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『プリズム』

『プリズム』27*知られても-15

すみませんーー!一話分飛ばしてしまいました・・っ。訂正させていただきました・・(汗)。


「はい。
気が付いてしまったんです。俺が・・、俺が絹里さんに対して持っていた感情は恋ではなくて、好意だったと。
自分より、結婚して家庭を作り、子どもが出来ることを楽しみにしている両親のために結婚したいと思っていた事を」

まっすぐ中畝さんを見て、言わなければならない事を言う。

「本当に好きな人が傷つくのを見て、初めて気が付いたんです。だから絹里さんを選べなかった」


「それは・・、絹里さんのほかに好きな人がいるということなのか? 」
中畝さんの言葉の最後が、震えていた。

「そうです。
俺にはもう、愛してる人がいます。力が足りなくても守りたい人がいるんです」
過去、絹里さんを傷つけ、今また中畝さんも傷つけるかもしれない。でも譲れないんだ。
「な 」
一音だけ発して、中畝さんが固まった。


氷の小さな、カラッ、と崩れた音にハッと意識を動かし、俺を見直す。
「・・いつから、その人を愛している、んだ? 」
「一年以上前からです」
「絹里さんと、付き合う前からか? 」
「はい」
嘘はつけない。苑田さんにも、絹里さんの為にも。中畝さんの目が険しくなった。
「それならどうして付き合ったりした」
タンッ、と持っていたグラスを置く。
「最初に断れば彼女だって傷つかずに済んだはずだ。それなのに君は黙って半年も彼女と付き合い、騙していたのか? 」
「いいえ。
騙していた訳じゃありません。俺は絹里さんに『好き嫌いで分けるなら好き』だと言いました。
言い訳になるのは分かっています。でも・・、社内報に出なければもっと」
「同じことだ、彼女にとっては。そして君はか・・、絹里さんを泣かせた」
何度も‘彼女’と言ってたことに気が付いたのか言い直す。
泣かせた・・、事実だ。





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 自分で自分をべしっと叩いておりました。。 ごめんなさい~~。
時間に来て読まれた方、驚かれたでしょうねきっと・・・。



 
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