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『プリズム』

『プリズム』5*ライバルと過去ー6

今日もRです。くれぐれも18才未満、苦手な方はご遠慮ください。大丈夫な方はスクロールして、どうぞ。


























「進藤はどうした?まだ始めない気か?」
ソファーに座っていた一人が手を上げ給仕を呼ぶ。酒を頼むついでのようにそう聞くのが耳に入る。
(俺は、見世物じゃない。)
悔しくて声の主を探せば男が一人立ち上がりこちらへ来るのが見えた。体格のいい、見栄えのする体はまるで肉食獣が近づいてくるようだが、キッと見返せば面白そうな顔をして口角を上げて笑う。
目の前に立ち、無造作に顎を捕えて直視してきた。射抜く視線に怯まずいると、
「香川さん。手を出されては困ります。それとも仲間に入りますか?」
進藤の声が。商談がすんだようだ。顔を動かせないので目だけで見れば、機嫌がいい。うまくいったのだろう。さっきの二人もいた。
「ふん。仲間にはいれば見返りを寄こせと言うんだろう?」
「よくご存じで。
なにしろこれはようやく連れてきたものなので、高く売るに越した事はありませんからね。」
「商売熱心なことだ。」
香川と呼ばれた男は面白くなさそうに呟くともう一度俺に視線を戻したあと手を放し、席に戻っていく。
「苑田、喜べよ。おまえのお陰で商談は成立だ。」
入れ替わって前に立った進藤が言った。
「・・・それなら俺の役目はもう終っただろう?帰らせてくれ。」
「帰る?・・はは、本気で言ってるのか?おまえの役目はまだ残ってるんだ。大事な接待の仕事がな。」
「接待?」
「そうとも。おまえに似合いの’接待‘が。せいぜい可愛がってもらえ。」
侮蔑の視線を投げ、
「ではどうぞご自由に。時間が来たら戻ります。」
俺の背中側に立っている二人に阿る(おもねる)口調で頭を軽く下げると部屋を出て行こうとする。
「進藤!」
「お・・っと。君の相手は我々だ。」
「そうそう。楽しませてくれよ?進藤くんはずい分無茶を言ってきたからねえ。」
河中と、もう一人が前へ回ってきて含み笑いながらにやつく。

そして、俺にとって忌まわしい夜が、始まった。




「ネクタイはこのままの方がいいだろう。」
「シャツの釦(ボタン)は?外しますか?」
「ああ。」
苑田を上から下まで眺め回した二人はいちいち口に出して、目を閉じた苑田に聞かせながら実行する。
乾いた指先が肌に触れ、悪寒が走った。
「可愛い反応だね、苑田くん?だが・・、じきに悦くなる。」
身震いしたのを感じ取った河中がそう言ってシャツをはだける。
「うん。こういうのも好みだ。」
白のY字タンクトップに舌なめずりし、布地の上から撫で回す。本気で鳥肌が立ったが、河中は気にする様子もない。
「男の胸とはいえ、こうすると感じるんだよ。」
言いながらシャツを捲りあげ、晒された胸の粒を、く、と爪で挟む。
「いっ・・・」
痛みしか感じなかったが、指の腹で押し回され、弾かれるうちに快感がもたらされてくる。
「・・・・ん・・ぅ・・ぁ」
押さえきれずもれた声を聞きとられ、
「初めてなのに、もういい声で鳴くんだな。」
粘りつくような声で揶揄される。恥ずかしさで全身が熱くなった。
「では、私も始めさせてもらおうか。」
いつの間にか背後に回っていたもう一人が、ぐい、と後ろから下着を引き下ろす。
「やめろっ」
言葉だけでしか抵抗できないがせめてもの意地で拒む。
「フフ・・・。いいね。やりがいがある。」
剥き出しになった臀部をピシャリと叩き、その男は何かを塗った手で苑田の双丘を撫でさすった。











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コメント

No title

目に入った下の排水口が意味するのは・・・?と、
昨日から考えているのですが、
一つ二つは思い浮かぶんですけど、的外れな気がするので書くのはやめときます(笑)

こんな風に苑田くん、開発されちゃうんですね。
開発なんて良いほうの言葉じゃないか。。。
屈辱以外の何もなさそう。(現時点では?)

香川さんもこの時点で居たんですね!!
竿無しなのに、見るのと手だけ出す事はお好きなのね♪

怖いもの見たさになってきてます!! 
今日も宜しくお願いします。

ますみ様、お歳がばれちゃいましたヨ 宜しかったのですか(笑)

Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。

>目に入った下の排水口が意味するのは・・・?

ベタな展開になると思います。うさメリさまの想像、きっと当たってますよ。


>こんな風に苑田くん、開発されちゃうんですね

ええ、無理やり。進藤にしてみればあれ(苑田の兄・隆裕)の弟なんだ・・、って思いでしょう。まあ、男性はバイの要素ある割合が多いようですけど。現時点で苑田はノーマルです。


>香川さんもこの時点で居たんですね!!

ほほ、色事は嫌いじゃないですから。他の仕事で来てたんですが。苑田との出会いは偶然でした。
結局手は出さない(ベッドインまで行かない・・はず。あれ?)けど、(苑田を)気に入っちゃうんですよー。


>お歳がばれちゃいました

これは・・・今更です。ずーっと前のコメにも出してました(ただし。干支で)。ここまで来たんで、もういいかなって(苦笑)。これからは若作りに励みます(え?)。


ありがとうございました。

ついに・・・

こんな取引の為に利用されたのか 苑田さん 思い出には辛いよね
しかし なぜに現在に至っても腹黒進藤に無茶嫌な態度してないのでしょうね これが読み手の面白さ 謎が深まります 

Re: ついに・・・

nichika さま。 ようこそ。

>こんな取引の為に利用された

進藤にとって食い込みたい相手でしたから、使えるものは何でも・・、だったんです。
苑田、いい迷惑(苦笑)。


>なぜに現在に至っても腹黒進藤に無茶嫌な態度してないのでしょう

お兄さんの相手が夫で父親だったから、というのがあると思います。それに、進藤がその人(叔父)を尊敬していたのも過去に聞いてましたし・・・。
心境的には 「どうにでもなれ」 が半分くらい?

でも、立ち上がる時が来ます。’彼’のために。む腐腐。 まだ遠いですがケリをつけられますよ。
ただ今は出来ませんね~~・・・。

あのー、今週Rで終わるかもしれませんけど、大丈夫ですか??


ありがとうございました。
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