FC2ブログ

本文

『耳から始まる恋愛』*カラコンと名前-33

文化祭、一般公開の当日。
「ね、和叔父さん、どう? 」
「いいんじゃないか」
もう三回目だよ。笑いながら言うけど、和叔父さんはもう一度俺を上から下まで見て一つ頷いた。
「大丈夫。似合ってる」
「そっか。ありがと・・・って、もう時間! 行って来ます! 」
いってらっしゃいの声を背中で聞いて、速足で駅へ向かう。

「優奈ちゃん、居てくれるかなあ」

まだそんなに経っていないのに、懐かしい気がする母校。俺もあの中にいたんだと思うけど、中に入ると圧倒される。
「エネルギーがすごいなー」
展示も屋台も熱気がこもってる。
「え、と」
展示案内を見ながら三階へ。少し静かなのは文科系の展示が多いからだろう。
「あった」
どんな合作なんだろうとわくわくしながら足を踏み入れ、・・・。
気付かれる前にさっと身を引いた。
(なんであいつがいるんだよ)

米原謙斗。

俺のこと睨んだ、優奈ちゃんの、『先輩』。
あいつ、卒業したはずだろ? どうして優奈ちゃんの横にいて笑ってるんだ?
 



↓ランキングに参加しています。ポチッとしていただけると励みになります♪
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ

関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

和叔父さんに見立ててもらって
学祭にお出掛け。
和叔父さんチョット複雑混じり‥かな?

智くんが彼氏なのに何故か隠れるww
来たよって現れちゃえばいいのにねぇ。
もう一歩堂々と踏み出せないのは
何故なのでしょうかねぇ…(* ̄∇ ̄*)
(色々想像出来ますww)

Re: No title

うさメリさま。 ようこそ。


> 和叔父さんチョット複雑混じり‥かな?

「頼まれたら、嫌とは言えませんから。 ウキウキ出掛けて行く智は見送らなかった、です。
こっちを向いてくれと、言えませんものね」
ため息ついて出掛けちゃいましたよー、和弘さん。


> 智くんが彼氏なのに何故か隠れるww

つい隠れちゃった♪ 同じ高校、米原クンより先輩で、優奈ちゃんの彼氏なのにネェ。 
よっぽどいい雰囲気だったのかしら。
頑張れ、智くん。 和叔父さんが太鼓判押してくれたんだからさ! あ、でも。
あんまり応援したらBLにならなくなるー・・。 おバカさんですな私。



ありがとうございました。
トラックバック
コメントフォーム













管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ますみ

Author:ますみ
FC2ブログへようこそ!
BLと、雑談をしています。週末オープン。

最新トラックバック
フリーエリア
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
ようこそいらっしゃいました!
よろしければポチっとしてください(ペコ)。

Page Top