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『プリズム』

『プリズム』21**ガール・フレンドー10

後半、ちょっとだけRになるので(R-15?)年齢に達しないかた、苦手な方はご遠慮ください。 大丈夫な方、スクロールしてどうぞ。






















お父さん、あんまり先走っても崇が困るわよ?  それに、時期が来たらちゃんと紹介してくれるわ。ねぇ、崇?」
「あ・・、うん」
「それなら、いいか・・・。や、別に急ぐ訳じゃないからな。
ただ、父さんも親戚の子供たちだけじゃなく、崇の子供にも小さな椅子とか積木とか、作ってやりたいんだ。
 結構評判いいんだぞ」
「そうだったわねー。夏休みの自由工作に、って頼まれた事もあったし」
父さんのポロリとこぼした本音と自慢に、母さんが笑いながら補足する。

俺は、いきなり聞かされた話の内容に内心焦っていた。
ひろさんは会話に加わらず、黙って聞いている。

「ああそうだ、範裕くん。君も結婚するときには言ってくれ。棚の一つもプレゼントする」
「・・ありがとうございます。その時にはぜひ」
口調にハッとしてひろさんを見ると、営業用の笑顔になって・・・いた。

「そうそう崇、プレゼントって?」
母さんが話を元に戻す。
「え、と、鞄の中 」
「そう言うのは先に言ってくれないと。せっかく買って来てくれたんでしょ?出して」
「はいはい」
玄関に置きっぱなしだった鞄を取ってきて、
「これ、母さんの分。こっちは父さん」
「範裕さんには?」
「あるよ。 あるけど、ひ・・範裕さんは当日だって会えるから今日は持って来てない」

見せたら絶対何か言われる。特に母さんが。

「そう?じゃあいいわ」
それ以上追及されることも無く、父さんもエプロンを喜んでくれて、
「二人からもらって、揃うのがいいなあ」
いそいそ両方着けてみて笑っている。

「範裕さん、明日休みなんでしょう?泊まっていってね」
良い気分の父さんが一番先に眠くなって部屋へ行き、片付けをしながら母さんが当然のように口にする。
「・・・いいんですか?」
「遠慮する必要なんてないでしょ? 崇、お風呂一緒に入っちゃって。時間空くと冷めるから」
「わかった」


「ごめん・・・、ひろさん」
「どうして謝る?お父さんは普通の希望を言ったまでだ。おまえが気にする事じゃない」
「でも」
「ほら、交替だ。のぼせるぞ、崇」
風呂の中で順番に髪や体を洗い、さすがに男二人は入れない湯船に浸かっていた俺は、ひろさんの言葉に立ちあがる。

「あ」

「・・っ、触るな」

ひろさんが体を捻って、俺の手が触れたところを逃がそうとする。
顔が赤くなったのは、そこに、俺の痕があるからだ。
「やだ。俺の付けたものだし、いいじゃないか」
「崇・・・ッ」
洗い場に立って並べば、水気を含んで光る肌が俺を刺激し、逃げられないように背中から両手で捕まえる。

「ひろさん」

風呂場に二人で、なんて、・・・・・事故で怪我をして以来だ。
「ば・・かな事してないで、放せ」
「なんで?」
ベッド以外で、裸で密着するなんてそうはないから、妙に興奮して、そのまま抱きつく。
「ひろさん・・。好きだ」
耳たぶを舐めながら小声で言うと、一瞬体を硬くしてから力が抜け、頬が赤くなった。
そそられて、耳の後ろに口付ける。
「んぁ・・っ」
震えて、背筋を伸ばすように反応するから、俺も。
「ば・ばか、ここでそんな」
ひろさんの声が狼狽え、離れようとする。
「ひろさん、急に動くと、転ぶよ」
わざと腰を押し付け、胸に腕を回して撫で回すと、音を立てて息を吸う。
「やめ・・」
動けば、カタチになりはじめている俺の雄がもろに当たるからそれも出来ず、ひろさんは言葉で俺を止めようとした。

「ここでは。 音が、響く・・・から」

「ひろさんが大声出さなきゃ、わかんないよ」
指で探って胸の小さな突起をぐっと押す。ビクッと体が撥ね、大きな息が漏れた。







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 新井く―ん、自宅だよ?お母さん、まで、起きてるよ~~~っ。
と叫んでみる。



 
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コメント

No title

うぅ……
苑田君の営業スマイルが悲しい…
割りきろうと思ってもなかなか上手く割りきれるものではないですよね…
こういうところは、まだまだ新井君には実感が薄いようにも思える(..)
覚悟が足らないって言うか、
勿論いろんな事にタイミングが必要なのも有るけど
もう少し自分でちゃんと答えられるとかしないと
結局苑田君を悲しませることになっちゃうんじゃないかな?

こらっ!崇!!
頼ってイイ事とそうでない事の区別を
そろそろちゃんとつけようね!

新井母さん、一緒にお風呂と言ったのは
ホントに冷めるからって理由?
それとも気をきかせた? 腐腐ッ

ヒロさんが大声出さなきゃって…
新井父さんが余程デッカイ鼾かいてなければ
結構聞こえるよ~~~( 〃▽〃)ww

Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。


> 割りきろうと思ってもなかなか上手く割りきれるものではないですよね…

新井と―さんの話を聞いたあとではね・・・。かと言って繋いだ手は離せない。自分にしても跡継ぎ。納得していても外からの声には複雑な気持ちになってしまいます。
新井くんはまだ分からない部分が多いから、呑気というか鈍いと言うか(苦笑)。


> こらっ!崇!!
> 頼ってイイ事とそうでない事の区別を

直面するまで分からないと思いますよ~~。学習能力は高い方・・だと思うので経験すればなんとかなると、き・期待しましょう、うん。


> 新井母さん、一緒にお風呂と言ったのは

さーどうでしょう?寝る前のお風呂は習慣ですけど・・・。腐


> ヒロさんが大声出さなきゃって…

どうする?我慢する?・・・ヤってしま腐?ただ、そのままだと困るのは苑田、と。
新井くんが見つけちゃうからなあ。クスクス。 どうなるんでしょ。。



ありがとうございました。
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