はこの格好で食べに行き、ついで
に宣伝もしたと言う。


「だろー。頭もいいんだ。ここのアイディアも和叔父さんがヒントくれてさ。」
「・・ふーん。」
「あ・・、今の内緒な。和叔父さんが気にするんだ。余計な口出ししたかもしれないって。そうそう、内海よく似合ってた、ってさ。思わず立ち止ったって笑ってた。」
「んなことないけど。
『俺の出した案で上手く行ったんなら何か寄こせ』 なんて言うのとは大違いだ。」
「あー、柏田ね。でもあいつが探してきたんじゃないか?それ」

江戸時代と現代の比較・・、は和叔父さんのヒント。
「現在の状況だけじゃなく、過去の、例えば江戸時代の環境と比較して・・、と言うのも面白いと思うよ。」
俺が文化祭の事でぼやいていたらそう教えてくれて。ミーティングの時出したらとんとん拍子に決まった。
「それなら誰か、江戸時代のカッコ、させようぜ。」
これは柏田。面白がるのが好きで何かしら言いだす。今回は全員一致で賛成し、結果内海がこうしてる。

「俺はおまえのが見たかったな―。」
内海が言う。
「俺?だめだめ、おまえほど厚みがない。案山子に着物着せたみたいになるから。」
「そおかあ?柏田より似合うと思うけど」
「俺が何だってー?」
「っわ、いて、痛てっ、放せよ・・っ」
噂をすれば何とやら。柏田が交替しにやってきたところだった。
「俺だってイケてるんだよ。」
内海の両耳を引っ張ってるのは読み売りや、の扮装をした柏田。

「時代劇でさ、あの、『さあさあ皆の衆、鼠小僧がまたやってくれたよッ』とか言いながら号外みたいなの売ってるじゃん。あれ、やりたいんだよね、俺。」
と言っていた通りなりきっていて、ついでにブースの宣伝のビラ配りもしていた。
「写メだって撮られたんだぜ。」
「よかったな。」

1日目が終わりざっと片付けているとメールが来た。
「優奈ちゃん。・・・えー」
「智、どうかしたのか?」
「あ、別に。」
ようやく着替えた内海に答えながらちょっと落ち込む。メールは、

::能見さん、せっかく誘ってくれたのに、ごめんなさい。明日、親戚が来ることになって、行けなくなりました。」

だった。
(しょうがないか。来年もあるし)







 智くん、残念。そして内海くんの微妙な野望、’智くんの着物姿’もお預けでした~~。
見たのは、優奈ちゃんと和叔父さんだけ♪


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コメント

No title

学祭の内海君。
一つのガッカリと一つの喜び?(着物と優奈ちゃん)
プラス、和叔父さんのカッコ良さにも少々凹み気味かしら?ww
智君が恋愛にちょーっぴりウトイこでよかった?

>「俺はおまえのが見たかったな―。」

なーんて、どう考えてもねぇ、ますみ様♪
後ろにハートマークついてますよねぇ❤



(来年)
ど~なのかなぁ~~フフッ 腐腐♪





Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。

>学祭の内海君。

はい。いきなり出現の生(笑)和叔父さんに凹みました♪ 話には聞いていた智くんの自慢の’和叔父さん’。見ると聞くとじゃ大違い。
そして意識しちゃいます~。あんな男性(ひと)が横に居るんだ、って。導火線に火が付きましたヨッ。


> 後ろにハートマークついてますよねぇ❤

ついてましたねー。誰も気付いてない所がまた。。そう、智くんも分からない(くーっ)。内海くんは親友的ポジションですもの、これっぽちも思ってません。かわいそー。

ま、これからです。
大学はあと2年なります。  来年は、優奈ちゃんがいるか??




ありがとうございました。
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