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『プリズム』

『プリズム』26*G・Wの再会ー16

「今日はお家のみんなで山登りしたの? 」
「うん。えみもあるいたんだよ」
「偉かったね」
今度は頭を。
「ぼくだって、リュックであるいたんだよ! 」
だいきくん、が割り込んでくる。
「ぼく、お兄ちゃんだから、えみの手つないでたんだ」
「そうか、お兄ちゃんか。偉かったな、だいきくん」
ひろさん、嫌がりもせずだいきくんも誉めている。 兄妹二人とも、ご機嫌になった。

「あらあら懐いちゃって。ごめんなさいね、あの・・」
「苑田です、奥さん。可愛いお子さんたちですね」
片付けを終わらせた先輩の奥さんが俺たちに話しかける。心なしか顔が赤くなってるような・・・。

「おい、ここで食べるんだろ? 新井」
「あっ、そうです! 」
そうだった。それが目的だった。
「ありがたく使わせていただきますっ」
「いや、俺も久しぶりに山で新井に会えて懐かしかった」
ポンと肩を叩く。
「それなら記念撮影でもする? あなた」
「おっ、それいいな」
どうだと聞かれ、断る理由も無いので鳴和ファミリーと写真に収まる。
「おまえのアドレスは? 」
せっかくだから写真転送してやる。 とアドレス交換もし、近々遊びに来い、と言われながら別れた。

「大貴くんと恵美ちゃん、可愛かったね」
「ああ、あんなに小さいのに頑張って山へ登るなんて」
「でも、大貴くん、来年小学校だって言ってたよ」
そんな会話をしながら広げた弁当を食べる。
「ん~~っ、美味い」
「外で食べると気分も違うな」
それにひろさんの手造りだし。  と嬉しい気持ちを‘おにぎらず’と一緒に噛みしめる。





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 鳴和ファミリー、苑田のファンになったようです。
新井くん、妬くなよー(笑)。
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コメント

No title

ホッペの次は頭を。
頭の次は奥さんのハートをww

小さな心の疼きが新井君に襲ったものの、
苑田君の作った美味しいお弁当でそれも帳消しになったかな?www

でも…
無邪気に山を楽しむ新井君に対して
鳴和ファミリーを見た苑田君はちょっと複雑な気持ちも表れたかもしれないな?と
フト…思ってしまったワタクシです(^_^;)
苑田君の事だから
新井君にはこのようなシチュを与えてやれないって
気を回し過ぎている気がする…

Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。


> ホッペの次は頭を。
> 頭の次は奥さんのハートをww

苑田、無意識なんです。だから新井くんも胸の内で不満を言うしかない笑)。
元々優しい性格。子供だって大好きですもの。


> 鳴和ファミリーを見た苑田君はちょっと複雑な気持ちも表れたかもしれないな?と

今はまだ・・。山の雰囲気と鳴和ファミリーの明るさを楽しんでいる方が大きいです。それに、横には先輩顔した新井くん♪
いつもと違う状況を面白がっていました。


> 苑田君の事だから
> 新井君にはこのようなシチュを与えてやれないって

二人でいる時は蓋をしています、苑田。一人になったらまた悩む・・でしょうけど。
新井くんが言い切りましたから。 「ひろさんが、いいんだ」って。 なので、この問題に関しては、まあ・・、一種のタブーでしょう。

いつかまた悩むまで、置いておくようです。  前向き思考になったのも、新井くんのお蔭♡  恋は偉大だ~~。
羨ましいゾ。



ありがとうございました。
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