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『耳から始まる恋愛』

耳から始まる恋4

智くんはまだらぶらぶ。 周囲の状況の微妙な変化に気付きません。






文化祭が終わると後期試験までの間、ゼミやらバイトに励む奴やらで、別の意味で忙しくなる。
俺もご多分にもれず時間に追われる毎日。癒しはもちろん優奈ちゃんだ。

「クリスマスは平日だけど、会いに行くくらいはできそう。」
「智、顔が崩れてる。」
学食でスマホを取り出し、カレンダーを眺めながら予定を確かめていると内海が呆れた声を出す。
「いーじゃんか。あ、なぁ内海、聞いていい?女の子に初めてプレゼントするのって何がいいんだろ?」
「・・・知らん。」
「え、何で?おまえ付き合ってる彼女に買ってやってるんじゃなかったっけ?」
「あいつらは『わー、これいいなぁ。私好き。』だとか『あ、これ、私の気に入ってるシリーズなんだ。』とかデートの時にアピってくるんだよ。そんなの買って渡すだけだ。」
「夢が無いなあ」
「おまえの方は?言ってこないのか?」
「優奈ちゃんはそんなこと言いませーん。だから悩むんじゃないか。」
「そうか、頑張れよ。」
ぷいと席を立って行ってしまう内海。
「変な奴。」


夜、部屋で待っていると着信音が鳴る。 来た。急いでスマホを取って、
― もしもしっ。」
― そんなに焦らなくても。どうしたの?相談って」
和叔父さんが電話の向こうで笑ってる。

内海が行ってしまってから相談相手もいなくて、和叔父さんにSMS。時間を決めて電話
してもらっている。

― あのさ、優奈ちゃんのことなんだけど。」
― ・・僕より友達の方が良いんじゃないかい?年が違いすぎる。」
― したけど、『頑張れよ』って相談にも乗ってくれなくってさぁ。和叔父さんだけなんだ
  よ、頼れるの。」
― ・・・分かった。何の相談?」
― プレゼント。全然分かんなくってさ。値段とかも分からないし・・・」
今度はため息が聞こえた。
― 和叔父さーん、お願い。」
― 十二月二十日くらいに時間が取れる日、あるかい?」
― え、と、、今すぐは分かんない。」
― じゃあ、日にちとか連絡して。一緒に探しに行くから。」
― ほんと?よかったー。ありがと。」
飛びあがらんばかりにして喜ぶ俺のはしゃぐ様子が伝わったのか。和叔父さん、
― あんまりはしゃぐと、部屋が揺れるよ。」
笑いを滲ませながらそう言った。






和叔父さんも内海くんも、智くんの恋路が上手く行くのを見てるの、複雑でしょう。
バランスが崩れるのは、誰からでしょうね。



そうそう。
コメントくださってる蝶丸さまから教えていただいた、アンチエイジングの目薬、手に入れました!
他の市販の目薬より刺激が少ないようです。容器も中身もおしゃれで、効果がありそう。

まずは続けることですね。






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コメント

No title

内海君彼女いたんだ❗( ゜o゜)
いないと思ってたぁ…
最初から智君にかと…(* ̄∇ ̄*)

智君ラブラブなんだろうけど
何だか、『恋に恋してる』
そんな風にも思えるのですが。。。

でも、そんな時期もまた楽しいのも事実なんですよネェ♪
頭の中で色々妄想してるのがワクドキするww

バランスを崩す…
案外紫朗君辺りがキッカケ作って、智君自身が
それこそ悟ったりして?!!!(゜ロ゜ノ)ノ ナハッナハッw





Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。

>内海君彼女いたんだ❗( ゜o゜)

はい、いたんです。でも、友だち・・特に智くん優先してる、彼女に冷たい男。彼女の方はそれを、
「クールでカッコイイ。」な―んて思ってます。ズレてるんだけど、フォローもしてない内海くんでした。。
きっと二者択一を迫られたら、即行智くんとるだろう・・。


>何だか、『恋に恋してる』
そんな風にも思えるのですが。。。

です。女の子とちゃんとお付き合いするの初めてですから、今は頭が常春。マンガやRPGみたいなことを想像してます~。


>バランスを崩す…

紫朗さんたちは今回は関わらないんです。どちらかと言えば和弘さんが・・・・、、内緒でした。
近いうちにまたデート?します。う腐。
悟りは・・、まだ先ですなァ(←誰??)




ありがとうございました。
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