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『耳から始まる恋愛』

『耳から始まる恋愛』*カラコンと名前-20

智くん、仲直りのきっかけ、出来たかな?



つられて笑った俺の顔を、不思議そうに見た支店長さん。パチパチ瞬きした後、
「失礼だけど、君・・、能見くんに似てないかい? 」
今までの熱意ある態度とは違う、おどおどしたような聞き方に、悪いと思ったけど吹き出した。
「ご、ごめん。他人の空似だよね」
「い・・いいえ、おれ・・、じゃない、ぼ、私の叔父なんです」
まだ笑いたかったけど、何とか抑えて返事する。支店長さんの目が丸くなって、
「・・ええっ、能見くんの子供なのかい?!」
座ったままのけ反る。
「支店長、違います。智は兄の子、私の甥です。・・・聞き間違えないでください。」
和叔父さんが即訂正する。

支店長さん、’叔父‘を’父‘と聞き間違えたのか?

「あ、ああ、甥・・。そうか、甥っ子さんか。
あれ? じゃ、親戚なのか? 」
「そうです。今日は偶然出会って、会社見学をしていると言うので誘ったんです」
そうだね、と目で確認を求められ、
「はい、俺たち思い立って自主的に会社見学してて能見さんに会ったんです」
と涼二。
「そう、なんだ。いや、びっくるしたなー」
「支店長・・」
困った顔で笑う和叔父さんの横で、支店長さんは頭を掻いていた。


「「ありがとうございました」」
「「お世話になりました」」
二つの挨拶をして、外へ出る。
「また気が向いたらいらっしゃい」
「はい」
「支店長、道が分かるところまで送って来ます」
和叔父さん、俺たちと一緒に出てくる。
「あの、大丈夫です。分かりますから」
内海がなぜか突っかかるみたいに言い、行こう、と俺の腕を取った。

「智、ジャケット・・預かってるから」

小さな声が耳に届く。
足が止まった、けど、振り返らなかった。



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 どうやら和叔父さんの方からボールが投げられたよう。
智くん、受け取る?


それから。
鍵付き拍手を頂いたBeさま。
お返事が遅くなって済みませんっ。 進展は・・、ちょびっと、でした。 次回こそは2歩も3歩も進むかと。。
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コメント

No title

支店長さんお仕事以外では、ほにゃらぁ~とした感じのお方のようでww

和叔父さん、話がしたかったのにねぇ…
何故か内海君が邪魔をするwww

ジャケット預かりの言葉が聞こえて
自分も支店長さんの言葉から
動いてみたら何かが変わると悟る事も出来たわけだから
せっかくだから、動いてみないとだわね!!

気がかりを無くす良いキッカケだぞ~ 頑張れ~(*^。^*)
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